転
こんばんは。池田です。
遂に2月も終わってしまいますね。
相変わらず時の流れの早さに加えて、1月から一転して日数も少なかったこともあり、いつにも増して時の流れの早さを身に沁みて感じてしまったり。
そうなると毎月襲いかかってくる請求地獄が辛いのなんの。
こればかりは自転車操業としか言いようがありませんね。
そろそろ安心して月末を迎えたいものなのですが。
今のところ転落することなくなんとか崖でふらふらしながら保っていられているので、どうにか継続していきたい所存。
転落するもしないも自分次第。
どうしたら逆転することができるかな、と思考を巡らせている中、実質休みなし期間という展示会周りをしているのでまたまた毛量男に豹変してしまっています。
1月中に切りに行こうと思っていたのですが、予約が埋まってしまっており、切りに行けない約2ヶ月間に転じてしまいました。
営業前に行けば良いのでは、と思われるかもしれませんが、そうなると実質休みなし期間の疲労を自ら助長してしまうことになりまして。
ともなると、毛量男という事実を好転させて”膨らみあるスタイル”と定義したほうが良いのかもしれません。
いや、”膨らみあるスタイル”、よくわからないので転じないことにしておきます。

自分の発言をすぐに一転させてるな、とあくまで初めてすぐに一転させたように見せながら、本日はINNATのHAND-EMBROIDERED MESSAGE SHIRTのご紹介を。
伝えたいことがありつつ、それとは一転した仕上がりの1着かと。

こちらはINNATとしては継続して展開しているスリーピングシャツとなっています。
色味を変えながら展開していたのですが、ここ数シーズンはセレクトしていなかったんですよね。
そんな中から一転してセレクトしてしまった次第。

と思わせてくれたのはすぐに目に飛んでくる刺繍たち。
この刺繍にはひと目見た瞬間に魅力の沼へと転落してしまいました。
何せ展示会の時点で30点限定と聞いたものですから、これだけはすぐに確保させていただいたんですよね。
その刺繍が施されているのはただのデザインというわけではありません。
刺繍が施されたのはCOLLECTION 05で生地不良だったあまり、量産することができなかったものの、そこから諦めずに一転したもの。
いざ見てみても生地不良であることはすぐにはわからない程度であることはお伝えしておきます。

という生地不良を覆い被せるように手作業によって刺繍が施されているので、数多く生産することはできず。
それでも廃棄されることなく、新たな息吹が吹き込まれて転換が図られているともなると、どことなく現代的な姿勢も感じられるでしょうか。
僕はあまり好きではないのですが、あの片仮名名称も頭をよぎるかもしれませんね。
刺繍が施されているとはいえ、それにメッセージ性が含まれていることも見逃せないかと。
そのメッセージ性とは、某アーティストの反戦メッセージとされています。
とはいえ、すぐには読み取れないように反転させてあるあたりが小気味良さを感じ取れるでしょうか。

ただ、これだけ聞くと抜けに抜けたINNATとしては、それから転換してしまったようにも思えたり。
それもそのはずで、ここ近年はあまり耳にしたくないことが度々起きているので、それを聞いてしまうとどうしても俯きたくなってしまいますし。
だからといって悲観することなく一転して、どうにか穏やかな日常に戻ることを想ってのものとなっています。
いや、それでも少し重荷なのでは、と思いつつ、やはりそこはINNAT、その重荷とは一転させた抜けて穏やかさを感じさせてくれるんですよね。
それは手作業による手書きの文字体、反転させたメッセージ、の刺繍だからこそ。
たとえ重たく暗い背景があってもINNATらしい抜けた雰囲気へと転換が図られているかと。

加えて、袖に目を向けてみると”10/13”とされており、あれ、30点限定ではないのか、と思われてしまうでしょうか。
僕もそう思ってしまったので谷さんにお伺いしてみたところ、どうやらInkが13点となっており、全色含めると30点限定とのこと。
数量としてはやはりInkから転ずることなく起点としてセレクトされているのかもしれませんね。
なるほど、13点のうち10点目なのか、と皆さまは考えられるかもしれませんが、僕としてはそれが見逃せない点となっています。
何せその”10/13”という数字の並び、個人情報にはなってしまいますが、僕の誕生日でして。
もはやこれは販売せずに自らのものにしてしまおうかと思いつつ、そんなこともできないので一転して致し方なく販売することにしておきます。
どうやらフリー在庫が少しあるとのことなので、万が一少し日が経っても残っているようであれば、”10/13”は僕が迎え入れて別のナンバリングを入荷させていただこうかなと。

そんな刺繍が施されたスリーピングシャツは言わずと知れた定番アイテムとされています。
スリーピングシャツとしてプルオーバー仕様、長めの着丈にゆとりをもたせた設計、ぴんぴんに伸ばしたくないシワたち、とこれまでから転換させることのない仕上がり。
リラックス感溢るるが故にもう布団に転落したくなってしまうかもな、なんて。
それもINNATなら許されるかもしれませんね、いや、許されないか。
そして色味としてInkとされており、僕が所有している初期のSumikuroからは一転して淡い印象を受けたり。
僕が所有しているものは既にがしがし着て洗濯してしまっているので、単純に比較することはできないんですけどね。
何はともあれ、既にフェードしたような表情をしているので、相変わらずの抜けた雰囲気を感じられるかと。

それにしても相変わらず抜けに抜けた仕上がり。
このまるで転じることのない雰囲気はINNATならではの個性でしょうね。
そのまま転じることなく突き抜けていっていただきたいというもの。
もし転換点に立ったとしても転じない選択肢を選ぶべき時もあるのかもしれませんね。
COLLECTION 05で生地不良のものから一転させるために、某アーティストの反戦メッセージを反転させた刺繍を施しつつ、その重たく暗そうな印象から転じた抜けて穏やかな仕上がりとなることで、これまでから転換することなくとも再び魅力の沼に転落してしまうINNATのHAND-EMBROIDERED MESSAGE SHIRTを是非。
池田
