芽が出る
こんばんは。池田です。
入社式や入学式が絶賛開催されていますね。
オンラインではなくオフラインで開催されているニュースを見ていると、やっと通常運転になってきたな、と感じさせてくれます。
オンラインの入社式なんて参加する欲なんて僕には湧いてこなそうです。
そもそも入社式というものがなかったので、どんなものなのか想像の域を出ないのですが。
こう書いていると新卒の頃が非常に懐かしく思えてきます。
あの頃から少しは成長できていると信じたいものです。
これまでの努力や経験で、結果として芽が出ることを祈るばかり。
小さな芽でも良いのでね。
祈ったところで簡単には芽は出ない、と自分に喝を入れながら、本日はYASHIKIのKusamoe Vestのご紹介です。
桜は順調に散っていってしまっている中、桜ではなく春の緑が芽を出すイメージのアイテムなんて、タイミングが良すぎますね。
さらっと上述してしまいましたが、『草萌』が全体のイメージとなっています。
『草萌』は春になって草の芽が一斉に芽を出し始めること。
春といえば桜のイメージが強すぎるため、あまり草の芽に目がいかないところを、流石はYASHIKI、しっかりコレクションに反映させてきています。
草の芽に目がいかないのは僕だけかもしれませんけどね。
草萌とはいってもどこの草萌かというと、金沢城公園の石川門をくぐった先にある芝生。
金沢城公園には以前行ったことがあるのですが、全く記憶になく、ネット上の画像を見るしかなかったです。
草の芽に目がいくだけでも僕は凄いと思ってしまいますが、さらに芝生に目をつけるなんて、と称える以外できません。
その芝生を表現しているのが身頃中央の鹿の子編み部分です。
そう説明されるとぽつぽつとした鹿の子が芽に見えてくるから不思議です。
草の芽というと少しイメージが違うような気もしますが、芝生の芽だと妙な納得感を感じさせるでしょうか。
また、草萌とはいうものの、芝生だけがイメージされているわけではありません。
もうひとつイメージされているのが石川門をくぐって表れる石垣です。
こちらは身頃の脇にある交互に配されている四角形の柄で表現。
身頃中央などのメインにあるよりも、脇にひっそりと佇んでいる方がどこか石垣感を感じる気がします。
主役ではないんだけど、名脇役のようなイメージですかね。
既に上述してしまいましたが、生地は鹿の子編みのコットン100%。
ベストは何かしらの上に着るので、直接肌に触れることはそこまでないですが、鹿の子特有の凹凸による肌あたりの良さがありますね。
ベスト1枚で着るという猛者の方もいるかもしれないので、その方には非常に嬉しいポイントになりますね。
ちなみにさらっとした紹介になりますが、Kelly-green以外は安心安定のプレーティング編みです。
何度も説明してしまいますが、表裏で異なる色味の糸で編むことですね。
サイズ感はややゆったりとしたシルエットとなっており、レイヤードが非常にしやすい仕様になっているかと思います。
アームも広めに取られているので、その点でもレイヤードしやすいかと。
シャツはもちろんカットソーなど幅広くレイヤードできますし、気温が低い時期にはアウターのインナーとしても着ることができるので、通年着られるのがYASHIKIのベストの良さのひとつかと思います。
色味はPale-blue、Kelly-green、Greige、Blackの4色展開。
GreigeとBlackは言わずもがな、通年着やすい安心の色味ですね。
Pale-blueとKelly-greenは今季らしい非常に良い色味になっているので、春夏は明るい色味を身につけたいという方にはぴったりかと。
祈ってるだけでは芽は出ないと感じつつ、芽が出る情景を表現したKusamoe Vestを着ていたら、もしかして芽が出やすくなったりしないかな、なんてつい考えてしまいます。
春から新しい生活が始まる方、もちろんそれ以外の方も、努力や経験が結果として芽が出るのを見守ってくれるYASHIKIのKusamoe Vestを是非。
池田