詰め|Deep Double Cloth indie Jacket,Deep Double Cloth indie Trousers|Fujimoto 25AW|えん -en-

詰め

こんばんは。池田です。

そういえば先週に本屋さんに立ち寄ったところ、偶然もやしもんの新たなシリーズ、というよりも実質最終巻の続きが発売されていたため、全巻読み返しました。
我が母校、なんて言ってしまったら箱に詰められてしまいそうですが、一応卒業した我が母校が舞台。
おのずと専門的な内容が詰め込まれ、菌や麹、かもしの説明などが多いため、文章量が多いのなんの。
巻数自体は13巻と少なめですが、1巻読み終えるのに時間がかかってしまい、ようやく読み終えることができました。
読み終えたものの、案の定膨大な専門知識を頭に詰めることはできなかったんですけどね。
何はともあれ、これからの楽しみが増えたということで。

そもそも知識を頭に詰める大学生活ではなかったんですけどね、と卒業できたことに自分でも改めて驚いている中、第2の最寄駅の本屋さんがリニューアルしたということで一昨日ようやく行くことができたのですが、かなり狭くなってしまっていました。
以前まではかなり広くて商品数も多かったので重宝していたのですが、面積としても商品数としてもぎゅっと詰め込まれてしまい残念でなりません。
こうなると第1の最寄駅の本屋さんに鞍替えするしかなさそう。
やはり商品数の重要度は突き詰めないといけませんしね。
新たな商品に冒険することは少ないんですけども。

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あくまで継続して突き詰める姿勢を崩さないように、と誰も得をしない自分の姿勢を明かしながら、本日はFujimotoのDeep Double Cloth indie JacketとDeep Double Cloth indie Trousersのご紹介を。
世界観をひたすら詰め込まれた仕上がりのアイテムたちかと。

詰め|Deep Double Cloth indie Jacket,Deep Double Cloth indie Trousers|Fujimoto 25AW|えん -en-

こちらのアイテムたちはセットアップということで先に共通する生地について。
今季の着想源である遠藤周作の小説『深い河』(Deep River)から落とし込んだDeep Double Clothはオリジナルの生地として製作されたものとなっています。
オリジナル生地ともなるとFujimotoの世界観と今季らしさが詰め込まれていることは言うまでもないでしょうか。

結局書いてしまうことはご理解いただくことにしまして、Deep Double Clothとされた生地はウールナイロンによる二重織となっています。
二重織なので生地を詰めたような厚みある生地感といったところ。
もちろん厚みがありすぎるわけではありませんが、心地良いずっしり感を感じていただけるかと。

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さらにその二重織に縮絨加工が施されています。
言わずもがなですが、縮絨加工が施されることによってぎゅっと目を詰めた生地感に。
二重織に縮絨加工ともなるとなかなかの存在感ある佇まいが見てとれるでしょうかね。

となると、あらゆる部分で走っているファスナーがうねりにうねってしまう懸念もあったようです。
懸念があったとはいえ、うねることなくそれぞれが鎮座してくれています。
これは藤本さんご自身が加工場に通って加工の知識を詰め込んだからこそ実現したのかな、なんて想いを馳せてしまうこと必至。

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生地について触れたので続いて色味について。
主には黒とされていつつも、ちらちらと茶色も詰めた色味とされています。
もしこの二重織の縮絨生地で黒一辺倒だとかなり重い印象になってしまいそうですが、茶色が詰められることによって、重すぎることのない程良い重厚さを感じていただけるかと。

そんな藤本さんがやりたいことを詰め込み自らご褒美と言わしめるとんでもない生地が採用されたセットアップ。

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まずはジャケットからということで、何よりの特徴は上述したひた走るファスナーたちでしょうね。
特に背面からフロントに走る肩部分のファスナーが非常に印象的。
Fujimotoのアイテムは多様なスタイルを突き詰めるデザインが多く、こちらもファスナーの開け閉めで異なるスタイルを楽しめるというもの。

