鋭|6Pocket Panel Denim Jacket 2nd,10Pocket Panel Denim TRS|OPPOSE DUALITY 24AW|えん -en-

こんばんは。池田です。

今週のONE PIECEの最新話はもちろん面白かったものの、何か凄まじいことが明かされたり、怒涛の展開、とはならなかったですね。
それでもあの謎の人物の正体が明かされ、それには驚いてしまいました。
流石に鋭い考察をしている方々でも当てられた方はかなり少ないのではないでしょうか。
さらにその人物の設定がこれまで登場した人物にはない点もなんだか秀逸。
かなり濃い性格をしていそうです。
まだ盃を交わしたことを受け入れていないようですが、これからどう展開していくのか気になるところ。
あの謎の部屋からは脱出できたみたいですし、そろそろ精鋭揃い、と言えるのかはわかりませんが、あの島での冒険を早く見たいですね。

どちらかと言うと頭脳派ではなさそうだから精鋭ではないかもしれないな、と鋭くも何ともない予想をしている中、10月も前半が終わってしまいますね。
毎度の如く、時の流れの早さには驚かされてしまいます。
今月末には地域のお祭りやハロウィンイベントに参加するから楽しみだな、と気楽に考えているものの、よくよく考えると2ヶ月後あたりからは25SSの新鋭たちのデリバリーが始まるという現実。
24AWをようやく本格的に楽しめるようになる頃にデリバリーが始まってしまいそうですね。
むしろ25SSのアウター類なんかの方が活躍してくれたりして。
今年の冬が暖冬になるのかどうかはわかりませんけども。
そんなことを考えていても仕方ないですが、何より25SSも実に精鋭揃い。
さらに気合いを入れたアイテムもセレクトしているので、今からお楽しみに、ということで。

鋭|6Pocket Panel Denim Jacket 2nd,10Pocket Panel Denim TRS|OPPOSE DUALITY 24AW|えん -en-

精鋭揃いだからと言って今は24AWを楽しむのが現実的だろう、と鋭いご指摘を受けそうになりながら、本日はOPPOSE DUALITYの6Pocket Panel Denim Jacket 2ndと10Pocket Panel Denim TRSのご紹介です。
より鋭利な表情に仕上がったアイテムたちかと。

鋭|6Pocket Panel Denim Jacket 2nd,10Pocket Panel Denim TRS|OPPOSE DUALITY 24AW|えん -en-
 
鋭|6Pocket Panel Denim Jacket 2nd,10Pocket Panel Denim TRS|OPPOSE DUALITY 24AW|えん -en-

このアイテムたちは初のコレクションとなった24SSでも展開されていた、言わばブランドの代表、とでも言えるかもしれませんね。
それが今季も展開されているものの、もちろん全く同じものではありません。
正直なところ、デザイナーの高木さんの変態性が垣間見えてしまうんですよね。
良い意味で。

鋭|6Pocket Panel Denim Jacket 2nd,10Pocket Panel Denim TRS|OPPOSE DUALITY 24AW|えん -en-

とはいえ、まずは共通している生地からにしましょうかね。
採用しているのは先シーズンと同様に岡山県産のデニム生地。
このデニム生地には経糸に黒を、緯糸に白を使用しています。

鋭|6Pocket Panel Denim Jacket 2nd,10Pocket Panel Denim TRS|OPPOSE DUALITY 24AW|えん -en-

オンスは14ozでレギュラーオンスとなっているので、厚すぎず、薄すぎず、な程良い厚みかと思います。
ジャケットは流石に厳しいですが、トラウザーズであれば真夏以外のほとんど通年穿けそうでしょうかね。
それでも重厚な雰囲気も感じられるため、後述する鋭利な表情に重みのある佇まいをもたらしてくれているかと思います。

というデニムを採用したジャケットとトラウザーズ。
両者で言えることではありますが、デザインに大きな変化ないものの、確実に表情の変化は感じていただけるかと。

鋭|6Pocket Panel Denim Jacket 2nd,10Pocket Panel Denim TRS|OPPOSE DUALITY 24AW|えん -en-
 
