気にしない
こんばんは。池田です。
僕は元からあまり人の目を気にしない性格ではあるのですが、独立してからより一層人の目を気にしなくなりました。
人の目を気にしてたら何もできないので、当然と言えば当然なのですが。
”気遣い”は日本人の良い部分ではありますが、人の目を気にしすぎてしまう”気遣い”はあまり良くないのかなと、勝手に思ってしまいます。
それだと自分で判断して動けないですし、動いたとしても後手に回ってしまいますし。
そういったことが影響して、様々な面で他国に比べて出遅れてしまうことが多いのが日本の現状でしょうか。
何かを論じるつもりは全くありませんが、やはり自国が遅れているという話を聞くのは嫌ですしね。
というわけで、何事も気にせずに着ていただきたい昨日入荷のあったINNATのBOMBER JACKETのご紹介です。
個人的に本命馬だったので、今すぐにでも着たいという欲が出てしまっています。
BOMBER JACKETのベースになっているのは、70年代のL-2B。
L-2シリーズはMA-1とは違い、中綿が入っていない仕様になるため、こちらのアイテムも同様に中綿なしになります。
中綿が入ると保温性が高まるという利点はありますが、ボリュームが出過ぎたり、インナーを選ばないといけなくなったり、着られる時期が少なかったり、とデメリットもあるので個人的にはL-2シリーズの方が好みかもしれません。
メリット、デメリットは両シリーズにあるので、僕の意見はお気になさらず。
そんなL-2Bをベースにして、古着特有の経年変化を表現するために、オリジナルファブリックが採用されています。
そのオリジナルファブリックである、キュプラレーヨンウールの二重織の表面起毛した生地を、裏地として使用。
表地はナイロン100%です。
表地、裏地とは言いましたが、リバーシブルになっているので、その日の気分で着方を選ぶことも可能です。
オリジナルファブリックを使用した面を表地にすると、よりシンプルな印象に。
ポケットがないように見えるかもしれませんが、サイドにスラッシュポケットが付けられているので、ご安心ください。(わかりづらい画像で申し訳ないです。)
生地に少し違和感を感じるかもしれませんが、これは加工によってパッカリングやたまりを表現しています。
先ほどご紹介した表地と裏地に縮みの差が生じることによって、このような古着らしさのある違和感を感じる生地に仕上げられています。
表地のファスナー部分のぐにゃぐにゃ感がたまらなくないでしょうか。
ここを見ただけで好きだと直感で感じてしまいました。
身幅やアームはかなり広い設計になっていますが、リブがきつくなっているので、メリハリのあるシルエットになっているかと思います。
着丈はコンパクトなので、サイズは3のみセレクトしました。
また、上述したように中綿は入っていないので、レイヤードも楽しめますし、インナーの選び方次第で春、秋、冬と着られる時期は多そうですね。
そしてタイトルの回収に繋がるのが、色味。
汚れを気にしてしまう方が敬遠してしまうであろうWhiteのみの展開です。
INNATのアイテムは染色しないWhiteだったり、Naturalもあるので今更かという感じですが。
完全な持論として、Whiteなどのアイテムは汚してなんぼ、だと思っています。
なんぼだと言い過ぎかもしれませんが、多少の汚れは気にせずに着ていただきたいなと。
何回か言っている気もしますが、僕は自転車のチェーン汚れなどを気にせず穿いています。
ただ、コーヒーなどの茶色の汚れだけは気をつけてますね。
茶色はなんとなく汚く見えるレベルが高い気がしているので。
そんなわけでこのBOMBER JACKETも汚れを気にせずに着倒していって、自分色に染め上げていって欲しいなと思います。
もちろん丁寧に綺麗な状態で着ていくのも良いですけどね。
そこはそれぞれ考え方がありますので。
人の目も、他人の評価も、汚れも、何より僕の考えも、気にしないでと優しく声を掛けてくれる心強いBOMBER JACKETを是非。
池田