ようやく
こんばんは。池田です。
ここ最近のONE PIECEは本当に内容が濃すぎたり、同時に多くのことが起きている状況で、なかなか把握しきれないですね。
面白いことに間違いはないですけど。
そんな中、ようやく五老星などの正体も明かされ始め、最後の展開がわからなくなってきました。
最後に戦うのは誰になるのか、難しいところ。
こんな内容をまとめあげていく尾田先生には尊敬の念しかありませんね。
あれだけ面白い内容が書けるようになりたい、と無謀な夢を見てしまいそう。
ものすごい展開になっているONE PIECEですが、23AWのデリバリーはようやく先が見えてきた気がします。
残すはアウター類の入荷が待ち受けているぐらいですかね。
入荷作業がなくなるのは良いとは思いつつ、半年前にオーダーしたアイテムたちにようやく再会できる喜びがなくなってしまうのはなんだか寂しいです。
再会できてもすぐに旅立ってしまう時も、嬉しさと寂しさが入り混じる複雑な感情。
嬉しいこともあれば、寂しくて悲しいこともある、人生そのものですかね。
良いこと言っているように装わせていただきました。
気持ちが下がった時はONE PIECEでも読んで元気を出そう、とこれからの過ごし方を考えつつ、本日はINNATのHAND DYED BOMBER JACKETのご紹介です。
ようやく、そう言いたくなる待ちに待ったアイテム。
こちらはCOLLECTION 02でも展開のあった60年代のL2-Bを採用したボンバージャケットと同様のデザインになります。
使用している生地は、表地にナイロン、裏地にオリジナルのファブリックであるキュプラレーヨンウール。
そこに加工を加えることによって、表裏の縮絨に差が生じて、パッカリングが生み出されています。
このパッカリングが非常に良い表情を生み出してくれており、まっさらな状態とは異なるINNATらしい雰囲気を感じられるでしょうか。
何より、うねうねとしたジップがなんとも愛らしい。
個人的に1番の推し部分です。
一方でCOLLECTION 02と異なる点が色味。
以前はWhiteのみの展開でしたが、今季はようやく染色された色味も登場です。
COLLECTION 02の展示会の時に、他の色味で展開はできないかを谷さんとお話したことを思い出してしまいました。
染色できなかった要因としては様々な素材を使っていたため。
混紡生地に製品染めすると、望んでいた縮率や色の入り方を実現できずにいました。
ただ、今季は試行錯誤した結果、ようやく再現することができ、新たな色味での展開が可能に。
そんなようやく再現することができた染色方法はベンガラ染め。
これは岡⼭県⾼梁市で銅の鉱⼭の副産物として使われている、⼟中の鉄が酸化した顔料を、⼿染めによって施されています。
手作業での染色のため、ムラのある色味が特徴的で、陰影があるかのような深みのある仕上がりですね。
ちなみにこちらはリバーシブルなのですが、裏側のムラというよりシミのように染まってしまっている部分も、手作業ならでは。
INNATだからこれが愛嬌とも言えるのではないでしょうか。
そのおかげで汚れも気にならないかもしれないですしね。
ということで、ようやく再現していただけた色味についてはPinkとGrayの2色をセレクト。
Pinkは赤だったものが褪せたかのような色味で、ピンクと言えど着づらいなんてことはないかと思います。
古着屋さんのストックの奥の奥からようやく出てきた、そんな雰囲気を感じさせるでしょうか。
この謎スタイルは改めてInstagramに投稿予定です。
一方のGrayは洗練されているようでもあり、工事現場の方が着ているようにも見えなくもない、ぎりぎりのせめぎあいが起こっている、なんて勝手に思っています。
そのせめぎあいがむしろ魅力的に見えるんですよね。
全く異なる印象を持たれる方ばかりだとは思いますが、捉え方は自由ということで。
再現されるまでにどれだけの苦労があったかを考えると、セレクトしないなんて選択肢はないですよね。
むしろ販売しないで自分で着てしまおうか迷ってしまいます。
もちろん今は販売してますけど。
それだけ再現されるまでの谷さんの苦労があり、その背景を感じられる1着。
いやはや、良い。
ようやく漕ぎ着けた、というところまで諦めずに挑んでいく姿を見せてくれていますね。
ようやく再現することができ、ようやく発売まで漕ぎ着けた、待ちに待ったINNATのHAND DYED BOMBER JACKETを是非。
池田