鋭|6Pocket Panel Denim Jacket 2nd,10Pocket Panel Denim TRS|OPPOSE DUALITY 24AW|えん -en-

まずはジャケットから。
先シーズン同様に6つのポケットが備えられており、表の両胸と両サイド、裏に2つの内ポケットが配されています。
ポケットの数が多いと言えど、平面的な仕様となっているため、ごちゃつきは感じさせず、むしろ鋭い視線を感じさせるかもしれません。

鋭|6Pocket Panel Denim Jacket 2nd,10Pocket Panel Denim TRS|OPPOSE DUALITY 24AW|えん -en-
 
鋭|6Pocket Panel Denim Jacket 2nd,10Pocket Panel Denim TRS|OPPOSE DUALITY 24AW|えん -en-

加えて、同様の部分はアームのパターン。
ここは鋭いわけではなく、丸みを帯びた前振りのパターンを採用し、動きやすい作りになっています。
この前振りのパターンもOPPOSE DUALITYらしい点ですね。

鋭|6Pocket Panel Denim Jacket 2nd,10Pocket Panel Denim TRS|OPPOSE DUALITY 24AW|えん -en-

先シーズンから変更した点、そのひとつが肩線です。
元々後身頃に肩線が入っていましたが、それが前身頃に入れたヨークのある設計に。
この鋭く角張ったヨークになることで、先シーズンよりもどこか鋭利な表情を感じられますね。
これまた鋭い視線を送られているような感覚に陥ってしまうもの。

鋭|6Pocket Panel Denim Jacket 2nd,10Pocket Panel Denim TRS|OPPOSE DUALITY 24AW|えん -en-

もうひとつの変更点は既に上述したポケットの画像でおわかりいただけたかもしれませんね。
おわかりの方、なかなか鋭いですね、と言いたいのはさておき、裏側のシーム部分に付けられているのが止水テープ。
OPPOSE DUALITYの他のアイテムなどでも止水テープが多用されているので、ここもブランドらしさに繋がっているでしょうか。

あれ、生地は防水だったか、と思われた方、今回ばかりは鋭いご指摘と言わざるを得ません。
はい、防水生地ではないんです。
それなのに裏に止水テープ、ここに高木さんの変態性を感じてしまうんですよね。
必要かと聞かれれば、ほぼ確実に必要ないと思います。
誰に見られるわけでもないのに、それでも変態的に付けてくるあたり、たまりません。
無駄なようでもあり、だからこそブランドの個性になり得るのではないでしょうか。
自己満足、それで十分です。

鋭|6Pocket Panel Denim Jacket 2nd,10Pocket Panel Denim TRS|OPPOSE DUALITY 24AW|えん -en-

そして最後の変更点が後身頃の裾部分。
ここにプリーツが加わりました。
そのおかげもあって、フロントよりも立体的な佇まいになり、やや優しい雰囲気を感じられるでしょうか。

鋭|6Pocket Panel Denim Jacket 2nd,10Pocket Panel Denim TRS|OPPOSE DUALITY 24AW|えん -en-

一方のトラウザーズ。
こちらはポケットの数がさらに増えてしまいました。
先シーズンの8つでも十分満足、というよりも、持て余すほどであったにも関わらず、さらに2つ追加。
やはり変態的。

鋭|6Pocket Panel Denim Jacket 2nd,10Pocket Panel Denim TRS|OPPOSE DUALITY 24AW|えん -en-

追加するだけでも変態的であるにも関わらず、追加した場所がまた変態的。
それが裾部分。
ここに何を入れるのか、なんて質問は野暮だと思えてしまうのは僕だけでしょうか。
これも無駄な要素かもしれませんが、そのおかげでらしさに拍車が掛かっているはず。

鋭|6Pocket Panel Denim Jacket 2nd,10Pocket Panel Denim TRS|OPPOSE DUALITY 24AW|えん -en-
 
鋭|6Pocket Panel Denim Jacket 2nd,10Pocket Panel Denim TRS|OPPOSE DUALITY 24AW|えん -en-

