超える
こんばんは。池田です。
10月も終盤に差し掛かっている中、あまり意識していませんでしたが、24AWのデリバリーは全て完納されていたみたいですね。
まだ何かあるだろうな、なんて度を超えるほどのとぼけたことを考えていましたが、いつの間にやら完納。
あまり重めのアウターなどはセレクトしていなかったので、後半はあまり入荷がなかったかもしれませんね。
正直なところ暖冬になることに不安を感じてしまっていたのも事実。
暖冬になるかどうかもわからない時期にオーダーがあったり、デリバリーがあったりするので不安に感じる必要はなかったのかもしれません。
こればかりは25AWでの課題です。
何はともあれ、これで現実的なお支払いの壁を超えることができたはずなのでひと安心。
何せ月末が恐怖でしたので。
少し安心しながらのんびり営業していこうと思います。
本当にその壁を超えることができているのか、とのんびりでも気を緩めないようにしている中、お祭りにわくわくしていると、ボロ市の申し込みも近づいてきました。
年末年始に開催されることもあって、もうそんな時期か、と。
ボロ市が近づいてくると年が超えるんだなと実感してしまいます。
今年もあと2ヶ月と少しですもんね。
早いものです。
そう感じてるところ実は今月が誕生日だったので、着々と30代が近づいている事実。
20代を超えるとなるとやはり何事も変化が訪れるのでしょうか。
年を超える度に近づく30代。
末恐ろしい。
20代を超えるならもう少し大人な雰囲気が出ないだろうか、と実現できなさそうなことを夢見ながら、本日はOPPOSE DUALITYのJeep Coat Keepers TweedとKeepers Tweed Hoodieのご紹介を。
度を超えると言っても過言ではないアイテムたちかと。
まずなんと言っても採用されている生地がとんでもないです。
展示会で見て、実際にご説明いただいた時には、度を超えるにも程があるだろう、と感じざるを得ませんでした。
こんな生地を使うなんて、高木さんのこれまでの変態性を超えるほど。
というこの生地は、通称世界最強のツイード。
これだけでもなんだか胸が躍ってしまうのは僕だけでしょうか。
僕だけではないと信じたいですが、それよりも全く大人な雰囲気を出そうとしていませんね。
世界最強と言われたら致し方ないということで、その世界最強のツイードはイギリスの貴族が狩猟する際のガイドであるGame Keeperが着ていたことから、Keepers Tweedと呼ばれているもの。
森で狩猟するにはもちろん危険が孕むため、枝などから身を守れるように強度があり頑丈に作られています。
ただ頑丈なだけではなく、保温性も有した機能的な生地。
正直に申し上げますと、確実に不必要な機能性を有した生地かと。
現代で生活する上では度を超える機能性と言っても過言ではないでしょうね。
だからこそ心をくすぐられると言いますか、浪漫を感じると言いますか。
そう感じるのはきっと僕だけではないはず。
度を超える機能性を有している以外にも現代の生活から逆行するような点がもうひとつ。
それは重さ。
率直に重いです。
軽さを追求することが多い現代において受け入れられるのか、と思ってしまうほど。
とことん軽さを追求している方には間違いなく受け入れられないとは思いますが、僕はむしろこの現代の洋服を優に超える重さに新鮮さを抱いてしまいました。
重かろうが関係ないという考えを持っているからこそかもしれませんが、洋服を着ている、という感覚を全身で感じられることに、煩わしさを超えるある種の心地良さに繋がってしまっています。
近年の洋服の中でこういった感覚を感じられることはなかなかないですしね。
なんて言いながらも、着ていて肩が凝るほどではないのでご安心を。
という度を超えるにも程があるツイードを使用したジープコートとフーディ。
まずはジープコートから。
こちらは1940年代のイギリスの特殊部隊のロングレンジパトロール隊員が着用したLRDG Jeep Coatをソースとしたデザインとなっています。
デザインとして度を超える生地を感じられるように、過度なことは加えられていないかと。
それでもやはり止水ジップにはブランドらしさが窺えますね。
斜めに配された両胸のポケットとフロントが止水ジップに。
加えて、両脇にもポケットが備わっていますよ。
一方のフーディはこちらもシンプルを超える至極シンプルなデザインと言えるでしょうか。
とは言うものの、やはりこの度を超える生地が使われているとなると只者ではない雰囲気を感じてしまうもの。
圧倒的強者感のある佇まい。
至極シンプルとは言いましたが、リブには強いこだわりが窺えます。
裾と袖口のリブには共地に刺繍加工を施したオリジナルのもの。
これが一般的なフーディと一線を画す雰囲気を出してくれているのではないでしょうか。
その裾の両サイドにはスナップボタンがついているので、絞ったり絞らなかったりでシルエットを変えられますよ。
そして両アイテムに共通しているのが丸みのある立体的なアームの細めのパターン。
アームのパターンは他のアイテムでも共通しているのでご存知の方も多いはず。
サイズ感については、この2着をレイヤードするにはなかなかの気合いが必要だと思ってしまう程の細めのアームです。
それでもこの度を超える世界最強のツイードを前にするとレイヤードしたくなること必至なんですけども。
煩わしいと感じてしまう気持ちの壁なんて超えるしかありませんよ。
障壁となるものを容易く超える存在になり得るのでしょうね。
他のツイードの強度を優に超えるだけでなく、度を超えるにも程があると言いたくなってしまう、全ツイードを超える世界最強のツイードを使用したOPPOSE DUALITYのJeep Coat Keepers TweedとKeepers Tweed Hoodieを是非。
池田