とろん
こんばんは。池田です。
明日明後日の気温は夏日近くまで上がるみたいですね。
まだ4月なんですけども。
桜が満開になった矢先に夏を感じるなんて。
夏はあまり好きではないので、そこまで気温が上がらないことを祈るばかり。
春らしくぽかぽかとした良い天気でとろんと眠くなるぐらいが丁度良いのでね。
まだ半袖も着たくありませんし。
憂いていても仕方ないですね。
というわけで、昨日一昨日が甥っ子と姪っ子の入学式。
良い天気だったので何よりです。
桜は少し緑が入り混じる程度だったのでしょうかね。
晴れ姿も無事見ることができて、と言いたいところですが、まだ見れていない現状。
何やら甥っ子は思春期さながら、撮影されるのを拒んでいたみたいです。
それはそれで可愛いな、なんて思いつつ、見たい気持ちも強いのでとろんと力が抜けるほどの残念さ。
もしかしたらまだこれから送られてくる可能性も無きにしも非ずなので、ほんの少し期待して待とうと思います。
この前は久しぶりにお酒で目がとろんとしてしまったな、と淡い記憶を手繰り寄せつつ、本日はINNATのDUSTER SHIRT COATのご紹介です。
とろんとした佇まいが魅力の仕上がり。
まずデザインのソースになっているのはアイテム名にもある通りダスターコート。
トレンチコートよりもリラックス感があってINNATらしい、という想いから選ばれたもの。
確かに納得できる選択理由ですね。
それでもトレンチコートだったとしても、しっかりINNATらしいものに落とし込めるだろうな、と考えてしまうのは心に留めておくことにします。
ダスターコートは所謂”埃除けコート”で、元々カウボーイであったり、馬車や蒸気機関車の乗組員だったりが着ていたとされていますね。
蒸気機関車なんて今では考えられないほど煤にまみれていたはず。
そこから身を守るための正真正銘のワークウェア、なんだか良いですね。
とはいえ、オリジナルのダスターコートは、裾がほとんど地面に付くほどの着丈のため、こちらではより着やすいように膝下程度までの設計となっています。
そこまで長い着丈もそれはそれで良い雰囲気が感じられるだろうな、とは思いますが、やはり着やすくはないですからね。
谷さんのお気遣いに感謝です。
デザインに関しては過度なことはしていないものの、ひとつ特徴的なのが立体的なポケット。
立体的な上に後述する生地も相まって、とろんと力が抜けてしまったかのような状態になっています。
なんだかやる気がないのか、気怠いのか、そんな雰囲気を感じられるでしょうか。
僕はそういった雰囲気は大好物なので、もちろん良い意味としてですよ。
そんなやる気のないウエストポケットの横に備えられたスラッシュポケットのような存在。
ここはボタンを留めたスタイルだったとしても、パンツのポケットにアクセスできるための仕様です。
ここでも谷さんのお気遣いが表れていますね。
アクセス可能なことはもちろん、ベルトを垂らしていたくない時なんかには、ここに入っておいてもらうこともできますしね。
そして採用されている生地はEMBROIDERY SHIRTと同様のレーヨンエット。
オリジナルはギャバジンであったり、油布などが使われていたりしますが、ここではとろんとした落ち感を感じられるレーヨンが採用されています。
アロハシャツなどに採用されるとだけあって、非常に柔らかで、軽やかで、リラックス感がありますね。
なんと言っても、このとろんとした落ち感が良い佇まいですね。
EMBROIDERY SHIRTとは異なり、ロングだからこそ出るこの雰囲気。
硬い生地では到底出すことができないリラックス感が実にINNATらしいです。
そう感じられるのは黒墨による染色も要因のひとつ。
真っ黒では重い印象を受けそうですが、曖昧かのようなグレーに染められており、ここでも軽さを感じられる色味に仕上がっているかと思います。
これについてはもはや説明不要かもしれませんけども。
時にはとろんと目を閉じてのんびりと過ごそうか、と誘惑してきそうです。
とろんと落ち感のある佇まいに、とろんと力を抜いたリラックス感のある表情に仕上がったINNATのDUSTER SHIRT COATを是非。
池田