深み|Suminagashi Pocket Tee,Suminagashi Tee|KUON 24SS|えん -en-

深み

こんばんは。池田です。

遂に6月に突入。
よくよく考えると、今月が終わってしまうと2024年も折り返しになるんですね。
末恐ろしい限り。
もう少しのんびりと時間が過ぎていってくれたら良いのですが、なかなかそう上手くはいかないものですね。
ついつい時の流れの早さに憂いてしまいますが、それを考え始めると深みにはまってしまうので、あまり考えないようにした方が良さそうです。
むしろその方が時の流れの早さを感じにくいかもしれませんし。
頭を空っぽにして日々楽しんでいきましょう。

6月に入り、元々ご近所で営業していたDells Coffeeさんが、明日移転オープンされるとのことで非常に楽しみです。
少し離れてはしまいましたが、また店舗であの深みのあるコーヒーが飲めるなんて。
これまでは間借りで営業されていて、何度かテイクアウトもしていたのですが、やはり店舗で飲むのは格別な気がします。
味が変わるわけではないですが、ひとつの体験としてより深みが出ますもんね。
その空間で飲むことで全てを感じ取れると言いますか。
とやかく言っていますが、非常に美味しいコーヒーが飲めるので皆さんも是非。

深み|Suminagashi Pocket Tee,Suminagashi Tee|KUON 24SS|えん -en-

宣伝すると急に深みが感じられないな、と反省しながら、本日はKUONのSuminagashi Pocket TeeとSuminagashi Teeのご紹介を。
増していく深みが楽しみなアイテムたちです。

深み|Suminagashi Pocket Tee,Suminagashi Tee|KUON 24SS|えん -en-

何度も言ってしまっていますが、この墨流しは今季を象徴するかのような柄ですね。
パンツたちをご紹介した『再現』でも墨流しについて触れましたが、このパンツたちは墨流しの柄を再現してプリントされたもの。
一方でこのカットソーたちは実際に墨流しで染められています。

深み|Suminagashi Pocket Tee,Suminagashi Tee|KUON 24SS|えん -en-

確かに墨流しを再現したプリントも非常に精緻な仕上がりだとは思いますが、やはり実際に染められたものとは異なる表情を感じられるでしょうか。
どこか深みのある表情と言いますか。
趣を感じてしまうような、奥ゆかしさがあるかと思います。

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その墨流しを胸ポケットとフロントのネック周りに施された2アイテム。
両者ともに実際の墨流しによる染色となっているため、着ていくうちに柄に味わいや深みが増していきますよ。
カットソーで経年変化を楽しめるものも少なからずありますが、多くは生地の経年変化なのかな、と勝手ながら思っています。
そうではなく、染色による柄の経年変化はあまり体験できない楽しみかもしれませんね。

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これから着初めて、この夏が終わった暁には、もしかしたら深みのある奥ゆかしさどころではなく、悟りを開く境地に達しているかもしれません。
H×Hの某会長のように。
自分でもよくわからない表現だとは思いつつ、兎にも角にも味わいや深みが増すということで。

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また、この両者の共通の生地には、通気性に優れた天竺生地が採用されています。
これが非常に柔らかく肌触りが良いですよ。
これからの時期には、1枚で着てこの心地良さを感じたくなりそう。

という、墨流しの染めと天竺生地を使用したカットソーたち。

深み|Suminagashi Pocket Tee,Suminagashi Tee|KUON 24SS|えん -en-
 
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まずはSuminagashi Pocket Teeから。
ボディ自体は天竺生地ですが、ポケットはキュプラとコットンの混紡生地が採用されています。
キュプラが入ることによって、さらりとしていたり、光沢を感じられる生地感に。

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墨流しの柄の入り方、コットンとの質感の違い、それらが対比するような関係性を築くことによって、より深みを感じられる気がしています。
コットン一辺倒ではなく、異素材で切り替え、さらに墨流し柄が上乗せ。
ポケTの枠に囚われない個性を感じられるのではないでしょうか。

