陰影
こんばんは。池田です。
今日は遂に甥っ子の入学式。
桜は少し散り始めてしまっていますが、なんとか持ち堪えてくれていそうなのでひと安心です。
少し葉が出始めていたとしても、ここまで桜が満開なことはなかなかないので、良しとするしかなさそうですし。
せっかくの良い天気で桜も咲いているということで、桜の陰影の下で晴れ着姿の甥っ子が写った写真を楽しみにしましょうかね。
混んでいそうなので撮影するか怪しいですけども。
そんなおめでたい日に、商店街には桜が少なくて残念、とふと感じてしまいました。
桜並木とまではいかずとも、もう少し春を感じられるようになったら良いな、なんて。
なんと言っても、通勤途中に桜並木を自転車で駆け抜けるのが気持ち良いので。
上を見上げれば桜の花々、その下には桜が落とす陰影のある道、なんだか趣があって好きなんですよね。
商店街にそんな情景があったらな、と希望を抱いてしまいます。
僕が何を言おうとも仕方ないですが、個人的な願望として。
やはり晴れた日の陰影のある情景は良いよな、とほのぼのしつつ、本日は山内のコットンキュプラ・ランダムシャドーストライプショートスリーブシャツのご紹介を。
陰影があるかのような表情の1着。
一見すると一般的なオープンカラーのシャツに見えるでしょうかね。
もちろんオープンカラーではあるのですが、トップボタンは付かない仕様になっています。
そのためテーラードカラーのような見え方に。
所謂オープンカラーシャツよりも、どこか品のある表情に感じられますね。
その襟はやや大ぶりな設計となっているため、しっかりとした存在感を感じられるもの。
特徴的な襟元だからこそ、ここでの主張が冴えますね。
オープンカラーのような、テーラードカラーのような、形容しがたいですが、各要素が陰影に富んだデザインかと。
もうひとつ特徴的な部分としては裾のフリンジ。
これは後述する生地の耳部分をそのままの状態で取り入れられています。
山内のアイテムはそれぞれ端正な表情を感じられますが、こういった要素はそこから少し抜けているかのような印象に感じられますかね。
テーラードカラーのような作りに対して裾はフリンジ、光と陰影のようななんとも良い対比関係。
また、パターンとしては、後ろ身頃から袖にかけて1枚仕立てとなっています。
フロントはラグランスリーブとなっており、ゆとりのあるシルエットも相まって、体型に関わらず多くの方に寄り添ってくれる優しい設計。
加えて、前後で見え方が変わってくるちょっとした違和感も感じられるかもしれません。
そして採用されている生地はコットンやキュプラ、リネン、ラミーの混紡生地。
リネンとコットンリネンの混紡糸を複雑に配置することで、陰影が映し出されているかのような凹凸感のある生地感に仕上がっています。
ストライプではあるものの、同系色でのストライプのため、奥行きのある表情を感じられるでしょうか。
そこに洗いもかけられているため、リネンらしいシワの入った生地感に。
ここでも端正な表情に良い抜けをもたらしてくれているかと思います。
やはり暑い時期にはこのようにリネンの表情を欲してしまいますしね。
リネンを存分に楽しめるのはもう少し先かもしれませんけども。
ちなみに裏側にはキュプラが多く出た生地感のため、非常肌当たりの良い心地良さを感じていただけるかと。
晴れた日の陰影かの如く、落ち着きがあり深みを感じられる存在になりたくなってしまいますね。
奥ゆかしい陰影を映し出しているような表情や生地感が魅力の山内のコットンキュプラ・ランダムシャドーストライプショートスリーブシャツを是非。
池田