絶
こんばんは。池田です。
そういえばようやく髪を切ってきました。
毎度の如く想像を絶するほどの凄まじい毛量だったので、軽くなってなんとも軽快です。
来月は膨大な展示会もあるので、このすっきりとした姿になれたのは良かったのかもしれません。
それにしてもここまで軽やかな毛量になると、髪を乾かす時間を絶滅させるほど短縮できて何よりです。
とはいえ、そこまで煩わしさは感じていないものの、そろそろ長髪から抜け出すことも検討したり、しなかったり。
ここまで伸ばしたならいけるところまでいこうか、なんて思ったりもしてしまうので、非常に悩ましいところ。
この悩みは当分絶えることはなさそうです。
悩みつつも、髮を短くするのが絶好のタイミングかもしれないな、と感じている中、絶賛開催中のパリコレですが、クリエイティブディレクターやらデザイナーやらの退任、後任情報も飛び交っていたりしますね。
ここ最近は就任して数シーズンで絶ってしまうことも多々ありましたが、長く就いていた方の退任情報も取り沙汰されていることに驚くばかりです。
長く就いていた方は売上含めブランドにとっての貢献度が高かったことは疑う余地はないのですが、経営側とすると新鮮さを欲してしまうのでしょうか。
もちろん新鮮さは重要であることは理解できますが、それを求めるが故に方向性が誤ってしまい顧客の方々が離れてしまっては絶句ものですよね。
そんな絶望的な状況にはならないように慎重に検討がなされているとは思うので、良い方向に向かっていただけることを願うばかり。
ブランドと親和性が極めて高い新たな人材を探すなんて想像を絶するほど難しいんだろうな、と交代劇に関心を寄せながら、本日はULTERIORのSUPER FINE WOOL TROPICAL DB JKTとSUPER FINE WOOL TROPICAL TUCKED TROUSERSのご紹介を。
絶句しそうで、悶絶してしまいそうなほど、仕上がりが絶大とも感じてしまうセットアップかと。
こちらはこれまでも展開されてきたセットアップです。
毎シーズン絶大な支持を集めていると言っても過言ではないですよね。
先シーズンではジャケットが先に入荷したため、セットアップでのご紹介はできませんでしたが、今季は両者揃い踏みでの入荷となりました。
セットアップとして継続して展開してはいるものの、毎シーズン細かな調整をしているので、全く同じ仕上がりではありませんのでね。
というわけで、セットアップなので、まずは採用している生地について。
春夏のセットアップではウールトロピカルが採用されているのですが、ただのウールトロピカルではありません。
ここでは超極細のsuper 130'sのウールが使われています。
そのため非常に滑らかな生地感となっており、心地良すぎて気絶してしまうのでは、なんて思ってしまうほど。
さらに滑らかすぎることによって綺麗な落ち感やドレープを生んでくれていますね。
ただでさえ綺麗なシルエットを生み出しているにも関わらず、そこにこんなにも綺麗な落ち感やドレープが効いてしまうなんて、もう絶品と言いますか、絶賛せざるを得ません。
まいりましたね。
加えて、この絶品生地にはウォッシャブル加工と特殊な柔軟加工が施されているため、より滑らかさに拍車がかけられています。
どこまで滑らかさを追求するのか、と出せる言葉がなく悶絶してしまいそうですね。
本当にまいりました。
そんな絶品生地を採用したセットアップ、まずはダブルブレステッドジャケットを。
上述したように全く同様のものというわけではなく、毎シーズン細かい調整がなされつつ、絶大な信頼をおけるとも言える国内の熟練の職人さんによって製作されているもの。
不安なんて一切感じさせないものづくりと言っても過言ではないでしょうね。
テーラード工場の熟練の職人さん、なんて聞くと、どこかお堅い印象を抱いてしまいそうなものですが、そんな印象は根絶される仕上がり。
もちろんテーラード由来の端正な佇まいをしてはいるのですが、アンコン仕立てで仕上げられているため、気兼ねなく羽織れる存在になっているかと思います。
サイズ感もゆとりをもたせているので、お堅さなんて微塵も感じさせません。
こんなものを日常でさっと羽織るなんて羨ましすぎてそんな方とは絶縁したくなってしまいそうです。
しませんけどね。
一方のトラウザーズは、ウエスト周りが特徴的なデザインとなっており、深く入れられた2タックやサイドのアジャスターが印象的。
この仕様は50年代のビスポークが参考とされており、なるほど、現代的な雰囲気もありつつ、どこか威厳のようなものを感じるわけです。
現代とクラシカルな要素を絶妙に組み合わせてくるあたりは流石のひと言ですね。
また、シルエットとしてはワイドにはなっているのですが、そこまでの太さは感じさせません。
それは上述した綺麗な落ち感があるからこそ感じることができるもの。
個人的にULTERIORのアイテムの中で、特にパンツのシルエットには絶大なる信頼を寄せてしまうんですよね。
とにかく絶妙でとにかく綺麗、そのひと言のみ。
ふた言かもしれませんが、それに尽きるのみです。
そして色味はSHADE BLACKのみセレクト。
満を持して展開されたとも言える黒なんて手にする絶好の機会ではないでしょうか。
もちろんただの黒ではなく、綺麗な光沢を帯びつつ、色味の名称にもあるように陰影があるような奥行きのある表情を感じていただけるかと思います。
この色味も非常に絶妙で、品を持ち合わせていながらも、どこか捉えどころのないようにも感じさせるんですよね。
シルエット然り、相変わらず色味も絶妙です。
いつかは絶賛される存在になりたいと思わせてくれる存在ですね。
生地の原料から加工によって気絶してしまいそうなほどの落ち感と心地良さを持ち合わせ、端正さはあっても気兼ねなく羽織れる絶妙さに、絶大な信頼を寄せてしまうULTERIORのSUPER FINE WOOL TROPICAL DB JKTとSUPER FINE WOOL TROPICAL TUCKED TROUSERSを是非。
池田
