兼ねて|Denim Kimono Collar Shirket|KUON 24AW|えん -en-

兼ねて

こんばんは。池田です。

久しぶりの甥っ子たちと束の間の時間を過ごしてきました。
とはいえ、1泊となると、営業が終わって帰宅してもあまり長い時間を過ごすことができないので、次回は少し早めに営業を終わらせたりしようかな、なんて思ってしまいました。
ちびっ子は寝るのが早いのでね。
たまには早く切り上げて、休むことも兼ねてみたりするのも良しとしようかと。
雨が降り出しそうな時も早く切り上げていたりもするんですけども。
それでも甥っ子たちとの時間は設けたいですし、休みも兼ねておきたいですし。
次は来月に帰省してくる時になりますかね。

早く営業を終えることもあることを予めお知らせすることを兼ねている中、少しずつ24SSのアイテムたちに手を出し始めています。
本当に少しずつですよ。
それにしても、着たいものを手に入れる瞬間はやはり良いものですね。
もちろんただ着たいという気持ちだけでなく、どういったアイテムなのかを知ることも兼ねていますので。
実際に手を出し始めると、何故このアイテムが残っているか、と思ってしまうこともしばしばあります。
こればかりは僕の力不足である以外に原因がないとはいえ、手にしないのは勿体無いな、なんて思ってしまったりも。
そう思っていても仕方ないので、より多くの方に手に取っていただけるようにしていかないとな、と感じる次第。

兼ねて|Denim Kimono Collar Shirket|KUON 24AW|えん -en-

手を出す言い訳も兼ねているな、と自己分析をしつつ、本日はKUONのDenim Kimono Collar Shirketのご紹介です。
何かと兼ねている仕上がりの1着。

そんなこんなで、KUONの24AWのご紹介は初となりますので、まずは今季のテーマから。
原文そのままで。

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"20XX"
昨今の世界情勢から想像できる最悪のシナリオ。
環境汚染が進み、世界中で戦争が起き、壊滅的な状況となってしまった地球。

その時わたしはどの様に生きているだろうか。
そんな状況でも洋服を作っているだろう。
廃墟の中からボロボロのミリタリーウェアや布切れを見つけてはそれを元に新しい洋服を生み出す。

変わらない未来のために、変わらなければいけない。

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といったところです。
様々な社会情勢も兼ねて、KUONらしいものづくりに反映させているコレクションと言えるかもしれませんね。

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そんなわけで、こちらはKUONの定番アイテムとして展開されているキモノカラーシャツ。
もしかしたらKUONのアイテムとして真っ先に思い浮かぶ方もいらっしゃるかもしれませんね。

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とはいえ、定番だからと言って、そっくりそのままのデザインではありません。
元となっているデザインはそのままではありますが、そこに今季の力強いテーマを兼ねて反映させたデザインに仕上げられています。

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それを色濃く反映させているのが、フロントにあしらわれたポケット。
このジップ付きのポケットはミリタリーアイテムに通ずるものがありますね。
通ずる、というよりも、まさにMA-1のシガレットポケットなんですけども。

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ただ、MA-1のシガレットポケットをそのまま採用すると、もちろんサイズが釣り合わないので、拡大して取り付けられています。
上からはアクセスしやすく、横からはシガレットポケットらしいジップによる安心感も兼ねている仕様。
シガレットポケットのようなペン挿しはないので、ペンを入れておきたい方はお気をつけて。

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このシガレットポケットが備わっていることによって、シャツとしてはもちろん、羽織も兼ねている1着になっているでしょうかね。
それを表しているのは、アイテム名も然り。
アイテム名にある”Shirket”、これは洒落と受け止めるべきなのか、新しい名称として受け止めるべきなのか。
どちらにせよ、シャツとジャケットなどの羽織を兼ねていることには間違いないかと思います。

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そこに採用されているのが、経糸にムラ形状の糸、緯糸に柔らかな空紡糸を使った9ozのデニム。
そこまで厚みのないデニムなので、夏以外は出番を待ちわびているかと思います。
24AWの初手も兼ねて、秋に向けた準備としても最良な一手になるかもしれませんね。

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また、ここで採用されているデニムの経糸は硫化染料でロープ染色されているため、糸の芯は白のまま保たれています。
一方の緯糸については、チーズ染色で芯まで染め上げられているため、いくら洗濯しようが黒が残り続けます。
そうすることで着ていくごとにフェードしていく経年変化を楽しめるように。
気負いなく、がしがし着て、洗濯して、日々の疲れを癒すことも兼ねて変化を楽しみたいところですね。

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そしてサイズ感はゆとりを持たせ、着丈はやや長めの設計となっています。
そのため、シャツというよりも羽織に寄っているかもしれませんね。
それでも袖はカフス仕様になっているので、あくまでシャツと羽織を兼ねてはいるんですけども。
どちらの表現が正しいのかははっきりと言えませんが、最適解は”Shirket”なのでしょうね。
個人的にこの名称、好きです。

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Denim Kimono Collar Shirket ¥37,400 (in tax)

休むことも兼ねて自分のやりたいことをする日もたまにはあっても良い、と優しく声をかけてくれているのでしょうか。
定番アイテムとしてのキモノカラーシャツに、今季のテーマに兼ねているシガレットポケットを備えることで、シャツと羽織を兼ねている仕上がりとなったKUONのDenim Kimono Collar Shirketを是非。

池田

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  • いかに|Veiled My Tweed Wrap & Bag|Fujimoto 24AW|えん -en-

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

    いかに

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    のよう

    より洋服のように。

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    偏屈の偏見と偏愛。

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    それでも

    それでも同様に。

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