なんだか
こんばんは。池田です。
ここ数日はお昼の気温が高くて、なんだか冬の終わりが見えてきてると感じてしまいますね。
このままの気温を保ってほしいものの、金曜日あたりはかなり寒くなりそうな予報。
もうそろそろ寒さも落ち着いていただきたい気持ちでいっぱいです。
そして来週にはバレンタインですね。
義理チョコや友チョコなどはずっと前からありましたが、今年初めて「自己チョコ」なるものを知りました。
自分用を買うことはずっとあったとは思いますが、ちゃんと呼び名があったんですね。
さらに調べてみると、「マイチョコ」「自分チョコ」「俺チョコ」などもあるみたいです。
こんなバリエーションがあると、なんだかなんでも良くなってきてしまいます。
それぞれの企業がマーケティングに活用するんでしょうね。
バレンタインはチョコボールでも「俺チョコ」しようかなと考えつつ、本日はULTERIORのNEPPED OLD DENIM 52 TROUSERSのご紹介を。
22AWではデニムは各ブランドから出ていなかったので、こちらが初めてのご紹介になりますね。
デニムとは言うものの、デザインソースになっているのはフレンチミリタリーのM52。
M52は有名な気がするのでご存知の方が多いとは思いますが、所謂チノパンですね。
M52は年代によってバックポケットのフラップの有無であったり、1タックか2タックかなどの違いがありますが、こちらではそれぞれ仕様をミックスさせています。
バックポケットはフラップ付き、ピンタックにダーツを施してる、といった仕様に。
そういった仕様にすることで、なんだかスラックスのような雰囲気を感じないでしょうか。
そして使用されているデニム生地は、経糸にロープ染色したピュアインディゴ、緯糸にグレーをチーズ染色したネップ糸で織り上げられています。
オンスは10ozのため、丁度良い厚みの生地感で、気温が高くなっても着やすくなっているかと思います。
チーズのように巻くからチーズ染色と言われても、全くチーズ感を感じられずなんだかもやもやします。
また、経糸には落ち綿も混ぜて紡績されています。
そのためこのような良い粗野感を感じられる仕上がりに。
それに加えて一般的な濃度の半分程度のピュアインディゴで染色することで、赤味が抑えられたややグレイがかった色味にとなっています。
もちろん染色だけでなく、洗いや手作業でのビンテージ加工が施されることによって、着て洗ってを繰り返したような自然なフェード感が出ています。
粗野感を感じる、フェード感が出ている、とは言うものの、所謂デニムよりも品を感じるな、と個人的には思ってしまいます。
タックなどの仕様ももちろんそう感じる要因ではありますが、色味もそう感じる要因のひとつのように思います。
品を感じつつ、新品とも、古着とも、ビンテージとも言えるし、どれにも当てはまらないような不思議な感覚も受けますかね。
サイズ感については太めではありますが、センターシームが入っているので、ずどんと太い印象は受けないかと思います。
ウエストにはドローコードがついているので、スタイルに合わせてウエスト位置は調整していただけます。
重い印象の冬生地には飽きてきたし、なんだか春を感じられるデニムも良いな、と欲をそそられてしまいますね。
なかなか冬の終わりが見えなくてなんだかな、と考えてしまう時期ですが、デニムなのになんだか品を感じ、なんだかスラックスの雰囲気も感じられるNEPPED OLD DENIM 52 TROUSERSを是非。
池田