過ぎない
こんばんは。池田です。
なんとも心地の良い天気。
暑過ぎない、寒過ぎない、非常に快適に過ごすことができますね。
こんな日が続いてほしいとは思いつつ、アウターも着たい気持ちがあるので、もう少し気温が下がっても良いかもしれません。
ニットやスウェットに厚過ぎないアウターを着て丁度良い程度の気温が良いですかね。
そんな甘い考えをしていると、冬本番に痛い目に遭いそうなので、準備は怠らないようにせねば、です。
このようにのほほんと毎日営業していますが、気付くと10月も残り1週間で終わってしまうんですね。
早過ぎないですかね。
いつにも増して早かった気がしてしまいます。
毎月書いているかもしれませんけど。
そう考えると今年もあと2ヶ月のみ。
そろそろ年末年始の営業も考えないとですね。
年末年始は休み過ぎない程度に連休をもらおうかな、なんて考えながら、本日はsatouのhalf zip sweatのご紹介です。
ご紹介が遅過ぎないか、と自分でも思いつつ。
とにかく何においても過ぎないことで良いバランスに仕上がった1着です。
アイテム名を読んで字の如く、ハーフジップのスウェットです。
なんだか今季はハーフジップのアイテムを多めにセレクトしている気がしますが、展示会の時に気分がハーフジップに偏っていたのでしょうか。
全く覚えてないですが、多過ぎない程度のアイテム数なので、良しとしましょうかね。
というわけで、ハーフジップと言うとハイネックやクルーネックのものをイメージするでしょうか。
僕はハイネックを1番にイメージしてしまいます。
しかし、こちらはそのどちらでもなく、クルーネックよりも衿をやや高くしたデザイン。
高めているとは言っても、ハイネックほど高過ぎない程度です。
衿があることで、カジュアル寄りのイメージのあるハーフジップアイテムが、程良いきちんと感が出ていますかね。
カジュアル過ぎないし、きちんとし過ぎない、絶妙な塩梅かと思います。
そこに採用されているのは、ぽつんと佇んでいるかのようなジップ。
主張し過ぎない、あくまで引き立て役に徹しているかのような存在ですね。
名脇役といったところでしょうか。
また、左袖には23SSで使用されていた押し花のプリントが施されています。
これまた主張し過ぎない演出。
名脇役が揃った作品になる予感がしてしまいますね。
生地については吊り裏毛を使用。
仕上がった製品の状態でバイオウォッシュ加工が施されているため、度目が詰まった生地感です。
ただ、柔らかな吊り裏毛の生地感は残されており、決して硬過ぎない、むしろ柔らかさの方が勝る心地良さに仕上がっているかと。
色味はkinariとaiの2色。
kinariは自然体のような雰囲気が漂っていますかね。
ここでもカジュアル過ぎない、きちんとして綺麗過ぎない、良い塩梅の仕上がりかと思います。
一方のaiは、satouでは毎シーズン採用している、宮崎県の「じゅうじ染め」という藍染で製品染めされています。
さらに23SSでも展開のあったムラ染めにすることで特徴的な表情に。
ムラとは言っても、大胆過ぎない染め上がりになっているので、主張し過ぎない表情ではないでしょうか。
そしてシルエットに関しては、ややゆったりとはしているものの、丈が長過ぎない、ゆる過ぎない、程良いサイズ感です。
袖はやや長めの設計になっているので、溜まった部分で愛嬌を感じられるかと。
もちろん長過ぎないですよ。
satouのアイテムはどれもデザインし過ぎない心地良さがあるんですよね。
かといって、シンプル過ぎない。
その中に日本の伝統や文化、加えてちょっとしたいなたさがなんとも言えない魅力ですね。
佐藤さんの人柄が映し出されているな、なんて勝手に考えてしまいました。
気を張り過ぎないことで見えてくるものもある、と優しい言葉をかけてくれそうですね。
デザイン、パターン、生地、染め、それぞれやり過ぎないけれど、satouらしさを感じる1着に仕上がったhalf zip sweatを是非。
池田