重ね
こんばんは。池田です。
いよいよパリコレも佳境を迎えていますね。
既に僕が好きだったブランドは発表を終えてしまったのですが、デザイナー交代から初のコレクションでは良く思えたものの、シーズンを重ねるごとにあまり好みではなくなっていたり。
某激しめブランドを退任する前で仕事に仕事を重ねてのクリエイションだと思うので、もしかしたら思考がまとまらなかったのかな、とも考えてしまっています。
もちろんこれはただの個人的な感想なので、良かったと思われる方がいて当然なんですけどね。
今後は異なるブランドのコレクションを重ねてのクリエイションではなくなるので、軌道修正して僕の好みに舞い戻ってくれたら良いのですが。
手が出る金額ではないので眺めるのみであることは悲しきかな。
コレクションを重ねてより良くなっているブランドも多いような、と今季を振り返っている中、久しぶりに梅干しを食べる機会に遭遇しました。
以前は重ね重ね食べていたのですが、いつの間にか食べる機会が減っていたんですよね。
そんな中でたまたま食べる機会が訪れ、久しぶりに食べましたがしっかり美味しく感じることができました。
何故あの酸っぱさを重ねた味を美味しく感じられるのかが不思議。
もちろん苦手な方も多くいらっしゃるでしょうけども。
さらにお米を重ねてみるとなんだか小学生の頃を思い出してしまったり。
あれほどお米が好きだった池田少年はどこへやら。


あらゆることを重ねて偏食になってしまったのかな、と人生を振り返りながら、本日はBlanc YMのKid Mohair Knit Shirtsのご紹介を。
あれこれ重ねてこそ魅力に昇華した仕上がりかと。


こちらはデザインとしてはシャツカーディガンとされています。
公式では”カーディガンシャツ”とされているものの、あえて”カーディガン”に”シャツ”を重ねて”シャツカーディガン”とさせていただきました。
”カーディガン”に”シャツ”を重ねたら”カーディガンシャツ”でも違和感はないんですけどね。
ともかくここでは”シャツカーディガン”とさせていただくことにしまして、何故順番を入れ替えて”シャツカーディガン”としたのか。
それはアイテムの要素を分解した時に、より強い要素をもったアイテムをアイテム名の後者にした方がしっくりくるため。
なので、こちらでは”カーディガン”に”シャツ”の要素を重ねているという捉え方から、”カーディガン”を後者にして”シャツカーディガン”とさせていただいた次第。
と考えながら、シャツジャケットに置き換えてみると、ものにもよるとは思いますがどちらかと言うと”シャツ”に”ジャケット”の要素を加えているような気もしてきてしまいました。
結局のところどちらでも良いということですかね。
どちらでも良いことを右往左往しながら長々と書いてしまったので、重ね重ね謝罪させていただきます。

どちらでも良いことを重ね終えたところで、シャツカーディガンなのでもちろんボタンを備えているわけですが、こちらではフライフロント仕様とされています。
トップボタンは隠されていないものの、それ以下に鎮座するボタンたちは生地を重ねて隠されているということ。
当たり前ですね。
そうなると全て留めてしまえば、すっとして非常に潔い佇まいに。
全てを留めるとプルオーバーに見えてくると言っては流石に語弊に語弊を重ねてしまうものの、全てもしくはトップボタンのみ開けてみると、どことなくポロシャツのようにも見えてきそうでしょうか。
見えてきそうな、見えてこなそうな、なんとも言い難いですかね。

それは良しとして、襟に目を向けてみると小ぶりなワイドカラーのような形状になっています。
ここがもしレギュラーカラーのような形状だった場合は、よりシャツ要素が重ねられていたかもしれませんね。
そうであれば”カーディガンシャツ”と呼ぶかはさておき。
シルエットは一昨日に引き続きリブなし仕様のゆったり加減。
このなんでも重ねることができるシルエットともなると、やはりLOOKのように異なる色味を重ねたくなってしまいますね。
それでも破綻しないのはデザインが至極シンプルだからこそ。


そこに採用しているのが南アフリカ産のキッドモヘア。
キッドモヘアにナイロンとウールを重ねたニット地は、何も重さを重ねていないような軽やかさ。
それでいて温かみをもたらしてくれるなんて至れり尽くせり。
なんと言っても、やはり毛足長めのもけもけがなんとも心地良し。
モヘアの醍醐味はこのもけもけと言っても過言ではないのではないでしょうか。
もけもけにもけもけを重ねた心地良さは他に変え難い魅力とも言いたくなってしまいますね。


そして色味についてはBrownとGrayの2色。
Brownは潔さに温かみを重ねたような雰囲気が感じられるでしょうか。
一方のGrayは潔さにさらに潔さを重ねているような気がしたり。
それぞれ異なる雰囲気だろうと何がなんでも重ねて着たくなってしまいそうですね。

やはり重ね重ねニットが好きであることを実感してしまいますね。
もちろんニットならなんでも良いなんてことはないのですが。
その中でもこの潔さを重ねたとしても魅力に昇華できるのはBlanc YMだからこそなのだろうな、と思ったり。
歳を重ねていくごとで生まれる良いことを見つけていかねばなりませんね。
”カーディガン”に”シャツ”要素を重ねた”シャツカーディガン”として、生地を重ねてボタンを隠すフライフロント仕様や、より”シャツ”要素を重ねないワイドカラー仕様とされつつ、軽さに温かさも重ねた心地良すぎるもけもけキッドモヘアを採用することで、潔さを重ねて魅力へと昇華したBlanc YMのKid Mohair Knit Shirtsを是非。
池田
