貫|塩縮加工リネンニット・Tシャツ|山内 24SS|えん -en-

こんばんは。池田です。

まだ朝晩は少し肌寒さが残っていますが、日中は本格的に春を感じられるようになりましたね。
桜もほとんど散ってしまいましたし、今年の春もすぐに終わってしまいそうな予感がしてしまいます。
既に半袖で歩いている方もいらっしゃるぐらいですし。
それでも洋服を扱ってることと、天邪鬼なことから、僕はまだまだ半袖で過ごすことには抗いたいんですよね。
自転車通勤が暑かろうとも。
ただの自己満足に過ぎませんが、この半袖への抗いをもう少し貫き通していく所存です。

よくわからない決意表明をしてしまいましたが、明日の健康診断には不安がっている自分がいます。
昨年の健康診断ではなんとか無事に何もなく安心することができましたが、今年はどうなるやら。
前日に何をしようとも無駄なので、なんとか何もなく、一貫してお酒と煙草のある生活を続けていきたいと祈るばかり。

貫|塩縮加工リネンニット・Tシャツ|山内 24SS|えん -en-

貫く生活がおかしいかもな、と自分でも認識しながら、本日は山内の塩縮加工リネンニット・Tシャツのご紹介です。
一貫した山内の想いが反映された1着かと。

貫|塩縮加工リネンニット・Tシャツ|山内 24SS|えん -en-

こちらのカットソーは23SSでも展開があり、今シーズンも継続。
が、本来は今シーズン展開する予定ではありませんでした。
それでも昨年好評だったこともあり、再び展開されることに。
これは昨年魅了されてしまった僕としても非常に嬉しい限りです。

貫|塩縮加工リネンニット・Tシャツ|山内 24SS|えん -en-

とは言うものの、全く同じかと言うとそうではありません。
今季セレクトしているのはshibori blackのみなのですが、23SSでは背面のみに有松絞りがあしらわれていました。
それが今季はフロントにもあしらわれ、総柄仕様に様変わり。
この柄にぞっこんの身としては大変喜ばしいアップデート。

貫|塩縮加工リネンニット・Tシャツ|山内 24SS|えん -en-
 
貫|塩縮加工リネンニット・Tシャツ|山内 24SS|えん -en-

今季は総柄となっているため、あえてご説明するほどでもないのかもしれませんが、後ろ見頃の幅を広めにとるパターンとなっており、前見頃を覆うような設計となっています。
これは背面のみだった23SSのものを考慮してのこと。
ただ、もちろんそれだけでなく、前後で差をつけることによって立体感が生み出されています。
こういった一見してもわからないような細かい部分まで一貫してこだわり抜くのが山内らしいですね。

貫|塩縮加工リネンニット・Tシャツ|山内 24SS|えん -en-

そこに採用されているのがフランス産のリネン100%。
近江産ではないのか、と思われるかもしれませんが、そのフランス産リネンを編み上げているのが近江にある工場さんです。
この工場さんに渡る段階では、フランス産リネンの生地感を最大限感じていただきたい、という山内の想いから、加工は何も施されていない状態。
そうすることで艶やかな表情とリネン特有の生地感を体感いただけるようになっています。

貫|塩縮加工リネンニット・Tシャツ|山内 24SS|えん -en-

リネンを採用していることもあり、本来キックバックが弱い側面もあるのですが、そこを塩縮加工によって解消されています。
キックバックが強化されることに加えて、シワ感やじゃりっとしているような生地感も実現。
この生地感がなんだか病みつきになってしまうんですよね。
暑い時期には非常に良い着心地だと感じていただけるはず。

貫|塩縮加工リネンニット・Tシャツ|山内 24SS|えん -en-

そして何よりの主役である有松絞りによる柄。
ご存知の方も多いかもしれませんが、山内では立ち上げ当初から一貫して有松絞りを施したアイテムを展開しています。
その理由として、有松絞りという伝統工芸の美しさ、楽しさを多くの方に感じていただき、より広めていきたい、という想いを持っているため。
僕としてはそれをあえて声を大にして打ち出したいとは思いませんが、その山内の想いは素晴らしいと思いますし、実際にそれを毎シーズン貫き通せているという事実にも感服せざるを得ませんね。

貫|塩縮加工リネンニット・Tシャツ|山内 24SS|えん -en-

何はともあれ、そんな有松絞りによる柄は非常に存在感を感じられるもの。
色味も相まって、もはや禍々しさすら感じられるでしょうか。
それほどまでに異彩を放っているかのような表情。
さらに総柄ときたら、とにかくたまらないですね。

貫|塩縮加工リネンニット・Tシャツ|山内 24SS|えん -en-

こう書いていると派手派手しい印象を受けてしまうかもしれませんが、着てみると意外や意外ですんなりと馴染んでくれます。
そもそも黒がベースですしね。
存在感のある禍々しさを貫き通すわけではなく、寄り添ってくれる優しさも持ち合わせている、とでも言いましょうかね。

貫|塩縮加工リネンニット・Tシャツ|山内 24SS|えん -en-

サイズ感については、ゆとりを持った設計で、僕が着ると袖で肘が隠れる程度。
ゆったりとしているため、有松絞りの柄を全面に楽しめるのも嬉しいですね。
なんてあたかもサイズ展開があるように貫こうとしていますが、サイズ3は既に完売してしまっているので、残すはサイズ4のみ。
本来であればもっとオーダーしたかったのですが、追加分だったため少量しかオーダーできず申し訳ないです。
自分で着たい気持ちは山々ですが、その気持ちは押さえつけておきます。

貫|塩縮加工リネンニット・Tシャツ|山内 24SS|えん -en-
塩縮加工リネンニット・Tシャツ ¥41,800 (in tax)

自分らしさを貫き通すことの大切さを思い知らされてしまいますね。
山内としての有松絞りへの一貫した想いが反映され、貫くかの如くの存在感を放っている塩縮加工リネンニット・Tシャツを是非。

池田

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  • いかに|Veiled My Tweed Wrap & Bag|Fujimoto 24AW|えん -en-

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

  • のよう|1-Tack Wide Trousers|SAYATOMO 24AW|えん -en-

    のよう

    より洋服のように。

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  • 偏|24AW style|山内,KUON,satou,Fujimoto,OPPOSE DUALITY,INNAT,YASHIKI,ULTERIOR,POLYPLOID|えん -en-

    偏屈の偏見と偏愛。

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  • それでも|Akane mohair Cardigan|YASHIKI 24AW|えん -en-

    それでも

    それでも同様に。

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