細部
こんばんは。池田です。
以前会期を間違えて見ることのできなかった展示を見に行くことができました。
ここ最近はInstagramのストリーズに投稿していたりするので、もしかしたら見ていただけた方もいらっしゃるかもしれませんね。
Nerholは最も好きなアーティスト、と言っても過言ではないので、見ることができて何よりでした。
Nerholの作品はどれも曖昧な雰囲気を漂わせつつ、細部まで精神が行き届いた繊細さを感じられるような気がしています。
あの彫る工程は、細部まで位置を決めているのか、それともその場の感覚で進めているのか、どちらとも取れるような感覚に陥ってしまいます。
そうは言いながらも、ただの素人ですし、作品として好きなので、それだけで良いんですけどね。
その展示を見た後は、なかなか行くことができない銀座で先輩たちへの挨拶周りもしてきました。
それにしても海外からの観光客が一気に戻ってきていますね。
観光客の方はショッパーを両手に持ち、なんだか楽しそうな表情を見ると、日常が戻ってきたような気がして、何故か安心してしまいました。
海外からの観光客は嬉しい円安には、日本人として顔を背けたくなってしまうんですけどね。
どこまで続くのやら。
観光客で賑わっていた某商業施設は、細部までこだわり抜いた店内、細部まで掃除が行き届いてるな、なんて感心しつつ、本日は23AWからお取り扱いがスタートしたFUJIのStandard Crew Neck Sweatのご紹介です。
細部に神は宿る、そんな1着かと。
まずは簡単にブランドのご紹介から。
FUJIは2020AWからスタートしており、僕としてもお取り扱いしたいと考えてはいたものの、一度コレクションを発表していない時があり、ご相談のご連絡はしていませんでした。
そこから再開していることを全く把握できていない状況の中、お取り扱いのご連絡をいただき、ほとんど即決でお取り扱いさせていただくことを決めました。
そんなFUJIのアイテムは、シンプルでミニマムな印象を受けるものが多いかと思います。
ただそれだけではなく、細部まで計算されたディテールによって、非常に洗練された品のある仕上がりになっています。
お取り扱いさせていただいているブランドの中でも、特にシンプルなアイテムになるとは思いますが、無個性というわけでは全くなく、洗練された品のあるミニマムなアイテム、という個性を持ち合わせているかな、と僕は感じています。
そしてファーストデリバリーとして到着したものが、FUJIの定番ラインであるessenceのStandard Crew Neck Sweat。
アイテム名にもある通り、一見するとスタンダードでシンプルな印象ですかね。
とはいえ、やはりどこか品を感じさせる佇まい。
そう感じさせる要因として、通常よりも細いリブが大きく関わっているかと思います。
首元のリブは約1cmと細めの仕様になっていることで、カジュアル感が薄まり、洗練された印象に。
このリブの細さはFUJIなりの引き算によって生み出されたデザイン、といったところでしょうか。
この品を感じさせるデザインは、計算に計算を重ねて生み出されたんだろうな、と勝手に想像しています。
デザインを加えていくのではなく、引いていくことで生まれるFUJIらしい品、そういった部分に非常に惹かれてしまいます。
それに加えて着心地も非常に良いです。
柔らかな生地感、程良い肉感、ゆったりとリラックスしたシルエット。
この心地良さは病みつきになってしまうのではないでしょうか。
色味はGray、Brown、Blackの3色展開。
Gray、Blackは言わずもがな、な色味ですし、Brownもどこか優しさを感じられる色味となっており、スタイルを選ばずに着ることができそうです。
過度な色味にはしないことで、細部へのこだわりをより感じられますね。
どんなことも細部まで気を遣う、そんなことを学ばせてくれそうな存在。
今季からお取り扱いがスタートしたFUJIの細部までこだわり抜かれたStandard Crew Neck Sweatを是非。
池田