見えたり、見えなかったり

見えたり、見えなかったり

こんばんは。池田です。

もう1月が終わろうとしていることに驚きです。
このペースだと2023年も怒涛の速さで過ぎ去っていきそうな気がします。
年々時間が過ぎるスピードが速くなっていることを実感し、歳を重ねると本当にこうなるんだなと改めて感じてしまいます。

そんな2023年1月ですが、final saleも開催しており、非常にありがたいことに在庫も少なくなってきています。
オープンしてからしっかりご購入いただけるのか、という不安もあり、先行きが全く見えない状況でした。
ただ数ヶ月が経ち、だんだんと、少しずつ、ご購入いただけることが増え始め、なんとか先行きも見えるようになってきた気がします。
まだまだ見えたり、見えなかったり、毎日変化してしまいますが。
とはいえ、気張らずにやっていこうと思います。

見えたり、見えなかったり|コットンキュプラ・ランダムストライプ・ミリタリージャケット|山内 23SS|えん -en-

ポジティブなのか、ネガティブなのかわからない冒頭になってしまいましたが、入荷した瞬間から高揚感が止まらなかったアイテムを本日はご紹介します。
23SSからお取り扱いがスタートした山内から、コットンキュプラ・ランダムストライプ・ミリタリージャケットを。

見えたり、見えなかったり|コットンキュプラ・ランダムストライプ・ミリタリージャケット|山内 23SS|えん -en-
(縫製が凄すぎるのですが、画像だと見づらいので是非その目でお確かめください)

山内についてご紹介していないような気もしますが、コンセプト等はこちらに書いていますのでご覧ください。
山内のアイテムに関しては、とにかく作りが凄まじく良い、とにかくこれだと思います。
わかりやすいデザインで勝負するのではなく、生地や縫製といったものづくりの部分が素晴らしい。
こんな僕がおこがましいかもしれませんが、本当にそう思います。
アイテムを見てるだけで惚れ惚れしてしまいますよ。

見えたり、見えなかったり|コットンキュプラ・ランダムストライプ・ミリタリージャケット|山内 23SS|えん -en-

その山内から入荷してきたのがコットンキュプラ・ランダムストライプ・ミリタリージャケット。
贅沢な生地を使用したミリタリーアイテムです。
お取り扱いさせていただいているブランドでも、ミリタリーアイテムがデザインソースになっているものが多々見受けられ、僕の好みが全開に出てしまっていますが、仕方ないですよね。
好きなものは好きなので。

見えたり、見えなかったり|コットンキュプラ・ランダムストライプ・ミリタリージャケット|山内 23SS|えん -en-

ミリタリーアイテムとなるとカジュアルな見え方になることが多いかと思いますが、こちらはコットンとキュプラの交織生地を使用しているため、品のある印象に仕上がっていますね。
さらに、ただの交織生地ではなく、コットンは毛羽を抑える技術を使って紡織し、強撚に仕上げられることで品が格上げされています。
光沢感のある品の良さを感じていただけるかと。

見えたり、見えなかったり|コットンキュプラ・ランダムストライプ・ミリタリージャケット|山内 23SS|えん -en-

そのコットンキュプラ生地はランダムにストライプが入っており、このランダムさが非常に特徴的です。
2列になっていたり、1列になっていたり、と少し離れたところから見ると、ストライプがはっきりと見えたり、消えて見えなかったりする独特な見え方になっています。
ただのストライプだとスーツのような生地感に見えそうなところが、この独特なランダムストライプになることで、どこか奥ゆかしい印象に。

見えたり、見えなかったり|コットンキュプラ・ランダムストライプ・ミリタリージャケット|山内 23SS|えん -en-

全て書いてしまうと長くなってしまうので、多少割愛しますが、生地に使用されているコットンには、天然の有機系デオドラント加工が施されているため、抗菌防臭効果があります。
さらにキュプラも100%天然由来の繊維を使用することで、土に還る生分解性を持っていたり、吸放湿性に優れていたり、静電気が起きにくかったり、蒸れやべたつきを抑える効果があったり、と願ったり叶ったりな生地が使用されています。
品があるだけでなく、機能性にも優れた生地で良いこと尽くし。
格好良くて、優しくて、頭も良くて、欠点はないのかという人がごく稀にいるかと思いますが、そんな感じですかね。