それ以外のポケットの配置等は同様ではありますが、より使いやすい仕様に仕上げられています。
太腿あたりの鋭く視線を送るサイドポケットにはスナップボタンが付けられていたり、ヒップポケットをパネル仕様にしたり。
細かい部分ではありますが、こういった使いやすいようにという配慮は嬉しいものですね。

鋭|6Pocket Panel Denim Jacket 2nd,10Pocket Panel Denim TRS|OPPOSE DUALITY 24AW|えん -en-

ちなみに個人的にこのトラウザーズの好きな部分がウエストのポケット。
鋭く飛び出したこのポケットが非常に手を入れやすいんですよね。
ポケット迷子にならないと言いますか。
そのおかげで合わせるカットソーやシャツなんかが引っかかったりもするのですが、それはご愛嬌。

鋭|6Pocket Panel Denim Jacket 2nd,10Pocket Panel Denim TRS|OPPOSE DUALITY 24AW|えん -en-
 
鋭|6Pocket Panel Denim Jacket 2nd,10Pocket Panel Denim TRS|OPPOSE DUALITY 24AW|えん -en-

また、ジャケットと同様にこちらの裏側のシーム部分には止水テープを。
元々シームを利用したポケットを付けたデザインとなっているため、止水テープが四方八方に走っています。
これだけのものを見てしまうと、なんだかインサイドアウトでも穿きたくなってしまうでしょうかね。
穿かないとは思いますけども。

鋭|6Pocket Panel Denim Jacket 2nd,10Pocket Panel Denim TRS|OPPOSE DUALITY 24AW|えん -en-
6Pocket Panel Denim Jacket 2nd ¥75,900 (in tax)
 
鋭|6Pocket Panel Denim Jacket 2nd,10Pocket Panel Denim TRS|OPPOSE DUALITY 24AW|えん -en-
10Pocket Panel Denim TRS ¥68,200 (in tax) 

何を聞こうとも鋭い意見を返してくれる頼り甲斐がありそうですね。
先シーズンよりも鋭い視線を送るようなデザインへと変貌し、それが鋭利な表情を映し出したOPPOSE DUALITYの6Pocket Panel Denim Jacket 2ndと10Pocket Panel Denim TRSを是非。

