終わりが近い
こんばんは。池田です。
2月も終わりに近づき、展示会も終盤に差し掛かってきました。
一部のブランドは3月以降になりそうですが、オーダーをまとめるのに悩みに悩んでいる状態です。
悩みに悩んでいる中、今週も4ブランド回るので、頭がパンクするかもしれません。
それが楽しいんですけどね。
展示会も終わりが近くなっているので、来週からは定休日が通常の休日になりそうです。
ギャラリー、美術館に全く行けていないので行きたいとは思いつつ、最初の休日はゆっくりしようかなと思いつつ。
展示情報を見てはいたものの、リスト化していなかったので情報収集しつつ予定を立てましょうかね。
冨樫展に行けなかったことだけは本当に悔いています。
しっかり期間を把握して、終わりが近くなってしまっても意地でも行く、これを徹底ですね。
2月が終わりに近づき、暖かい日が続きそうで春を感じている中、本日ご紹介するのは桜の時期が既に終わりに近づいているYASHIKIのHanaikada Cardiganです。
桜の時期が終わりに近づいているとしても、終わったとしても、着たくなる安定感のある定番カーディガンですね。
まず、アイテム全体のイメージは『花筏』。
『花筏』には別の意味もあるようですが、こちらでは桜の花が散って花びらが水に帯状に浮かんで流れるさま、という意味で使われています。
桜の時期が終わりに近づいていき、花びらが散り始め、川面を流れている情景をイメージしています。
『花筏』という単語が非常に洒落た雰囲気があり、個人的に気に入りました。
そんなことどうでも良いのですが。
YASHIKIでは定番のカーディガンなので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、この型のカーディガンでは鹿の子編みが用いられています。
その鹿の子編み部分では桜が流れる水面を表現。
水面を流れる桜の花びらは、見頃脇の凹凸で表されています。
さらに凹凸に強弱のついている柄が交互に配されることで、水面に無数の花びらが流れている様子がイメージされています。
ちらちらと散っているわけではなく、しっかり散っている、まさに桜の時期の終わりが近いことを感じられるでしょうか。
いやはや、芸が細かい。
また、編み方は安定のプレーティング編みで奥行きのある色味に仕上がっています。
ただ、Kelly-greenは単色の編みになっているので、よりはっきりとした発色になっているかと思います。
説明するほどでもないかもしれませんが、鹿の子編みなので、肌にぺたっとくっついてしまうことなく、さらっとした着心地。
Tシャツの上から羽織って、少し汗ばんでしまったとしても、不快感がない点は嬉しいポイントです。
安定感のある程良いゆったりシルエットなので、メインとしてはもちろん、アウターのインナーとしても立ち回ってくれる優秀さです。
首元のVネックがやや浅めの仕様なので、ボタンを全て留めてVネックのセーターのような着方も良いかと。
色味は3色で、Kelly-green、Citron-yellow、Black。
安定感をとるか、春らしさをとるか、非常に悩ませる色味ですね。
誰も得をしない情報ですが、Kelly-greenは個人的に今季の大本命です。
買いたい欲をどうにか制御しているので、狙っている方は僕より先に手に入れてくださいね。
YASHIKIの世界では既に桜の時期が終わりに近づいている中、冬の終わりが近づいている現実をHanaikada Cardiganを着て、見届けるのも良いかもしれません。
桜の時期の終わりが近い、冬の終わりが近い、時間軸がずれていても着たくなるであろうYASHIKIのHanaikada Cardiganを是非。
池田