鑑
こんばんは。池田です。
昨日の隅田川の花火大会は相変わらず人混みが凄まじかったみたいですね。
甥っ子たちはその凄まじい人混みを鑑みて、人混みがあまりない場所で観ていたそうです。
それでも人はかなり多そうですけども。
そもそも花火大会にはあまり関心がなく、さらに人混みが嫌いではありますが、甥っ子たちと見られるのなら行きたいな、なんて思ったり。
とはいえ、秋冬の入荷が本格化するこの8月の休日開催を鑑みると、行けるわけないですね。
花火大会は諦めて夢の国に一緒に行けることを願っておきましょう。
甥っ子を鑑みずに自分だったら人混みを鑑みすぎて観に行く気にならないだろうな、と元も子もないことを考えている中、始まったオリンピック。
オリンピック自体にもあまり関心がありませんが、開会式に参加した著名人や出場する選手たちの着るものはつい気になってしまいます。
様々なメディアでもそれらが取り上げられていますしね。
オリンピックともなると、その参加国の鑑とも言えるようなブランドが手掛けていたりするので、相当の影響力があるのかと勘繰ってしまいます。
あの著名人が着ていたから、あの選手が着ていたから、という理由でブランドを選ぶことがあるなんて、僕からしたらにわかに信じ難いですが、実際にそういう方が多くいらっしゃるんでしょうね。
それを鑑みて協賛しているでしょうし。
当たり前ですけど、僕には別世界ですね。
オリンピックに出場する選手はその国の鑑だよな、と改めて讃えながら、本日はINNATのRAKUGAKI CAPのご紹介を。
親ばかの鑑とも言えるアイテムかと。
この刺繍を見ると思い返されるのが、COLLECTION 05で展開されていたEMBROIDERY SHIRT。
そこに施された刺繍の架空のモンスターたちは、谷さんのお子さん画伯が描き溜めていたものでした。
それを総刺繍にするなんて、何度も言ってしまいますが、本当に親ばか。
谷さん、何度も言ってしまって申し訳ないです。
もちろん良い意味でですし、そうとしか言えないんですよね。
そして今季もまたもやモンスターを刺繍したアイテムが展開されました。
その中でセレクトしたのがこのキャップ。
確実ではないですが、恐らく先シーズンのEMBROIDERY SHIRTでは存在しなかったモンスターではないかと。
もしEMBROIDERY SHIRTにも存在していたら申し訳ないです。
とにかく谷さんの親ばかぶりが今季も健在ですね。
お子さん画伯が描いたモンスターを自分のブランドのアイテムに落とし込むなんて、親ばかの鑑としか言いようがありません。
親ばかならここまで突き通してくれた方が、受け取る側も清々しいですよね。
中途半端だとこちらも小っ恥ずかしくなってしまいますし。
ということで、このキャップ、とても洗練されているとは言えないですよね。
洗練とは真反対に位置するかのような気の抜けよう。
この気の抜けたところが実にINNATらしく、それが魅力的。
むしろ洗練されていてほしくない、とさえ思ってしまいます。
洗練、繊細、上品、上質、厳格、重厚、例え作りがそうであったとしても、それが纏う雰囲気はゆるくリラックス感を感じさせるのがINNATらしさだと勝手に解釈しています。
それを体現したかのようなこのキャップは、どこぞの観光地のお土産屋さんで売られているような、良い意味でのチープさがあるでしょうか。
旅行の思い出としてつい買ってしまうあの感覚、何故か罪悪感がないんですよね。
もしこれがお土産ではなく、気合いを入れた贈答品かのように上質な生地を使っていたら、なんだか違う気がしてしまいます。
それはINNATがやることではないと言いますか。
なんとも表現しづらいですが、INNATのアイテムとして鑑みると、このお土産のような落とし所が最適解なのかな、なんて。
とはいえ、それを鑑みても、鑑みなくても、愛らしいということには間違いないですよね。
せっかくならこのモンスターの名前も知りたいな、なんて思っていた矢先、Blackは完売してしまったため、残すはGrayのみとなってしまいました。
モンスターの刺繍が目立ちすぎる、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、GrayであればBlackほど目立ちすぎず、モンスターの存在をほのかに感じる程度かと思います。
それでも愛らしさは損なわれていませんのでね。
これからも運営していくことを鑑みても、誰かの鑑になれるように歩んで行かないと、とモンスターたちから言われている気がします。
親ばかの鑑とも言える刺繍が施され、INNATのアイテムとして鑑みるとこの気の抜けた雰囲気が魅力だと思わせてくれるRAKUGAKI CAPを是非。
池田