構え
こんばんは。池田です。
定休日の昨日は展示会前に新宿の伊勢丹メンズ館で開催されているKUONのPOP UPにお伺いしました。
いやはや、圧巻でしたね。
事前にInstagramでは見ていたものの、実際にあの面構えを見せられると、凄い、としか言えないほど。
あればかりはもはや工芸品と呼んでもあながち間違いではない気がしてしまいます。
是非購入される場面に遭遇したいところですが、流石にそれは難しいですね。
あのジャケットを買った時点で、自宅には強固な門を構えた方が良いかもしれません。
ジャケットは金額が金額なので、購入できる方は限られているかと思いますが、その他のコラボアイテムなどは比較的購入しやすい金額ですので、気になる方は是非遊びに行ってみてください。
完売しているアイテムも多そうなので、あまり構えずに気楽に見に行く、ぐらいの方が良いかもしれませんけどね。
ジャケットの周りに構えた古木柱も雰囲気が抜群だったな、と振り返りながら足を運んだ展示会。
非常に良いアイテムばかりで、こればかりはオーダーせずにはいられない気持ちでいっぱいです。
まだ詳細は明らかにはできませんが、そのアイテムたちは面構えが良いだけでなく、機能性も良し、財布にも優しい、そんなアイテムたち。
個人的にも既に楽しみでなりません。
書けることが少なく恐縮ですが、明らかになるのを楽しみに待ち構えておいていただければ。
もしかしたら自分の好みだけに刺さっていた場合もあるだろうから、その心構えもしておかないとな、と準備を万端にさせてから、本日はKUONの12.5oz Denim Wide Trousersのご紹介です。
どしりと構えた存在感があるかと。
こちらはKUON定番のワイドパンツを調整した設計になっています。
その調整したひとつはウエスト。
ウエストをやや小さくすることで、よりワイドなシルエットに感じられるかと思います。
それに逆行するように裾幅は広く仕上げられています。
そうすることで小さくなったウエストから、広くなった裾に向けて、だんだんとワイドになっていく設計。
加えて、ウエストにはボックスタックが入れられているため、より立体感のあるシルエットが実現していますね。
太さは申し分ない、と言えるほどなため、どしりと腰を据えて構えた面構えになっているかと思います。
遺憾無く発揮されている存在感。
これならば心構えを怠ってしまったとしても、頼りになってくれそうですね。
まずは怠らないことが大切なことは百も承知ですけども。
太さだけでも十分なほど存在感のある面構えではありますが、それだけにとどまらず、裾はカットオフ仕様に。
ここはもしかしたら力強さというよりも、フリンジのようだからか抜けた雰囲気を加えてくれているのかもしれません。
もしぴろぴろほつれたカットオフ仕様だった場合は、鋭利な雰囲気が漂ってしまいそうなところ、そうではなく、なんだかほんわかするような表情にも感じられますね。
そこに採用されているのが12.5ozのリングスパンデニム。
経糸にも緯糸にもストレート糸が使われているため、さらりと穿き心地も良く、着ていくと綺麗なフェード感が出てくれるかと思います。
ブリーチ加工が既に施されているので、今の状態でも非常に良い面構えではあるんですけどね。
経糸も緯糸もストレート糸、と上述しましたが、緯糸はやや密度を低く設定されています。
そのため、色味としては白が少なく、生地感としては目が詰まった仕上がりに。
経年変化として緯糸の白はあまり顔を出してこないかもしれませんね。
こればかりは好みによるところが大きいと思うので、なんとも言えないところなんですけども。
また、染色においてはロープ染色によるものとなっており、インディゴピュア7回染を施しています。
それに加えて、濃い色味での染色のため、濃淡が綺麗な色落ちをしてくれる要因に。
デニムの経年変化の楽しみが待ち構えていること間違いなしではないでしょうか。
良い面構えのお手本のような存在なのかもしれません。
力強くどしりと構えた面構えで、穿く日を待ち構えたくなってしまうKUONの12.5oz Denim Wide Trousersを是非。
池田