引く
こんばんは。池田です。
なんだかどんよりした天気が続いていて、気が晴れないですね。
今日は雨予報が出ていなかったにも関わらず、通勤中に小雨が降り出したり。
どんより天気だと自転車に乗っていても全く気持ち良くないんですよね。
そんな中、信号を待っていると、横断歩道をわんこを連れた方が渡ってきて、そのわんこのはしゃぎっぷりときたら凄かったです。
おそらくまだ子どもと思われ、飼い主の方を引く勢いにたまらなく癒されてしまいました。
これで小雨に打たれたことを帳消ししますかね。
どんより天気に気が引く中ではあるものの、気温があまり高くないことによって、まだ秋冬物の洋服たちを楽しめる点では嬉しいんですよね。
何せオンシーズンに手にすることができないので。
それはそれで個人的には嬉しいので、もう少しこのままの気温を保ってほしい物です。
予報では木曜日が夏日みたいですけども。
とはいえ、ひとつぐらいはオンシーズンに着たいな、という欲求もあるので、もしかしたらいつの間にか在庫を引くことがあるかもしれません。
それはそれで致し方なし、ということで。
勝手に自己解決する自分に引くかもしれないな、なんて心配を抱きつつ、本日はOPPOSE DUALITYの2Pocket Dungarees Shirtsのご紹介です。
引くことで魅力が増す仕上がり。
こちらでデザインのソースになっているのは、1940年代のワークシャツ。
と聞いても全くそうは見えないかもしれませんね。
ヴィンテージのワークシャツと聞くと、フロントのチェストポケットはフラップやボタンが付いた仕様をイメージしてしまったのは僕だけでしょうか。
僕だけかもしれませんね。
僕だけではないことを祈っておいて、一方のこちらはフラップもボタンも付かない仕様です。
むしろこれがポケットなのか、それともただのシームなのか、と感じてしまうほど要素を引くデザインですね。
もちろんポケットではあるのですが、ポケットと認識できるような要素がほとんど表に現れないデザイン。
そのポケットの開口部や周りに走る直線的なシームたち。
これがまるで設計図を引くかのごとく、幾何学的に配されています。
今季のテーマとして近代建築がイメージされていることからも、建築やプロダクトとしての佇まいとも近しく感じられますね。
ここまで要素を引くようにデザインされているにも関わらず、これが不思議と非常に印象的に映るのではないでしょうか。
こればかりは他では出会えないデザインだと勝手に感じてしまっています。
要素を限りなく引くミニマムなアイテムは数多くあったとしても、要素を引くことでデザインの強度が上がっているかのような感覚。
見れば見るほど不思議な感覚に陥ってしまいます。
また、フロントはスナップボタン仕様となっています。
普通のボタンではなく、スナップボタンにすることで半歩引くかのようでいて、より凛とした佇まいに感じられるでしょうかね。
よりシンプルな印象を与えつつ、要素を引くデザインとの高い親和性を見出してくれているはず。
それらの特徴的なデザインもさることながら、もうひとつ特徴的なのがアーム。
前面から見るとセットインかと思いきや、背面から見るとヨークからアームの前面にかけて繋がる立体裁断でのパターン。
この丸みのあるシルエットに振ることで、特徴的な立ち振る舞いになるだけでなく、動きやすさも向上する機能性が生まれています。
こういった点も他では見られないOPPOSE DUALITYらしさ。
ここだけでも唯一無二、と言っても過言ではないかもしれません。
そしてそこに採用されているのがダンガリー生地。
色味はGrayとBlackとなっており、両色ともにダンガリーらしく色むらがあるような色味が良い雰囲気に。
着ていくうちに経年変化を楽しめますし、生地自体の強度も高いので、がしがし着ていただければと思います。
目を引くような画像や文章にする方法を伝授してくれそうですね。
要素を引くデザインであるにも関わらず、それが魅力とデザインの強度が増す仕上がりのOPPOSE DUALITYの2Pocket Dungarees Shirtsを是非。
池田