池田

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    こんばんは。池田です。 何やら西日本から梅雨が明け始めてきましたね。例年においてはもう少し長い気がしますし、実際もう少し長いはず。もちろん梅雨明けすることは喜ばしい限りではありますが、気温においてはまるで喜ばしくないですよね。もはや真夏の様相を呈してしまっているものの、さらに気温が高まるともなるともう危険でしかありません。ここ数年の春においても春ものを着る機会が少なかったところ、今年はさらに少ない、というよりもほとんどなかったですね。来年からはいよいよ二季が現実味を帯びてくることを予想しておきます。 二季が現実味を帯びてきようとも季節においては抗えないな、と肩を落としている中、先日の定休日には過酷な胃カメラと対峙してきました。もう辛さにおいては過去最も辛いと言っても過言ではないと思っている胃カメラ。案の定辛すぎましたし、案の定涙が溢れました。その辛さの後の検査結果も緊張してしまいましたが、結果においては健康体。ひと安心です。もし結果が悪くて営業できなくなってしまっては元も子もないですし、もしかしたらお酒が飲めなくなってしまうと考えると生き甲斐がなくなってしまうのでね。とはいえ、毎年お酒においては控えるように言われているのでほどほどにしておくことにします。   お酒を控えるという発言においてはまるで信憑性を感じさせない気もしながら、本日はBlanc YMのSILK COTTON SKIPPER SHIRTSのご紹介を。Blanc YMにおいては欠かせない存在の1着かと。 Blanc YMのアイテムは初めてのご紹介にはなりますが、Blanc YMのご紹介においては『始め』に書かせていただいているので気になる方はご覧いただければ。ご紹介とまでは言えない内容かもしれませんが悪しからず。 ということで、こちらのスキッパーシャツはBlanc YMにおいて定番アイテムとして展開されています。Blanc YMを既にご存知の方々からしたら、とやかく僕が書く必要がないほどの存在とも言えるかもしれませんね。それほど確立した存在ではないかと。 デザインにおいては至極シンプルと言えるでしょうか。もちろんシンプルであることは否定できませんが、それだけに留まることはもちろんありません。それだけに留まっていたらセレクトなんてしないので当たり前ですかね。 そんなこんなで見ていただければわかるかと思いますが、シンプルなだけに留まらないと感じさせるのがこのたっぷりとしたシルエット。ワイドシャツとアイテム説明にもある通り、ワイドシャツという名に偽りなしと言えるのではないでしょうか。ことスキッパーシャツにおいて抜けた雰囲気を欲してしまう僕としては、これぞ求めていたもの、と感じてしまいます。   と、ここで終わらないのがこのスキッパーシャツの魅力。通常においては前身頃と後ろ身頃の生地幅は同等程度もしくは後ろ身頃がやや幅広め、という設計が多いかと思います。ただ、このスキッパーシャツにおいては後ろ身頃の生地幅をたっぷりとることで、背面がふわりと膨らみのあるシルエットをもたらしてくれています。試しにポケットに手を突っ込んでみるとたっぷりさがわかりやすいでしょうか。   前後の身頃が同等程度のシャツにおいては背面のサイドタックの恩恵を感じづらいかもしれませんが、このたっぷりの後ろ身頃そもった設計においてはしっかりタックが入れられていることがわかる佇まいになっているかと思います。これも膨らみとともに独特なシルエットを描き出してくれるかもしれませんね。   他の設計部分においてはアームホールがぴんと直線的に走っている点も特徴的かと。身頃のふわりと膨らみあるシルエットとは打って変わっているとも言えそうです。ともなると、袖を捲らずに、むしろボタンを外してだらんとさせたくなってしまうかもしれません。なんて言いながら、僕はことシャツにおいてはボタンを留めずにだらんとさせるスタイルが好きなので、そうしたくなってしまうこと必至なんですけどね。 そこに採用されているのがシルクとコットンの混紡生地となっています。もしよくこの『はなし -diary-』をよくお読みいただいている方がいらっしゃったら、いや、いないか、というのはさておき、数ある生地において僕の最も好みであると言っても過言ではないのがシルクとコットンの混紡生地なんですよね。デザイナーの宮内さんにおいても好みの生地とのことで、案の定僕の好みに刺さりに刺さってしまったわけです。 この刺さりに刺さった生地のシルクについては生産時にどうしても出てしまう棉を使った短めなシルクノイル糸となっています。であるが故に、ネップやムラが生じる生地感に。これがとにかくたまりません。この生地感においては画像ではお伝えしづらいのですが、実物を見ていただければ間違いなく見てとれるネップ感のある表情に仕上がっているので是非実物をご覧いただければと。 それらのネップやムラのある生地感に加えて、ほわりとした空気を含んだような心地良さももたらしてくれています。シルエットに膨らみを感じさせるだけでなく、生地感においても膨らみを感じさせてくれ、より柔らかな存在に昇華した仕上がり。これはネップによる良い野暮感がありつつも軽やかな立ち振る舞いをしてくれており、もう文句なしですね。 シルク混ということもあり、秋冬ものにおいて欠かせない保温性があるだけでなく、通気性も持ち合わせているので真夏以外は着ていただけるかと思います。流石に真夏は厳しいようにも思いつつ、インナーにタンクトップなんかを差し込んでいただければ今の時期も着ていただけるような、厳しいような。薄手ではないのでもしかしたら今の時期も厳しいかもしれませんが、室内で過ごす時間が多い日であれば着ていただける、かなと。 上述したようにシルク混のほわりと膨らみある柔らかな生地が採用されていることに加え、実は設計においても生地の切り替えが少なくなっているため、綺麗な落ち感を映し出してくれているんですよね。シルエットに膨らみがあるとは言ったものの、この落ち感によって愛らし過ぎる印象は受けないはず。むしろ品さえ感じさせる佇まいになっているかと思います。...

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