覆う
こんばんは。池田です。
そういえば先週から両親がカナダに旅行に行っていたみたいです。
何故カナダなのかというと夜空を覆うオーロラを見たかったとのこと。
どうやら今年はオーロラが空を覆う確率が高いとのことで、この機会を逃すまいと旅立ちました。
オーロラが空を覆う確率が高い理由は忘れてしまったんですけどね。
何はともあれ、夜空いっぱいにオーロラが覆う情景を見ることができたとの連絡もあって何より。
僕は人生で一度も見ることができずに終わってしまうのでしょうね。
悲しきかな。
人生の終わりなんて不穏な空気が覆うかもしれないな、と気持ちを下げずに保とうとしている中、毎度の如く今週のONE PIECEも面白かったですね。
あの事件は終わりを迎えたものの、継続して過去編が描かれており、霧が覆う中で尽力する人物が中心の内容といったところでしょうか。
何やら契約をしたようですが、それが災いとなってあの城での事件に繋がっていくのかな、なんて思ったり。
そう考えていたら聖地に戻ってきたあの人物が描かれて驚くのなんの。
どことなく顔つきが異なる上に包帯で左目覆うともなると、もしかして聖地に戻る直前に傷を負ったのでしょうかね。
とはいえ、直前に手錠を切った人物もあの人物な気がするので、あくまで聖地側ではないことを祈るばかり。
そんな描写が描かれたともなると、また海に戻ることになるまで過去編が続くのかもしれませんね、知りませんけども。
そろそろ考察者のような雰囲気を覆うのはやめておかないと、と自戒を込めながら、本日はFujimotoのLarge Shawl "Deep River"のご紹介を。
何をどれほど覆うのか考えさせられる仕上がりかと。
こちらはアイテム名にもある通り、かなり大判なショールとなっています。
今季は他にもスウェットやカットソーのプリントで落とし込まれていますが、共通するグラフィックは藤本さんのご友人の方がインドで実際に撮影されたもの。
実はショールだけでなく、全身を覆うポンチョドレスも展開されており、オーダーしたいですね、なんて藤本さんとお話していたところ、藤本さんの心に不安が覆うことになったのか、制止させられてしまったことは秘密にしておきますね。
それはさておき、こちらに落とし込まれているのは女性が眠っているところでしょうか。
頭を任せている布が覆うような部分が何かはまるでわからないんですけども。
身体にはシーツのようなものが覆うようにも見えるので、もしかしたら布団の中なのかと思いつつ、そこは流石に撮影できないかとも思いつつ。
これを今季のテーマを当てはめてみると、この女性はガンジス川の一部になりたい気持ちが頭の中を覆うことが示されているのかもしれません。
一部の身体に布が覆う点もそれを示唆しているのかな、なんて思ったり。
もちろん僕の勝手な妄想なので、あまり深入りしないでおいていただければ。
ちなみに実際はこれほどはっきりと見てとれるわけではないので悪しからず。
という落とし込みがなされた大判ショールなので、どこを覆うのか、どこに巻くのか、どこに掛けるのか、自由度の高さは言わずもがなといったところでしょうか。
頭を覆うも良し、首を覆うも巻くも良し、斜め掛けのようにしても良し、腰を覆うも巻くも良し、なんでも良し。
それぞれ覆いたいように、巻きたいように、掛けたいように、自由に適当に楽しんでいただければ。
たとえ自由に適当に覆うのか巻くのかするのが一部だとしても、怪しげで不穏な雰囲気が全体を覆うんですよね。
可愛げなんてまるでないと言わんばかりに。
これについてはこのショールに限った話ではなく、Fujimotoのアイテムでは総じて言えることではありますが、さらに覆う怪しげな雰囲気に拍車がかかっているのかと。
怪しげで不穏な雰囲気が覆うにしても、それがFujimotoらしさであることは改めて言及する必要はないでしょうかね。
この世界観は唯一無二ではないでしょうか。
間違いなく好みは分かれるでしょうけども、一度その沼にはまってしまったが最後、虜になっていただけるかと。
自らが覆う雰囲気は何か自問自答したくなってしまったり。
ガンジス川の一部になりたい気持ちが頭の中を覆うような女性を落とし込んだ、どこを覆うにも自由な大判ショールとされることで、一部を覆うにしても全体が怪しげで不穏な雰囲気が覆うFujimotoのLarge Shawl "Deep River"を是非。
池田
