徐々に|Kuchiba Knit|YASHIKI 24AW |えん -en-

徐々に

こんばんは。池田です。

1週間ぶりのONE PIECEの最新話、相変わらず凄まじかったですね。
流石にあの歴史について全て語られることはありませんでしたが、恐らく終わったであろうこの編で徐々に謎が明かされ始め、徐々に終わりが近づいてきていることをひしひしと感じてしまいます。
毎度その凄まじい面白さが更新されていっていますが、これからも凄まじさが徐々に増していくのでしょうか。
そうなってしまうと、もう面白過ぎて失神してしまうかもしれませんね。
流石にないか。
それほどぞっこんになっている、ということで。

最新話が出る度に同じことを書いていて、徐々に飽きられてきているんだろうな、と悲しみを抱きつつ、せっかく姪っ子甥っ子が帰省してきているので、昨日から少し早めに営業を終了とさせていただいています。
多少早い程度ではそこまで変わらないかな、と思いつつ、ひと目見れるだけでもなんだか癒されますし、ご勘弁を。
なんて言いながらも、昨日は到着と同時に就寝してしまったので、徐々に帰る時間を早めるか、と画策してしまっている自分もいます。
数分でも戯れられたら楽しいですしね。
これから成長していくごとに徐々に就寝時間が遅くなってくれたら良いんですけども。
戯れてくれるのは今のうちかもしれないですし、今日も早めに切り上げましょうかね。

徐々に|Kuchiba Knit|YASHIKI 24AW |えん -en-

会うたびに徐々に成長している姿を見ると喜ばしくなるな、と伯父さん目線になりながら、本日はYASHIKIのKuchiba Knitのご紹介です。
徐々に移り変わる情景を表現した1着。

徐々に|Kuchiba Knit|YASHIKI 24AW |えん -en-

いつも通り、まずは全体のイメージから。
ここでイメージされているのは『朽葉』です。
もちろん全く聞いたことのない単語でしたが、漢字を見て、朽ちた葉のことだろうな、と単純に考えていたものの、本当の意味は日本古来の色味の名称とのこと。
無知ぶりが徐々に、というよりもしっかりと披露されてしまっていますね。
悲しきかな。

徐々に|Kuchiba Knit|YASHIKI 24AW |えん -en-

その『朽葉』は、紅葉するなど色づいた葉が落ち始めてしまうことにより、徐々に色の少ない情景に移り変わっていくことを表現しています。
秋から冬へと徐々に移行していく情景というわけですね。
なんだか風情のある情景が思い浮かんでしまいそう。

徐々に|Kuchiba Knit|YASHIKI 24AW |えん -en-

というわけで、それぞれ表現されている要素を。
まずはベースとなっているワッフル編み、ここでは落ち葉が徐々に降り積もっていく様子が表されています。
このワッフル編みは他の編み柄と比較すると、やや細かい編み柄となっているので、もしかしたら遠目から眺めているのかもしれませんね。
左右に配されていることから、道の脇に積もっている、そう捉えることもできそうでしょうか。

徐々に|Kuchiba Knit|YASHIKI 24AW |えん -en-

葉が徐々に落ち始め、幹や枝が徐々に目立ち始めた木々を表現しているのが、身頃中央の縦に走る編み柄部分。
なるほど、それにしか見えません。
直立不動とも言えるぴんとした立ち姿には、どこか緊張感を感じてしまうかもしれませんね。
寒さも相まって、こちらも背筋が自然と伸びてしまいそう。

徐々に|Kuchiba Knit|YASHIKI 24AW |えん -en-

続いて、最も目立っている、と言っても過言ではないのが、丸みを帯びたケーブル編み。
ここで表現しているのがなんとも秀逸。
その秀逸に表現されているのが、落ちた葉が風に舞っている情景です。
いやはや、これは秀逸以外の何物でもありませんよね。
表現方法に感服、恐れ入りました。

徐々に|Kuchiba Knit|YASHIKI 24AW |えん -en-

また、これらの編みはTasogare Cardigan同様のプレーティング編みが採用されています。
これについてはTasogare Cardiganをご紹介した『移ろい』で既にご紹介しているので、ここでは簡潔に。

徐々に|Kuchiba Knit|YASHIKI 24AW |えん -en-

表裏で異なる色味の糸を用いるプレーティング編みを採用するだけでなく、今季はどの色味でも裏に黒の糸を使うことで、これまでよりも深みや奥行きのある色味が実現しています。
この濃淡をはっきり出すことで、秋の鮮やかな情景から徐々に寂しさを覚える冬への移り変わりを表現しているわけですね。
プレーティング編みについては徐々にご存知の方が増えてきているかもしれませんが、その中でも今季のこれはとにかく魅力的な仕上がりになっているのではないでしょうか。

徐々に|Kuchiba Knit|YASHIKI 24AW |えん -en-
 
徐々に|Kuchiba Knit|YASHIKI 24AW |えん -en-
 
徐々に|Kuchiba Knit|YASHIKI 24AW |えん -en-

そんなプレーティング編みによる色味はMUSTARD、ORANGE、CHARCOALの3色をセレクト。
MUSTARDは徐々に黄葉していく葉が表されているのかもしれません。
対して、ORANGEは既に紅葉して、徐々に落ち始めている葉といったところでしょうか。
そしてCHARCOALは全ての葉が落ち、冬本番へと徐々に向かっている情景ですかね。
色味でも徐々に季節が移り変わっていくさまを感じられそう。
どの情景が自分好みなのかで色味を選ぶなんて楽しみも。

徐々に|Kuchiba Knit|YASHIKI 24AW |えん -en-

サイズ感は言わずもがな、ですよね。
たっぷりゆとりを持たせて、アームも広めの設計。
非常に魅力的な色味も相まって、寂しげになりがちな秋冬のスタイルに主張を加えてくれたり、華を添えてくれそうですね。

徐々に|Kuchiba Knit|YASHIKI 24AW |えん -en-
Kuchiba Knit MUSTARD,ORANGE,CHARCOAL ¥33,550 (in tax)

のんびりだとしても、一緒に徐々に成長していきたい、そう感じさせる存在でしょうかね。
葉が徐々に落ちていく情景を表現することで、徐々に移り変わる季節を感じることができるYASHIKIのKuchiba Knitを是非。

池田

online

Instagram

ブログに戻る
  • いかに|Veiled My Tweed Wrap & Bag|Fujimoto 24AW|えん -en-

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

  • のよう|1-Tack Wide Trousers|SAYATOMO 24AW|えん -en-

    のよう

    より洋服のように。

    のよう

    より洋服のように。

  • 偏|24AW style|山内,KUON,satou,Fujimoto,OPPOSE DUALITY,INNAT,YASHIKI,ULTERIOR,POLYPLOID|えん -en-

    偏屈の偏見と偏愛。

    偏屈の偏見と偏愛。

  • それでも|Akane mohair Cardigan|YASHIKI 24AW|えん -en-

    それでも

    それでも同様に。

    それでも

    それでも同様に。

1 4