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そのまま開けていても存在感ある佇まいですし、開けるとインナーが顔を覗かせることができます。
というわけでショールを中に詰め込んでみましたが、はい、あまりよく見えませんね。
もう少しわかりやすい柄柄しいものや色味のものを詰め込んだ方が楽しめるかもしれません。

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加えて、マチ付きのフロントのフラップポケット、背面と袖のポケットが鎮座しています。
フロントと背面ではかなり大ぶりなものになっているので、どれだけ荷物を詰め込んでもお良さそうですし、どれだけポケットを詰め込むのか、と言いたくなってしまいますね。
相変わらず曲者であることを指し示したデザインかと。

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これらのポケットたちは細かな部分ではありますが、全てをつままない仕様とされています。
だからと言って佇まいが大きく変わるわけではありませんが、細部までのこだわりが随所に詰め込まれていると捉えられるでしょうかね。
間違いなくつまんだ仕様のほうが製作しやすいでしょうが、そうはしないあたりが藤本さんの狂気性。

さらに襟元、前立て、袖、裾、フラップ、それら全てがカットオフとされています。
カットオフはFujimotoらしさを突き詰めるにはうってつけでしょうね。
これまた曲者だと感じさせる所以。

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そして組下のトラウザーズはこれまたファスナーが詰め込まれたデザインとされています。
セットアップで合計いくつファスナーが走っているのか、なんて思ってしまうほど。
もちろんこれほどの数のファスナーを有しているのでぎらつきは感じてしまいますが、二重織縮絨生地だからか、不思議といやらしさを突き詰めることのない表情になっているのではないでしょうか。

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これらのファスナーはもちろんのこと、取り外し可能な巻きスカートのようなデザインも特徴的。
1周させてボタンを留めていれば巻きスカートのように、ボタンを外してファスナーも少し開けてみればだらんとだらしなく、全て外してしまえばよりシンプルな存在に。
この部分だけでどれほど立ち回り方を詰め込んでくるのか問い詰めたくなるほどの魅力になっていますね。

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その巻きスタートらしき存在にはフロントに右ポケット、パッチファスナーポケット、小ぶりフラップポケット、2つのヒップファスナーポケットを有しています。
これならジャケットと同様にどれだけでも荷物を詰め込めそうでしょうか。
もはやファスナーを全て外してボタンを留めておけばバッグになるのでは、なんて思ったり。

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何故それを撮影しなかったのか問い詰めたくなりつつ、外してみるとさらに両サイドにウエストポケットと腿あたりにファスナーポケットが備わっているなんて至れり尽くせり。
そんなに詰め込むものはなさそう、なんて思ってしまいますが、狂気的に詰め込んだファスナーたちはデザインとして楽しむのが良いのでしょうね。
手持ち無沙汰になったらファスナーたちと遊んであげていただければ。

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これらはご褒美生地をどう活かして質とデザインを突き詰められるかを熟考したとのこと。
なるほど、それ相応、いや、それ以上に世界観や作り込み、こだわりが詰め込まれていることをひしひしと感じられるのではないでしょうか。
たまりません。

詰め|Deep Double Cloth indie Jacket,Deep Double Cloth indie Trousers|Fujimoto 25AW|えん -en-
Deep Double Cloth indie Jacket ¥151,800 (in tax)
 
詰め|Deep Double Cloth indie Jacket,Deep Double Cloth indie Trousers|Fujimoto 25AW|えん -en-
Deep Double Cloth indie Trousers ¥107,800 (in tax)

世界観を詰め込んでこその自分らしさであることを再認識させてくれますね。
二重織に縮絨加工を施すことで目を詰めた、藤本さんご自身がやりたいことを詰め込んで製作したオリジナルの生地を採用し、それを活かすべく質とデザインを突き詰めたデザインとされることで、世界観がひたすら詰め込まれたFujimotoのDeep Double Cloth indie JacketとDeep Double Cloth indie Trousersを是非。

池田

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