深み|Suminagashi Pocket Tee,Suminagashi Tee|KUON 24SS|えん -en-
 
深み|Suminagashi Pocket Tee,Suminagashi Tee|KUON 24SS|えん -en-

一方のSuminagashi Tee。
こちらは前身頃を粗裁ち状態で墨流しの染色が施されています。
コットンキュプラと比較すると、ややぼやけたような色味の入り方をしているため、墨の深みに入っていってしまった感覚に陥ってしまうかもしれません。
靄のかかったようなこのぼやけ具合の経年変化も良い味を出してくれそうですね。

深み|Suminagashi Pocket Tee,Suminagashi Tee|KUON 24SS|えん -en-
 
深み|Suminagashi Pocket Tee,Suminagashi Tee|KUON 24SS|えん -en-
 
深み|Suminagashi Pocket Tee,Suminagashi Tee|KUON 24SS|えん -en-

加えて、特徴的なのがキモノスリーブを採用したパターン。
ここはKUONらしさを感じさせる要素ですね。
キモノスリーブが採用されることで、前身頃に染色とは言っても、バックにも少しだけ墨流し柄が見える秀逸さ。
これなら後ろ姿が寂しくなることもなさそうです。
インナーに着ても顔を覗かせてくれますし、人懐っこさのある性格なのかもしれませんね。

深み|Suminagashi Pocket Tee,Suminagashi Tee|KUON 24SS|えん -en-
 
深み|Suminagashi Pocket Tee,Suminagashi Tee|KUON 24SS|えん -en-

そしてサイズ感に関しては、Suminagashi Pocket Teeはスタンダードな設計のため、サイズはLとXLをセレクトしています。
反対にSuminagashi Teeはゆったりとしているため、MとLをセレクトしています。
画像は全て175cmの僕がLを着ているので、ご参考までに。

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Suminagashi Pocket Tee L,XL ¥11,000 (in tax)
 
深み|Suminagashi Pocket Tee,Suminagashi Tee|KUON 24SS|えん -en-
Suminagashi Tee M,L ¥24,200 (in tax)

人間性に深みを感じられることへの憧れをより一層強くさせてくれる存在ですね。
実際の墨流し柄の染色による深みだけでなく、経年変化によって深みが増していくKUONのカットソーたちを是非。

