のよう
こんばんは。池田です。
何やら明日からぐっと気温が下がるみたいですね。
ようやく本格的な冬のような気候になりそうです。
昨日はやたらと気温が高く、まるで夏の終わりのような気温だったので、気温差が激しすぎますね。
となると、いよいよ秋がなくなってしまうのではないか、と心配になってしまいます。
二季になってしまうのは寂しいもの。
季節としては秋が最も好きなのでもう少し秋を感じていたかったことが本音。
困ったものです。
このように春もなくなってしまうのか、と一抹の不安を覚えている中、実は新たな取り組みのようなことを始めてみました。
流石にブランドとまでは言えませんが、趣味でやっていたことをせっかくならブランドのように運営してみようかと思いまして。
特に利益を出そうとは考えていない、というよりも出せるはずもないので、趣味の延長線上のようなものなんですけどね。
今のところ瓢箪の作品のみではありますが、それだけに留まらずにそこから何か派生したものもできたらと画策中。
万が一、万が一にもご興味がある方がいらっしゃいましたら、Instagramのアカウントをフォロー、ご覧いただけると泣いて喜びます。
号泣するかのように喜ぶこと間違いなし。
『ひょうねん』
職人やアーティストのような次元ではありませんので、と念を押しながら、本日はSAYATOMOの1-Tack Wide Trousersのご紹介を。
これまでのSAYATOMOではないかのような仕上がりです。
SAYATOMOとしてデザインが刷新されることはこれまでにもありましたが、ここまでの大幅な刷新はブランドが始まって以来、初と言えるかもしれません。
これまでのSAYATOMOといえば、ウエストの帯のようなデザインや持ち出し、サイドのアジャスターなどが特徴的でした。
デザインとしては和服のような要素が入った魅力あるものではあったのですが、正直なところ、細身でウエストをぎゅっと絞らないといけないと良いシルエットが出なかったんですよね。
かくいう僕もそのひとりで、そこだけは許容するほかありませんでした。
悪かったわけではもちろんないんですけどね。
ということで、これまでの特徴的なデザインを一切排除するかのように、大幅にデザインが刷新された今季。
ここまでの大幅な刷新には潔さを感じられるとともに、その決断にはある種の勇気が必要ですよね。
あの特徴的なデザインに魅力を感じていた方に離れられてしまう可能性もありますし。
そうなってしまうことは致し方なしですが、何よりこれまで以上に穿きやすい仕上がりになっているのではないでしょうか。
和服のような要素がなくなり、より洋服らしさが増したと言いますか。
いや、紛うことなき洋服ですね。
至極シンプルに刷新されたかのようなトラウザーズは、やはり穿きやすさ、合わせやすさは言わずもがな、といったところでしょうか。
分け隔てなく良い関係性を築いてくれる懐の深さを持ち合わせているかのよう。
というより、確実に持ち合わせていますね。
デザイン自体は至極シンプルに刷新したとはいえ、シルエットの良さは引き続き。
場合によっては良いシルエットを描けなかったこれまでよりも良くなったとも言えるかもしれません。
太すぎない程度の程良い太さに、膝からかなり緩くテーパードしたシルエット。
テーパードはかなり緩めなので、もはやワイドストレートのような感覚に近いかと。
そこに採用された生地がT/R素材。
このT/R素材、ウールのように見えませんかね。
展示会で初めて見た時はもちろん、その半年後の入荷時もウールだと勘違いしてしまったんですよね。
そう感じられるほど、艶やかさと柔らかさを兼ね備えた生地感を感じていただけるはず。
もしかしたら真冬は寒さを覚えてしまうかもしれませんが、そうであるが故に春先まで穿いていただけるかもしれません。
そして色味はNAVY STRIPEとBLACKの2色。
GRAY CHECKもセレクトしていたのですが、残念ながら早々に完売。
NAVY STRIPEはより品性の高さが窺えるかのような佇まいで、一方のBLACKは寡黙でありながら常に安心感を与えてくれるかのような佇まい。
どちらも間違いのない色味なので迷ってしまうこと必至でしょうね。
がらっと大きく変える変革のようなことも時には必要になるのかもな、とその背中を見て感じてしまいますね。
より洋服としての立ち位置に近付いたかのような大幅な刷新によって、これまで以上に穿きやすさと合わせやすさが増して良い関係性を築いてくれるかのようなSAYATOMOの1-Tack Wide Trousersを是非。
池田