混合
こんばんは。池田です。
毎回のように天気や気温について云々書いていますが、今日も触れられずにはいられない気温ですね。
何度も書くようですが、まだ5月ですからね。
春なのか、初夏なのか、頭の中で季節が混合してしまう次第。
なんて言いつつも、来週は天気が崩れるみたいです。
それはそれで嫌なんだよな、と気温の高さと雨の憂いがこれまた混合。
朗らかな春の陽気を楽しみたいものですね。
頭の中が天候で混合している最近は市販のカレーに別のスパイスを混合して楽しんでいます。
特段カレーもスパイスも詳しいわけではないんですけども。
それでも一般的なカレーから進化させることができるので、なかなか楽しいものですね。
辛いものは大好物ですし。
そうしていると市販ではなく、自分で1から作ってみたいな、なんて思いも芽生えてきています。
ほとんど料理なんてしないくせに。
当分は市販で楽しんで、いつの日か1から作ってみる程度で考えておきましょうかね。
天気の良し悪しも、カレーを自作するか否かも、頭の中の混合状態が甚だしい中、本日はOPPOSE DUALITYの3Pocket Linen Silk Tween Detroit Jacketのご紹介です。
混合することで魅力ある1着に。
こちらのデザインのソースになっているのはデトロイトジャケット。
デトロイトジャケットと聞くと、某ワークウェアブランドのものを想起してしまいますが、無骨な雰囲気漂うそれとは全く異なる佇まいですね。
ソースにはなっていても、そう言われたらそうとも見える、程度に感じてしまうでしょうか。
僕だけかもしれませんね。
それでもデトロイトジャケットらしいポケットは備わっています。
ただ、所謂デトロイトジャケットの場合、ウエストのポケットはハの字が多いような気がしますが、こちらではシームポケットの仕様です。
シームポケットになることで、より凛とした表情を感じていただけるかもしれません。
何より、デトロイトジャケットらしからぬ部分は採用されている生地ですね。
その生地はリネンとシルクを混合させたツイード生地。
ダック地が使われることが多いかと思いますが、その無骨さとは無縁、とも言える生地でしょうかね。
書いていてふと思いましたが、そもそもデトロイトジャケットにシルクを混合した生地と採用するなんて、なかなか振り切ってますね。
もちろんその振り切り、勢いによってたまらない1着になっているんですけども。
こういった贅沢ぶりには大歓喜するばかり。
というわけで、このツイード生地、ツイードとは言うものの、イメージするツイードよりも甘めに織り上げられている気がします。
そのため柔らかさも備わった生地感です。
OPPOSE DUALITYのアイテムは総じて質実健剛のような印象を受けるのですが、こちらはより穏やかな印象を受けるでしょうかね。
デトロイトジャケットらしい表情と、穏やかなリネンシルクツイードの表情がバランス良く混合している、とでも言いましょうか。
初対面では強面な印象にも関わらず、話してみると優しさが滲み出た人柄だった、という経験に近いかもしれませんね。
この表現で伝わるかわかりませんけども。
また、チェストポケットとフロントのファスナーには止水ファスナーを採用しており、ここでもらしさを感じていただけるはず。
立体感のあるツイード、平面的な止水ファスナー、この両極に位置するかのような要素が混合しているところも面白いな、と個人的には思ってしまいます。
両極だとしても、争うことはなく、手を取り合うように混合できているんですよね。
そして立体裁断によるアームもらしさが光る部分。
そもそも柔らかな生地感なので、立体裁断にせずとも動きやすくはあるのですが、それでは他との違いが見出せなくなってしまいますもんね。
わざわざ選ぶのであれば、やはりこういったブランドの個性を感じたいですし。
そんな我儘な要求にも応えてくれる設計です。
何と何を混合させると調和できるのかを教えてくれているのでしょうか。
混合することで良さを残すどころか、魅力が増した仕上がりのOPPOSE DUALITYの3Pocket Linen Silk Tween Detroit Jacketを是非。
池田