どちらか
こんばんは。池田です。
HONEYEE.COMの記事が公開された同日に、あの新店の特集も公開されていましたね。
まさか同じ日とは、と感じてしまった反面、その特集を見た方にも読んでいただけたかも、なんて考えてたりもします。
特集の内容はもちろん面白く、埋没してしまった感も否めないですけどね。
なんやかんや言っても仕方ないですが、どちらかだけではなく、拙い当店の記事も読んでいただけると嬉しいです。
上述した特集の内容は読んでいただければと思いますが、リアルとデジタルのお話は勝手ながら共感してしまいました。
デジタルは便利で非常に良いとは思いつつ、やはり実際に触れて感じることができるリアルの場は欠かせないですよね。
もちろんどちらかが良い悪いというわけではなく、リアルもデジタルとしてのonlineも両輪回していく必要がありますけど。
認知が少ないくせに何を偉そうに言ってるんだ、と怒られてしまいそうですが、ひとりの感想文として。
特集とデスティネーション・ストアのどちらから読めば良さそうか考えながら、本日はSAYATOMOの2-Tack Cotton Nylon Trousersのご紹介です。
どちらかがどちらになっているのか、そんなアイテムでしょうか。
よくわからないですよね。
前回の『良好』で触れたようにウエスト周りは3アイテムとも、共通のデザインになっています。
ベルト部分はピンタックで帯を表現し、両サイドはゴムとバックルでウエストを調整できるイージー仕様です。
持ち出しの仕様はトラウザーズらしい特徴のひとつになっていますね。
こちらではコットンとナイロンの混紡生地が使われています。
その生地は、薄手でややハリのある綿ナイロンダンプ生地で、ナイロン100%のしゃかしゃか生地とは異なり、パウダータッチな生地感です。
光沢もありすぎない程良い生地かと。
サッカーをやっていたからなのか、僕はナイロン100%のアイテムはスポーツ感を強く感じてしまい、苦手意識があるのですが、この生地感ならすんなりと馴染んでくれるな、と感じました。
反対にナイロン100%のパンツなどがお好きな方も、気に入っていただける1着かと思います。
どちらかの要望だけでなく、どちらの要望も聞き入れてくれる懐の深さ。
また、裾にはドローコードが付いているので、絞ったり、絞らなかったり、のどちらかでシルエットを変えられます。
絞るとドローコードが長めに出てくるので、踏んだり、引っ掛けたりしないようにご注意を。
なんだか今季は裾にドローコードがあるパンツが多いような気もしますが、もしかしたら僕の好みが反映されすぎているかもしれませんね。
シルエットを変えられる楽しみがあるので仕方ない、と思っていただければ。
このようにコットンナイロンを使用していたり、裾のドローコードが付いていたり、と3アイテムの中でもスポーティーな雰囲気を感じられる1着かと思います。
とはいえ、ウエスト部分やタックなどはトラウザーズの要素があり、トラウザーズにスポーティー要素が掛け合わさった仕上がり。
トラウザーズからスポーティーなパンツに昇華した、スポーティーなパンツからトラウザーズに昇華した、どちらかの表現が正しいのかな、なんて考えてしまいます。
どちらでも問題ないんですけどね。
シルエットに関しては、ゆったりとしたワイドなストレート。
軽い生地感も相まって、空気を孕んだような穿き心地で、暑い時期には非常に重宝していただけるかと思います。
ショーツをあまり穿かない方は特に、ですね。
そして色味はMint-green、Olive、Gray、Blackの4色展開。
Mint-greenはミント感は強すぎず、やや水色も入ったような淡い色味で非常に良いですね。
Oliveはスポーティーさの中にミリタリーの雰囲気も少し入った色味でしょうか。
GrayとBlackはどしっと構えた安定感を感じられますね。
4色もあると迷ってしまいますが、持っているアイテムと相談しつつ考えていただければ。
Mint-greenかBlackのどちらかかな、なんて考えてしまっている優柔不断な僕に、どちらかではなくどちらもでしょう、と悪魔の囁きが聞こえてきそうです。
トラウザーズとスポーティーなパンツ、どちらかだけではなくどちらの要素も持ち合わせたSAYATOMOの2-Tack Cotton Nylon Trousersを是非。
池田