隠れ|WEP print T-shirt|nagoune 25AW|えん -en-

隠れ

こんばんは。池田です。

先日も書いたようにヒカルの碁を順調に読み返しています。
あの人物がいなくなってしまい、どこかに隠れているのではないか、どこか縁のある地に行ったのではないか、と探す場面に到達しました。
いやいや、もう切なすぎますね。
もちろん隠れているわけでもどこかに行っているわけでもないのですが、突然の出来事すぎて探したくなるのは必然といったところでしょうか。
その感情を隠れさせておくなんてできないでしょうし。
たとえ漫画であろうと感情移入してしまうこと必至。
とはいえ、これが一層の成長に繋がるので引き続き読み進めていきましょうかね。

漫画は好きでもその知識は隠れてる、いや、知識はないことが見え隠れしている中、どうやら我が母校の高校のサッカー部は今年も全国大会に出場するとのこと。
そもそも都道府県の予選を通過していることを知らなかった事実が隠れることはできませんでした。
何せこれまた先日書いたように既にサッカーには関心がありませんでして。
本音を曝け出してしまえばサッカーをやっていた事実なんて極めて遠いところに隠れていただきたいほどだったり。
それでも母校ともなるとほんの少しだけ関心が高まったり。
いや、こればかりは本音が隠れることのないようにまるで関心が高まらないことをお伝えせねば。
もちろん頑張ってほしい気持ちもお伝えしておきますね。

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どこの高校出身なのか質問されたら隠れるしかないな、と明らかにしないことを決意しながら、本日はnagouneのWEP print T-shirtのご紹介を。
たとえ隠れようにも隠れられない魅力を携えた仕上がりかと。

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こちらはロングスリーブのプリントTとされていますが、え、この時期にロンTなのか、はい、なんだかご紹介する時期が遅くなってしまいました。
その事実は隠れることなく正直に白状しておきます。
遅れてしまった事実も隠れることができませんが、今の時期でも着ることはできるので良しとしていただければ。

気を取り直しまして、プリントTというだけあって、何よりフロントのプリントが特徴でしょうね。
それはそうだ、なんて仰る方には隠れておいていただけますと幸いです、なんてことは言わず、それはそうだ、ですね。
むしろプリントTでそうでなければ存在自体を疑いたくなってしまうでしょうし。

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そんなこんなでこちらのプリントは南アフリカのアーティストであるミカエル・ソボツキー様(Mikhael Subotzky)の作品です。
もちろん僕はミカエル・ソボツキー様を存じ上げていました、と言いながら隠れてしまう未来が見えるように存じ上げてませんでした。
アートが好きとはいえ、知識豊富だなんて偽りの姿が隠れていてはいけませんのでね。

この作品は名郷根さんもお気に入りとのことで、実際に展示会でのキービジュアルにも採用されていました。
来季もミカエル・ソボツキー様の作品を落とし込んだアイテムが展開されるということもあり、もしかしておふたりは隠れた関係を築いているのかな、なんて思ったり。
もちろんそんな不穏な関係ではないでしょうけどね。

無駄なことはさておき、その肝心の作品は男性の肖像画のような描かれ方をしています。
とはいえ、顔が隠れるように描かれていたり、粗いような抽象的な描かれ方とされているため、特定できないようにどこか曖昧さを残されているとでも言いましょうか。
ひと目見たら隠れたくなるような不穏な空気が流れているようにも思えたり。

という曖昧さや不穏な雰囲気が感じられるように顔が隠れているとなると、もしかしたら捉え方は自由だという余白が残されているかもしれません。
隠れている顔はどんな表情をしているのか、どんな性格なのか、どんな洋服を着ているのか、どこで描かれているのか、とそれぞれの捉え方に委ねられているのかもしれませんね。
僕としては豊かな生活をしている40代ほどの男性、落ち着いていて温かい性格、仕立てた洋服たち、顧客のみを描く隠れ家のようなアトリエ、なのかなと想像してみたりしています。
もしまるで間違った捉え方であればどこかに隠れさせてください。

隠れるか否かも自分次第かな、とも思いつつ、この印象的なプリントに隠れ気味ではあるのですが、袖には米海軍のWEPジャケットの要素が加えられています。
背面なので前からは隠れてしまいますが、タックが入れられていたり、隠れるようにわかりづらい袖口から鋭利に伸びるリブだったり。
いやはや、わかりづらい。

わかりづらいなんて書いてしまいましたが、ロンTにWEPジャケットの要素を加えるなんて、名郷根さんの隠れた変態性が垣間見えてしまうでしょうか。
僕は既にこれ以外のアイテムたちからも変態性は感じていたんですけども。
何はともあれ、立体的なシルエットの袖とされることで、所謂ロンTから逸脱してくれる隠れた名脇役といったところ。

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そこに採用されているのが微強撚糸によるハイゲージの天竺生地。
糸と糸の隙間が隠れるように密度高く編み込まれているので、ハリがありつつも滑らかさも有した生地感となっています。
糸と糸の隙間が隠れるように、というのはよくわかりませんが、兎にも角にも、ほんのり光沢も感じられ、普通と言わざるを得ない天竺たちは隠れたくなる生地に仕上がっているかと。

隠れ|WEP print T-shirt|nagoune 25AW|えん -en-
 

そしてサイズ感としては特段ゆるすぎることもなく、細すぎることもなく、ロンTに求める設計といったところでしょうかね。
1枚で着ても物足りなさは感じないですし、インナーにしても上手く隠れてくるので、汎用性が高いことは保証済み。
これなら真夏以外として春秋には主演か軽めの羽織りのインナーとして、秋冬にはしっかりアウターのインナーかしっかりアウターのインナーのインナーとして、様々な立ち回りをしてくれるはず。
なんだかんだで手にとってしまう存在かな、と思ってしまいそうです。

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正直なところまだまだ他に隠れてしまう知名度ではありますが、それでもその仕上がりの魅力は隠れることなく露呈していると思います。
むしろこの知名度を保っていただいて、某飲食店まとめサイトで3.2点だけど実際は非常に美味しいお店のように隠れた存在であり続けていただきたいな、なんて思ってもしまったり。
いつかは気付かれてしまうんでしょうけどね。

隠れ|WEP print T-shirt|nagoune 25AW|えん -en-
WEP print T-shirt ¥22,000 (in tax)

どうにかして隠れようにも隠れることができない魅力を携えるにはどうしていくべくか示してくれているのかもしれません。
顔が隠れるように描かれた抽象的なプリントを落とし込むことで、あえて意図が隠れるような余白が感じられつつ、名郷根さんの隠れた変態性も感じてしまうWEPジャケットの要素を加えることで、隠れた存在であっても隠れることのない魅力ををもったnagouneのWEP print T-shirtを是非。

池田

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