ひしめく|塩縮加工リネンシャンブレー|山内 24AW|えん -en-

ひしめく

こんばんは。池田です。

昨日、今日、と何か大きなイベントでもあるのでしょうか。
理由が何なのかはわかりませんが、出勤途中のバス停でひしめくほどの人が待っていたんですよね。
その近くでお祭りを開催してはいるのですが、ひしめくほどの多くの人がわざわざバスで近くまで行くとはあまり考えられないですし。
渋谷行きのバスだったので渋谷で何かがあるのか、はたまた東急バスでスタンプラリーのようなイベントが開催されているのか。
もちろんわかりませんけども、妙に気になってしまいます。

ひしめく要因の予想で頭の中がひしめく中、甥っ子たちは無事に海から帰ってきたみたいです。
動画や画像を見ると、楽しそうに遊んでいて何より。
自分が保育園児、小学生の時に行った海の思い出になんだか懐かしくなってしまいました。
当時毎年行っていた海なんかはひしめくほど人が多かった記憶があるのですが、甥っ子たちの動画ではひしめくなんてことは全くない人の少なさ。
今時の海は人がそれほど来ないのか、その海は人が少なかったのか、定かではありませんが、人が少ないとちびっ子も自由に遊べて良さそうですね。
何はともあれ、熱中症などにならずに帰還できたことにひと安心。

ひしめく|塩縮加工リネンシャンブレー|山内 24AW|えん -en-

ボロ市通りは人がひしめくことなんて年に数回しかないよな、と人通りの少なさに憂いながら、本日は山内の塩縮加工リネンシャンブレーのご紹介です。
ひしめく何かが凄まじい1着かと。

ひしめく|塩縮加工リネンシャンブレー|山内 24AW|えん -en-

こちらの形としては、山内の定番アイテムとして展開している塩縮加工コットンリネンシャツと同様になります。
たまらないアイテムがひしめく山内のコレクションの中でも、もはや説明不要なほど確立したアイテムと言っても過言ではないかもしれませんね。
もちろんご説明させていただきますけども。

ひしめく|塩縮加工リネンシャンブレー|山内 24AW|えん -en-

というわけで、こちらのシャツ、デザインとして何かを打ち出す、というよりも、作りを最大限楽しめる1着かと思います。
それは山内の全てのアイテムで言えることではありますが、やはり定番たらしめる作りを見られるのがこのシャツではないかと。

ひしめく|塩縮加工リネンシャンブレー|山内 24AW|えん -en-

それを如実に感じられるのがステッチ。
ここではステッチが表に覗かせることなく、全て裏側になるように仕立てられています。
そうする理由は、こだわり抜いた生地を存分に感じていただきたい、という山内からの想い。
そんなことをせずとも生地の凄まじさは感じられるのですが、それ以上に全身で感じられるような仕立てでの配慮、ということですね。
この配慮に感謝して存分に感じましょう。

ひしめく|塩縮加工リネンシャンブレー|山内 24AW|えん -en-

加えて、シャツであるにも関わらず、全面にコットンキュプラが裏打ちされています。
この滑らかな裏地が付くことで着心地が良くなるだけでなく、より羽織に近い存在に感じていただけるかもしれません。
二重仕立てになることで、少し気温が高いと暑くなってしまう一方で、やはりここが山内の定番として君臨する要素でもある気がしてしまいます。

ひしめく|塩縮加工リネンシャンブレー|山内 24AW|えん -en-

ここまではご存知の方も多いかもしれません。
が、今季セレクトしたものは一味違うもの。
それが採用されている生地。

ひしめく|塩縮加工リネンシャンブレー|山内 24AW|えん -en-

本来定番として展開しているものについてはコットンリネンを採用していますが、こちらではリネン100%のシャンブレー生地を採用しています。
さらにこのリネンシャンブレーには経糸にも、緯糸にも、トップ糸を使用することで、深みを感じられるような生地感に。

ひしめく|塩縮加工リネンシャンブレー|山内 24AW|えん -en-

そのリネンシャンブレーに施されているのが強塩縮加⼯。
そうすることで猛烈なシワが全面にひしめく生地感が実現しています。
これまた狂気がひしめくかの如くな表情。
山内のこだわりは本当に末恐ろしいですね。

ひしめく|塩縮加工リネンシャンブレー|山内 24AW|えん -en-

慄いてしまいそうですが、立て直しまして、この狂気ひしめくシワたちによって、陰影を映し出したかのような表情も感じていただけるかと思います。
トップ糸を使用することに加えて、ひしめくシワたちの陰影があることで、より深みが増幅しているでしょうか。
何から何までこだわりがひしめくにも程があるだろう、なんて嬉しがりながら感じてしまう次第。

ひしめく|塩縮加工リネンシャンブレー|山内 24AW|えん -en-

このひしめくシワたちを実現している強塩縮加工は、苛性ソーダ(⽔酸化ナトリウム)を使⽤し、それを全て手作業で加工が施されています。
手作業のため時間を要するだけでなく、危険性も伴う薬剤ということもあり、これができる工場さんは極少数。
これだけでも山内のこだわりようが垣間見えますし、そのひしめくこだわりを実現してくれている工場さんには感謝しかありませんね。
そんな希少な工場さんたちが衰退しませんように。

ひしめく|塩縮加工リネンシャンブレー|山内 24AW|えん -en-
塩縮加工リネンシャンブレー ¥51,700 (in tax)

魅力がひしめくように成長していくために学び続けないとな、と背筋を伸ばしてくれていますね。
全面にひしめくシワが施され、山内のひしめくこだわりによる魅力がひしめく仕上がりの塩縮加工リネンシャンブレーを是非。

池田

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  • いかに|Veiled My Tweed Wrap & Bag|Fujimoto 24AW|えん -en-

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

  • のよう|1-Tack Wide Trousers|SAYATOMO 24AW|えん -en-

    のよう

    より洋服のように。

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    偏屈の偏見と偏愛。

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  • それでも|Akane mohair Cardigan|YASHIKI 24AW|えん -en-

    それでも

    それでも同様に。

    それでも

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