囁き|hadagi ringer-T|satou 23SS|えん -en-

囁き

こんばんは。池田です。

先週末は天気が崩れたりもしましたが、気温も安定して20度ほどを保ってきているので、そろそろ23SSも本格的にオンシーズンと呼べそうですかね。
夕方ぐらいになるとニット1枚だと冷えるので、昼は暑くてもアウターを1枚忍ばせておくのが現実的でしょうか。
地域によってもちろん違うので、皆さまのお住まいの地域ではどうなのでしょう。

オンシーズンになってきたということで、僕も沸々と物欲が高まってきています。
ずっと物欲があるのは置いておいて。
そろそろ今シーズンのものも買ってしまおうかと画策中です。
我慢、我慢、とは思いつつ、欲しいものは欲しい、という欲を我慢しすぎるのも良くないですよね。
語りかけている風を装っていますが、自分を正当化しようとしているのが見え見え。
今シーズンのアイテムが僕のせいで完売していてもお許しくださいませ、と小さな声で囁いておきます。

囁き|hadagi ringer-T|satou 23SS|えん -en-

さりげなく物欲を披露した本日はsatouのhadagi ringer-Tのご紹介を。
一見シンプルな印象を受けさせておいて、小さな囁きで主張を感じさせる1着かと思います。

囁き|hadagi ringer-T|satou 23SS|えん -en-

イメージソースになっているのは祖父が着ていた肌着。
この時点で僕の祖父の肌着なんて白の薄いタンクトップだったぞ、と突っ込みを入れたくなってしまいます。
佐藤さんの祖父像が美化され続けてしまっている僕をどなたかに止めていただきたい。

囁き|hadagi ringer-T|satou 23SS|えん -en-

余計な話を失礼いたしました。
その肌着をソースにリンガーTとして仕上げられています。
リンガーTとはいえ、襟と袖ともにボディと同色のパイピングが使用されています。

囁き|hadagi ringer-T|satou 23SS|えん -en-

ここ数年で古着でリンガーTの人気が高くなっているように思いますが、その点でhadagi ringer-Tは少し天邪鬼さを感じさせますかね。
同色のパイピングを使うことによって普通のカットソーとは異なります、と小さな囁きで訴えかけているでしょうか。

囁き|hadagi ringer-T|satou 23SS|えん -en-

そして左脇を見てみると、satouの今シーズンのテーマになっている『押し花』のプリントが入っていることに気づきます。
こんなところに入れるのか、とまた突っ込みを入れたくなってしまいますが、この囁くようなデザインが非常にsatouらしさを感じさせます。

囁き|hadagi ringer-T|satou 23SS|えん -en-

さらにタックインした時にさりげなく見える位置に配されている、という気配り。
芸が細かいです。
いやはや、非常に秀逸。

囁き|hadagi ringer-T|satou 23SS|えん -en-

そこに使われている生地は丸胴が採用されています。
丸胴か横割りのどちらが良いかはそれぞれな気もするので、あまり言及せず。
バイオウォッシュを施しているので、ハリ感を感じられるかと思います。
厚すぎず薄すぎず、な程良い生地感かと。

囁き|hadagi ringer-T|satou 23SS|えん -en-

サイズ感はセレクトしているアイテムの中ではすっきりとしていますかね。
この若干のいなたさも感じられるサイズ感もsatouらしいと勝手ながら感じてしまいます。
ほとんどゆるゆるなアイテムしか着ない僕には新鮮なサイズ感。

囁き|hadagi ringer-T|satou 23SS|えん -en-

色味については、grayとblackに加えて、藍染が施されたaiもセレクトしています。
aiは宮崎県の「じゅうじ染め」という技法が用いられており、ムラを楽しめる色味に仕上げられています。
シンプルにいくか、主張強めでいくか、全く異なる表情なので悩ませますね。

囁き|hadagi ringer-T|satou 23SS|えん -en-
hadagi ringer-T gray,black ¥15,400 (in tax)
 
囁き|hadagi ringer-T|satou 23SS|えん -en-
hadagi ringer-T ai ¥28,600 (in tax)

物欲という名の悪魔の囁きをどう対処すれば良いかを、hadagi ringer-Tに小さな囁きで教えていただきたいですね。
もしかすると悪魔の囁きではなく、天使の囁きかもしれませんけど。
物欲は悪魔の囁きだと思う方も、天使の囁きだと思う方も、細かい部分で囁くようなデザインを施したsatouのhadagi ringer-Tを是非。

池田

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  • いかに|Veiled My Tweed Wrap & Bag|Fujimoto 24AW|えん -en-

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

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    のよう

    より洋服のように。

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    偏屈の偏見と偏愛。

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    それでも

    それでも同様に。

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