とはいえ
こんばんは。池田です。
なんだか急に気温が高くなりましたね。
春が近づいているのでは、なんて錯覚になってしまいます。
とはいえ、それも今日と明日の2日間で、明後日の金曜日にはまた真冬の気温になるとのこと。
そんな寒暖差をつけないでくれ、と懇願したくなってしまいますね。
なんて言いつつも予想されていたように、今年はそこまで寒さが厳しくなく、暖冬傾向にある気がしますが、どうなのでしょうか。
昨年の方が自転車通勤が辛かった記憶もありながら、とはいえ今年も十分辛いんですけど。
自転車通勤ではその辛さを避けては通れないので、もう少しの辛抱だと自分を鼓舞しながら耐えようと思います。
自転車通勤が辛いほどの寒さの中、昨日の午前中に自宅のベランダで煙草を吸っていると、鳶のような鳥が飛んでいるのを見かけました。
こんなところに鳶がいるのかと疑問に思っていたのですが、世田谷区内でも大鷹が見られるみたいです。
大鷹は単純に格好良いので小さい頃から好きなんですよね。
とはいえ、実際に見れたことはないんですけど。
大鷹、大鷲、隼、翡翠、小さい頃から好きな鳥類。
こう並べてみると意外性は全くないですね。
何の得のない情報は以上です。
無駄な好みの紹介であるとはいえ、小さい頃の記憶に懐かしむことができたので、自分の中では良しとしつつ、本日はULTERIORのTWISTED LOOSE MILANO RIB KNIT POLOのご紹介です。
ミラノリブのニットポロとはいえ、一筋縄では済まさない1着。
まずデザインで目を引くのが、なんと言っても非常に深く取られたフロント部分。
ポロシャツであれば、通常はボタンが2つか3つほどでしょうかね。
とはいえ、こちらでは身頃の半分を裕に超えて、ボタンが5つ配されています。
ここまで深さを出しているあたりは、なんだか潔さすら感じてしまいます。
ULTERIORらしく違和感を感じるデザインであるとはいえ、身頃の半分ほどで留めてしまった場合は中途半端な印象を抱いてしまいそう。
しっかりと振り切ることで違和感とともに、魅力あるデザインに昇華されているのではないでしょうか。
ULTERIORのアイテムとして見逃せないのが、使われている生地ですね。
一見すると普通のミラノリブと何ら変わらないように見えるでしょうか。
そう見えなくもないとはいえ、ULTERIORがそれで済ますわけもありませんよね。
というわけで、こちらのミラノリブは編み目をあえて揃えないように編み立てられています。
それだけでも十分なこだわりようではあるとはいえ、それに加えて1段毎に交互に⽷の本取りを変えています。
そうすることでリブ編みがシャドーボーダー柄に仕上がった仕様。
他人から気付かれることはほとんど確実にないとはいえ、ここまでこだわり抜かれた生地、いやはやULTERIORの生地説明を見ると、毎回感服せざるを得ません。
また、シャドーボーダー柄の編み目には凹凸感がついているため、鹿の子のように肌との接地面積が少ないので、肌あたりの良さも感じていただけます。
編み地からやや光が透けるほど薄手とはいえ、ここ最近の夏を考えるとそれだけでもかなり体感が変わってきそうですし、その恩恵を存分に感じたいですね。
このこだわり抜いた生地には、布帛と近しい編み地のミラノリブとはいえ、その既成概念を崩したいという背景も。
ミラノリブとはいえミラノリブらしからぬ、布帛に近しいとはいえ布帛ではない、そんな表現し難い曖昧さを目の当たりにしていただけるかと思います。
もちろんそんな細かいこと抜きにしても、非常に良いアイテムだと感じていただけるかと。
サイズ感はゆとりが取られたもの。
ゆとりが取られているとはいえ、程良いゆるさに仕上げられているため、もちろんだらしないことはありません。
そして色味についてはROYAL BLUEとBLACKをセレクトしていたとはいえ、案の定ROYAL BLUEは完売してしまったので、BLACKのみとなります。
今季らしさで言えばROYAL BLUEが優勢かもしれませんが、合わせやすさについてはBLACKが圧倒的勝利を収めるかと。
それはそうですよね。
来月は展示会で忙しくなるとはいえ、詰め込み過ぎないように、と優しく声をかけてくれそうですね。
ニットポロであるとはいえ違和感のあるニットポロに、ミラノリブであるとはいえ違和感のあるミラノリブに、と違和感を魅力へと昇華したULTERIORのTWISTED LOOSE MILANO RIB KNIT POLOを是非。
池田