池田

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    こんばんは。池田です。 何やら西日本から梅雨が明け始めてきましたね。例年においてはもう少し長い気がしますし、実際もう少し長いはず。もちろん梅雨明けすることは喜ばしい限りではありますが、気温においてはまるで喜ばしくないですよね。もはや真夏の様相を呈してしまっているものの、さらに気温が高まるともなるともう危険でしかありません。ここ数年の春においても春ものを着る機会が少なかったところ、今年はさらに少ない、というよりもほとんどなかったですね。来年からはいよいよ二季が現実味を帯びてくることを予想しておきます。 二季が現実味を帯びてきようとも季節においては抗えないな、と肩を落としている中、先日の定休日には過酷な胃カメラと対峙してきました。もう辛さにおいては過去最も辛いと言っても過言ではないと思っている胃カメラ。案の定辛すぎましたし、案の定涙が溢れました。その辛さの後の検査結果も緊張してしまいましたが、結果においては健康体。ひと安心です。もし結果が悪くて営業できなくなってしまっては元も子もないですし、もしかしたらお酒が飲めなくなってしまうと考えると生き甲斐がなくなってしまうのでね。とはいえ、毎年お酒においては控えるように言われているのでほどほどにしておくことにします。   お酒を控えるという発言においてはまるで信憑性を感じさせない気もしながら、本日はBlanc YMのSILK COTTON SKIPPER SHIRTSのご紹介を。Blanc YMにおいては欠かせない存在の1着かと。 Blanc YMのアイテムは初めてのご紹介にはなりますが、Blanc YMのご紹介においては『始め』に書かせていただいているので気になる方はご覧いただければ。ご紹介とまでは言えない内容かもしれませんが悪しからず。 ということで、こちらのスキッパーシャツはBlanc YMにおいて定番アイテムとして展開されています。Blanc YMを既にご存知の方々からしたら、とやかく僕が書く必要がないほどの存在とも言えるかもしれませんね。それほど確立した存在ではないかと。 デザインにおいては至極シンプルと言えるでしょうか。もちろんシンプルであることは否定できませんが、それだけに留まることはもちろんありません。それだけに留まっていたらセレクトなんてしないので当たり前ですかね。 そんなこんなで見ていただければわかるかと思いますが、シンプルなだけに留まらないと感じさせるのがこのたっぷりとしたシルエット。ワイドシャツとアイテム説明にもある通り、ワイドシャツという名に偽りなしと言えるのではないでしょうか。ことスキッパーシャツにおいて抜けた雰囲気を欲してしまう僕としては、これぞ求めていたもの、と感じてしまいます。   と、ここで終わらないのがこのスキッパーシャツの魅力。通常においては前身頃と後ろ身頃の生地幅は同等程度もしくは後ろ身頃がやや幅広め、という設計が多いかと思います。ただ、このスキッパーシャツにおいては後ろ身頃の生地幅をたっぷりとることで、背面がふわりと膨らみのあるシルエットをもたらしてくれています。試しにポケットに手を突っ込んでみるとたっぷりさがわかりやすいでしょうか。   前後の身頃が同等程度のシャツにおいては背面のサイドタックの恩恵を感じづらいかもしれませんが、このたっぷりの後ろ身頃そもった設計においてはしっかりタックが入れられていることがわかる佇まいになっているかと思います。これも膨らみとともに独特なシルエットを描き出してくれるかもしれませんね。   他の設計部分においてはアームホールがぴんと直線的に走っている点も特徴的かと。身頃のふわりと膨らみあるシルエットとは打って変わっているとも言えそうです。ともなると、袖を捲らずに、むしろボタンを外してだらんとさせたくなってしまうかもしれません。なんて言いながら、僕はことシャツにおいてはボタンを留めずにだらんとさせるスタイルが好きなので、そうしたくなってしまうこと必至なんですけどね。 そこに採用されているのがシルクとコットンの混紡生地となっています。もしよくこの『はなし -diary-』をよくお読みいただいている方がいらっしゃったら、いや、いないか、というのはさておき、数ある生地において僕の最も好みであると言っても過言ではないのがシルクとコットンの混紡生地なんですよね。デザイナーの宮内さんにおいても好みの生地とのことで、案の定僕の好みに刺さりに刺さってしまったわけです。 この刺さりに刺さった生地のシルクについては生産時にどうしても出てしまう棉を使った短めなシルクノイル糸となっています。であるが故に、ネップやムラが生じる生地感に。これがとにかくたまりません。この生地感においては画像ではお伝えしづらいのですが、実物を見ていただければ間違いなく見てとれるネップ感のある表情に仕上がっているので是非実物をご覧いただければと。 それらのネップやムラのある生地感に加えて、ほわりとした空気を含んだような心地良さももたらしてくれています。シルエットに膨らみを感じさせるだけでなく、生地感においても膨らみを感じさせてくれ、より柔らかな存在に昇華した仕上がり。これはネップによる良い野暮感がありつつも軽やかな立ち振る舞いをしてくれており、もう文句なしですね。 シルク混ということもあり、秋冬ものにおいて欠かせない保温性があるだけでなく、通気性も持ち合わせているので真夏以外は着ていただけるかと思います。流石に真夏は厳しいようにも思いつつ、インナーにタンクトップなんかを差し込んでいただければ今の時期も着ていただけるような、厳しいような。薄手ではないのでもしかしたら今の時期も厳しいかもしれませんが、室内で過ごす時間が多い日であれば着ていただける、かなと。 上述したようにシルク混のほわりと膨らみある柔らかな生地が採用されていることに加え、実は設計においても生地の切り替えが少なくなっているため、綺麗な落ち感を映し出してくれているんですよね。シルエットに膨らみがあるとは言ったものの、この落ち感によって愛らし過ぎる印象は受けないはず。むしろ品さえ感じさせる佇まいになっているかと思います。...

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