見えたり、見えなかったり|コットンキュプラ・ランダムストライプ・ミリタリージャケット|山内 23SS|えん -en-

サイズ感に関しては身幅をとったゆったりとしたシルエット。
品のある生地だからといって気負わずに、ばさっと羽織って楽しんでいただきたいです。
ウエストにはドローコードもついているので、絞ったりしてシルエットを変えることもできます。

見えたり、見えなかったり|コットンキュプラ・ランダムストライプ・ミリタリージャケット|山内 23SS|えん -en-

山内は綺麗めなブランドという印象を抱いている方ももしかしたらいらっしゃるのかもしれませんが、『えん -en-』ではあくまでゆったりとしたリラックス感のあるサイズ感でセレクトしています。
これに関しては、コットンキュプラ・ランダムストライプ・ミリタリージャケットだけでなく、セレクトしているアイテム全てに言えることですけどね。

見えたり、見えなかったり|コットンキュプラ・ランダムストライプ・ミリタリージャケット|山内 23SS|えん -en-

そして最後に山内の全てのアイテムには、そのアイテムを縫製された方のお名前が入ったタグが品質表示とともに付けられています。
ここにはブランドとして、日本の縫製技術者への尊敬を込めて、そしてその価値を知っていただくために、という想いがあります。
ご購入いただいた方には山内というブランドにだけではなく、縫製してくださった方含め、生産に携わった全ての方に想いを馳せていただけると嬉しいです。
お堅い感じではなく、生産されている風景を想像して楽しんでいただけたら。

見えたり、見えなかったり|コットンキュプラ・ランダムストライプ・ミリタリージャケット|山内 23SS|えん -en-
コットンキュプラ・ランダムストライプ・ミリタリージャケット black stripe ¥79,200 (in tax)

同生地を使ったコットンキュプラ・ランダムストライプシャツは既に完売してしまい、こちらもすぐになくなってしまうのではないかと不安になっています。
何故か着る気満々の僕ですが、これを着て春を迎えるなんて最高なので、妄想ぐらいはさせてください。

国内も世界も情勢が厳しい状況の中、これからの先行きが見えている方も、見えていない方も、どちらにも寄り添ってくれるコットンキュプラ・ランダムストライプ・ミリタリージャケットを是非。

