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まま
こんばんは。池田です。
一昨日、昨日とまたまた展示会を奔走してきました。
既存、新規、どちらのブランド様も見てきましたが、魅力あるアイテムばかり。
いっそのことそのまま全てオーダーしたい程に。
という夢を見てはいるものの、そんなことはできないので悩ましい限りです。
厳選に厳選をしていかないといけないとなると、もう頭が破裂してしまいそう。
いままでも破裂寸前だったにも関わらず、だんだんとお取り扱いさせていただくブランド様が増えていくにつれて、破裂してもおかしくなくなってしまっています。
いや、もうこのまま破裂するでしょうね。
その頭が破裂する行末を楽しんでいこうと思います。
全てオーダーしたいなんてわがまますぎるよな、と相変わらずの弱小ぶりを真摯に受け止める中、また到来してしまった大寒波。
数日前まで春のような陽気を感じられたのにこんなにも寒くなってしまうなんて。
あの春らしい気温のまま春に向かっていってくれても構わなかったんですけどね。
とは言うものの、冬のスタイルを楽しみたいという気持ちもあったりするので、その気持ちが揺らいでしまうのも事実。
ここ最近こんなことを何度も書いてしまっているような気がしつつ、それには気づかない素振りを見せておこうかと思います。
そんなこんなで揺れ動く季節に馳せる想いには本能に赴くままに過ごしていきましょうかね。
季節に対してあれこれ言っていても何も変わりませんのでね。
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季節やら気温やらについていままでどれだけ書いてきたのかな、と同じようなことを書いてしまっていることを自覚しながら、本日はkontorの【べっちゅう -exclusive-】GD02251-enのご紹介を。
ひたすらわがままを反映させた仕上がりです。
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こちらは上述したようにわがままにわがままを加えた別注のものとなっています。
というのも、展示会に伺った際にインラインで展開されているGD02251のバッグを拝見し、非常に魅力を感じつつ、どこか物足りなさを感じてしまった次第。
物足りないという表現をそのまま受け取られてしまうと魅力がないように思われてしまうかもしれませんが、僕の生活をする上で足りない要素があったというだけですのでご理解ください。
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その僕が生活する上でインラインのものでは日常的に使うことができなかったんですよね。
何せ自転車で通勤しているので、このままショルダーがついていないと候補にすらあがらずでして。
候補にあげるべく僕のわがままを聞いていただきました。
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とはいえ、デザイン自体がインラインから大きく異なっているわけではないので、まずはインラインと共通する部分から。
特徴的なデザインとしては、前後というのか左右というのか定かではありませんが、見たままに非対称なところですね。
非対称ということもあり、違和感を感じざるを得ない表情が印象的ではないでしょうか。
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その非対称の片側にはフラップポケットも備えたマチがあります。
フラップポケット自体にもマチが付けられ十分な容量を備えつつも、ボタンによって内側に畳み込むことができるので煩わしさは感じさせない作りになっているかと。
なので、そのまま肩にかけても全く問題なし。
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ここに採用されているのが8号帆布に弱撥水加工を施したもので、インラインではエクリュとチャコールで展開されています。
ベースが帆布な一方で、特徴的なマチ部分はラバーのような質感のターポリンに切り替えられたデザイン。
この切り替えが小気味良さを出しつつ、kontorらしさを感じさせる要素と言えるでしょうかね。
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さて、共通しない部分が出てきたので、この先は別注した要素について。
冒頭でも書いていますが、もちろんこのままでも魅力ある仕上がりではあったものの、ショルダーを付けたいと同時にどうしても気になってしまったのが上述したターポリン。
個人的にはあまりこういった質感のものがあまり好みではなくでして。
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このままでは本当に気に入ってセレクトすることがままならなくなってしまうため、ターポリン部分をベースと同様に帆布での切り替えにしていただきました。
ちなみにベースとショルダーなどの細かい部分は黒にしていただいており、マチ部分も含めて全て黒にしてしまおうかと思ったのですが、やはりこの切り替えという良い点はそのまま残したいな、というわけで同じ帆布のチャコールで切り替えることに。
そのおかげもあって小気味の良さは担保できたのではないかと思います。
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細かい部分も全て黒にしたとは言ったものの、それぞれ生地が異なるので黒は黒でもわずかに異なる色味をしているんですよね。
こればかりは致し方ないのでそのまま受け入れるしかないですし、むしろこの方が小気味の良さに拍車をかけてくれている気がしてしまいます。
黒一辺倒にならないように立ち回ってくれていますし、このほんのり感じる違和感がkontorらしいようにも思えてくるでしょうか。
※僕が肩に掛けている画像ではテープ部分が茶色く見えたりもしますが、黒ですので悪しからず。
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そして肝心のショルダーですね。
特に気を衒ったことはせずにインラインの持ち手をそのまま同じ生地を採用しています。
あまり細いと重い荷物を持っている時が辛いのですが、持ち手の太さで十分問題ないかと思ってここもそのままの太さ。
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長さは調整できない仕様で、メッセンジャーバッグのように掛けられるように74cmとどちらかというと短めと言えるかもしれません。
短めとは言っても、レイヤードにレイヤードを重ねて、その上からアウターを着ている僕でも使えるので人を選ぶこともないはず。
採用している帆布も硬すぎることはないので、メッセンジャーバッグのように体に寄り添ってくれて、自転車に乗っていても煩わしさは感じさせません。
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というわけで、先に僕の分も到着していたので毎日のように使っていますが、想像していたよりも使いやすくて重宝させていただいています。
展示会周りでは資料に加えて、お水などもいただいたりするので、この大容量もありがたいですし、マチ部分のポケットは煙草を入れていても嵩張らないですし、もし貴重品を入れるとしてもボタンを留めておけば安心ですし。
仕切りはないので荷物はそのままどかどかと入れてしまってください。
最後に注意点ですが、電車などで座る時は少し横を縮ませたりした方が良いかもしれません。
なかなかの幅を有しているので、隣に座っている方の邪魔にだけはならないようにしていただければ。
いついかなる時もそのままの自分でいたい気持ちもありますが、たまには何かしらの変化をもたらしてみたくなりますね。
インラインで展開しているものの良さはそのままに、いままで僕がバッグに求めていたわがまま要素を取り入れさせていただいたkontorの【べっちゅう -exclusive-】GD02251-enを是非。
池田