反対
こんばんは。池田です。
一昨日は総裁選の告示日でニュースもそればかりが流れていた気がします。
それぞれの政策を打ち出しつつ、それらに反対の意見が聞かれたり、どの方が選ばれるのか。
個人的にはあの方になるのかな、なんて予想もしていますが、どうやら大方の予想では2人に絞られているのでしょうか。
この予想通りの結果になるのか、それとも反対の結果になるのか、結果が出るまで見守るしかありませんね。
たとえ結果に反対しても結果は変わりませんので。
有識者とは反対に政治の知識なんて小粒程度の存在が何を言うか、と念の為知識がそれほどないことを注釈している中、今週末にはyauranさんの周年イベントが待ち受けています。
オープニングレセプションに行ってからすぐに周年イベントなんて楽しみが続く気持ちがありはしますが、その気持ちとは反対にお財布の不安が募ってしまいますね。
手を出さねば良いのでは、と自分でもわかっていはいますが、いつもお世話になっているともなると恩返しとしても購入しておきたいと思ってしまいまして。
なんて言いながら、恩返しとは反対の欲深いだけなのでは、と思った方、鋭い考察。
もちろん欲深い事実に反対することはありませんが、恩返しのためであることも事実ですのでね。
欲深さとお財布事情は反対なのか比例しているのかわからなくなってしまいながら、本日はULTERIORのSUPER FINE LIGHT MELTON SHORT HUNTING JKTのご紹介を。
たとえ反対に位置していようともそれを魅力だと感じられる1着かと。
まず生地についてですが、共地のセットアップは既に『なんて』でご紹介しているので、詳細はそちらに譲るとして、こちらでは簡潔気味に。
もちろんこちらのハンティングジャケットもセットアップとしてまとめても良いかもしれませんが、そこはあえて反対に単体としてご紹介する所存です。
何が反対かわかりませんけども。
というわけで、こちらで採用されているのは二重織のライトメルトンとなっています。
ただ、これまで採用されていたメルトンを継続するわけではなく、反対に見直しが図られています。
原料の糸の番手とグレードが変更されたsuper130's梳⽑原料に。
さらに原料の見直しだけでなく、ライトメルトンと謳っているように薄手で軽やかな生地感とされつつ、そこに縮絨加工が施されています。
だからこそ生まれた品のある光沢や滑らかさはこれまでと反対に位置する表情、とまでは言えないものの、より際立っているとは言えるかもしれません。
表情としてはもちろんのこと、心地良いことこの上ないですね。
その表地とは反対の裏地にはウールエターミンが採用されています。
おかげで保温性が高まるとともに、このしなやかな生地感がこれまた心地良し。
たとえ何か反対したい部分を探そうにも見つからない生地感、たまりません。
このたまらない生地を採用しつつ、デザインとしてはハンティングジャケットがソースとされています。
ひと目見てハンティングジャケットがソースであることに反対することはないようにも思いつつ、それとは反対に異なるようにも思いつつ。
あ、なるほど、このほのかに感じる違和感、曖昧さ、これぞULTERIORといったところでしょうかね。
と感じさせているのは、ソースとされている所謂なハンティングジャケットがミドル丈とされているところ、こちらではショート丈に設定させているからこそ。
僕も私物として古着のハンティングジャケットを所有していますが、良い意味で中途半端な丈で野暮ったさが滲み出ているところ、それとは反対にすっきりと端正な佇まいを感じていただけるのではないかと。
ショート丈ですっきりとはしていながら、ゆとりをもたせてバランス良く仕上げてくるあたりが流石のひと言。
ただ、違和感や曖昧さを感じさせるのはシルエットのみならず。
粗野なコットンやダック生地が採用されることが多いようなハンティングジャケットに、それとは反対、真逆とも思える品のあるメルトンが採用されている点もそう感じさせる要因でしょうね。
ふと目をやるとハンティングジャケットの無骨さや粗野感を感じたと思いきや、それとは反対の端正ですっきりとした印象に様変わりし、頭の中でしっかり咀嚼した方が良いと言っても過言ではなさそう。
いや、それは過言かもしれませんが、何はともあれ、良い違和感や曖昧さがあることは間違いないのでね。
もちろんハンティングジャケットの反対にいくことなく良さも引き継がれており、マチのついたフラップポケットが堂々と鎮座しています。
これがなければハンティングジャケットであることに疑問を呈してしまうでしょうし、普段から荷物は少なくバッグを持ちたくない方には嬉しい要素。
マチつきですし、煙草、ライターもしくはZippo、メガネケース、リップ、持ち運び充電器、イヤホン、ポケットティッシュ、エコバッグ、手持ち無沙汰な自分の手、などなど、その全てが入るということには反対票が投じられることは事実ですが、これらの中で複数は入るでしょうね。
さらにそのマチつきフラップポケットの上部には反対にマチなしフラップポケットも鎮座。
上述した持ち物たちは入らないかもしれませんが、薄いカードケース、マネークリップに挟んだお札、地図、お守り、栞、板チョコの食べかけ、などなど、あ、海苔も、と言ってしまっては反対されてしまうので書かなかったことにしておきますが、薄手のものを入れていただければ。
マチなしとはいえ役立ってくれるはず。
ポケットとしての機能性はもちろんのこと、そのポケットやフロントに採用されているボタンも見逃せません。
ハンティングジャケットではボタンのあるものも、ないものも存在するかとは思いますが、ボタンがあったとしても汎用的なボタンもしくは光沢あるドットボタンのところ、それらとは反対に位置した光沢のないマットなドットボタンが採用されています。
そのおかげでハンティングジャケットらしからぬ表情へと作用し、ここでも良い違和感や曖昧さが感じられるのではないかと。
そして既に画像を載せてしまっていますが、襟元はボタンを留めて立てていただくことも可能な仕様になっています。
立ててみると反対にきゅっと引き締まった印象になりますかね。
かなりの寒さを感じる時期なんかには風から首元を守ってくれますし、まるで異なる雰囲気を出してくれるので、その時々で異なる楽しみ方をしていただければ。
それにしても相変わらずバランスが良すぎる仕上がり。
こんなもの欲に反対意見を投じている場合ではないですよね。
自分の欲に赴くまま手を出してしまうこと必至。
たとえ一般とは反対の方向を向いたとしても、それを自分らしさに昇華させることを指南してくれているのでしょうね。
何か反対したい部分を探そうにも見つからない品と軽やかさが共存したメルトン生地が採用され、所謂ハンティングジャケットとは反対に位置するような端正さとすっきりさが感じられることで、手を出したい気持ちにはどうしても反対したくないULTERIORのSUPER FINE LIGHT MELTON SHORT HUNTING JKTを是非。
池田