池田

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    こんばんは。池田です。 何やら西日本から梅雨が明け始めてきましたね。例年においてはもう少し長い気がしますし、実際もう少し長いはず。もちろん梅雨明けすることは喜ばしい限りではありますが、気温においてはまるで喜ばしくないですよね。もはや真夏の様相を呈してしまっているものの、さらに気温が高まるともなるともう危険でしかありません。ここ数年の春においても春ものを着る機会が少なかったところ、今年はさらに少ない、というよりもほとんどなかったですね。来年からはいよいよ二季が現実味を帯びてくることを予想しておきます。 二季が現実味を帯びてきようとも季節においては抗えないな、と肩を落としている中、先日の定休日には過酷な胃カメラと対峙してきました。もう辛さにおいては過去最も辛いと言っても過言ではないと思っている胃カメラ。案の定辛すぎましたし、案の定涙が溢れました。その辛さの後の検査結果も緊張してしまいましたが、結果においては健康体。ひと安心です。もし結果が悪くて営業できなくなってしまっては元も子もないですし、もしかしたらお酒が飲めなくなってしまうと考えると生き甲斐がなくなってしまうのでね。とはいえ、毎年お酒においては控えるように言われているのでほどほどにしておくことにします。   お酒を控えるという発言においてはまるで信憑性を感じさせない気もしながら、本日はBlanc YMのSILK COTTON SKIPPER SHIRTSのご紹介を。Blanc YMにおいては欠かせない存在の1着かと。 Blanc YMのアイテムは初めてのご紹介にはなりますが、Blanc YMのご紹介においては『始め』に書かせていただいているので気になる方はご覧いただければ。ご紹介とまでは言えない内容かもしれませんが悪しからず。 ということで、こちらのスキッパーシャツはBlanc YMにおいて定番アイテムとして展開されています。Blanc YMを既にご存知の方々からしたら、とやかく僕が書く必要がないほどの存在とも言えるかもしれませんね。それほど確立した存在ではないかと。 デザインにおいては至極シンプルと言えるでしょうか。もちろんシンプルであることは否定できませんが、それだけに留まることはもちろんありません。それだけに留まっていたらセレクトなんてしないので当たり前ですかね。 そんなこんなで見ていただければわかるかと思いますが、シンプルなだけに留まらないと感じさせるのがこのたっぷりとしたシルエット。ワイドシャツとアイテム説明にもある通り、ワイドシャツという名に偽りなしと言えるのではないでしょうか。ことスキッパーシャツにおいて抜けた雰囲気を欲してしまう僕としては、これぞ求めていたもの、と感じてしまいます。   と、ここで終わらないのがこのスキッパーシャツの魅力。通常においては前身頃と後ろ身頃の生地幅は同等程度もしくは後ろ身頃がやや幅広め、という設計が多いかと思います。ただ、このスキッパーシャツにおいては後ろ身頃の生地幅をたっぷりとることで、背面がふわりと膨らみのあるシルエットをもたらしてくれています。試しにポケットに手を突っ込んでみるとたっぷりさがわかりやすいでしょうか。   前後の身頃が同等程度のシャツにおいては背面のサイドタックの恩恵を感じづらいかもしれませんが、このたっぷりの後ろ身頃そもった設計においてはしっかりタックが入れられていることがわかる佇まいになっているかと思います。これも膨らみとともに独特なシルエットを描き出してくれるかもしれませんね。   他の設計部分においてはアームホールがぴんと直線的に走っている点も特徴的かと。身頃のふわりと膨らみあるシルエットとは打って変わっているとも言えそうです。ともなると、袖を捲らずに、むしろボタンを外してだらんとさせたくなってしまうかもしれません。なんて言いながら、僕はことシャツにおいてはボタンを留めずにだらんとさせるスタイルが好きなので、そうしたくなってしまうこと必至なんですけどね。 そこに採用されているのがシルクとコットンの混紡生地となっています。もしよくこの『はなし -diary-』をよくお読みいただいている方がいらっしゃったら、いや、いないか、というのはさておき、数ある生地において僕の最も好みであると言っても過言ではないのがシルクとコットンの混紡生地なんですよね。デザイナーの宮内さんにおいても好みの生地とのことで、案の定僕の好みに刺さりに刺さってしまったわけです。 この刺さりに刺さった生地のシルクについては生産時にどうしても出てしまう棉を使った短めなシルクノイル糸となっています。であるが故に、ネップやムラが生じる生地感に。これがとにかくたまりません。この生地感においては画像ではお伝えしづらいのですが、実物を見ていただければ間違いなく見てとれるネップ感のある表情に仕上がっているので是非実物をご覧いただければと。 それらのネップやムラのある生地感に加えて、ほわりとした空気を含んだような心地良さももたらしてくれています。シルエットに膨らみを感じさせるだけでなく、生地感においても膨らみを感じさせてくれ、より柔らかな存在に昇華した仕上がり。これはネップによる良い野暮感がありつつも軽やかな立ち振る舞いをしてくれており、もう文句なしですね。 シルク混ということもあり、秋冬ものにおいて欠かせない保温性があるだけでなく、通気性も持ち合わせているので真夏以外は着ていただけるかと思います。流石に真夏は厳しいようにも思いつつ、インナーにタンクトップなんかを差し込んでいただければ今の時期も着ていただけるような、厳しいような。薄手ではないのでもしかしたら今の時期も厳しいかもしれませんが、室内で過ごす時間が多い日であれば着ていただける、かなと。 上述したようにシルク混のほわりと膨らみある柔らかな生地が採用されていることに加え、実は設計においても生地の切り替えが少なくなっているため、綺麗な落ち感を映し出してくれているんですよね。シルエットに膨らみがあるとは言ったものの、この落ち感によって愛らし過ぎる印象は受けないはず。むしろ品さえ感じさせる佇まいになっているかと思います。...

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