柔らか|Mebuki Knit Blouson|YASHIKI 24SS|えん -en-

柔らか

こんばんは。池田です。

新年が明けてから2週間が経ち、日常に戻ってしまいましたね。
ここ最近は定休日以外ではあまり休んでいなかった気がするので、年末年始の4連休は頭も体も大いに休めることができました。
そのため、日常に戻ったと言えど、なんだか思考が柔らかくなっていたり、体が軽くなっていたり、とそんな感覚があるんですよね。
しっかり休めたことが理由なのかはわかりませんが、もしそうだとするなら、やはりたまには定休日以外にも休んだ方が良いのかな、なんて思ったり。
思考も、体も、精神も、柔らかくして過ごさないと楽しいことも楽しめなくなってしまいますもんね。
2024年の過ごし方として2023年よりも柔らかい布団で過ごす時間を増やすことを目標に掲げようかと思います。

そんな新年早々、24AWのデリバリーも本格化し始めています。
既にInstagarmでは投稿済みですが、新しくお取り扱いさせていただくブランド様が2つ。
ご存知の方も多いであろうPOLYPLOIDと、今季がデビューコレクションのOPPOSE DUALITY。
POLYPLOIDはどこか建築的と言いますか、プロダクト寄りなアイテムを展開しつつ、どこか柔らかな雰囲気を漂う魅力があるな、と個人的には思っています。
一方のOPPOSE DUALITYも建築的、構築的とも言えるような佇まいとなっており、こちらはどちらかというと重厚感を感じられるアイテムな気がしています。
ただ、重厚感はありつつも、精緻な要素も持ち合わせたデビューコレクションとは思えない仕上がり。
どちらも物欲を柔らかくして解放してしまうと、すぐに手が伸びてしまうと思いますのでご注意ください。
注意するのは僕だけで良いんですけどね。

柔らか|Mebuki Knit Blouson|YASHIKI 24SS|えん -en-

思考を柔らかくし過ぎたら手を出す言い訳が浮かんでしまいそう、と懸念を抱きつつ、本日はYASHIKIのMebuki Knit Blousonのご紹介です。
YASHIKIならではの柔らかな雰囲気に仕上がっているかと。

柔らか|Mebuki Knit Blouson|YASHIKI 24SS|えん -en-

まずは24SSの全体のテーマから。
今季のテーマは『道草』。
僕がとやかく言うよりも、そのままの文章の方が良いだろうということで。

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いつからだろう
気が付かなくなったのは?
風に揺れる小判草
名前の知らない小さな花
鳴らなかった豆笛
用水路の生き物たち
いつもお土産があった田んぼ道
背が伸びたから?
忙しくなったから?
もう、なくなったんだと思っていた
小さな手を取り歩く田んぼ道
変わらない光景があることがあることが嬉しかった
今日は何をお土産に持って帰ろう
YASHIKI 24SS COLLECTIONは道草をテーマに今も身近に広がる春の景色をニットに詰め込みました。

柔らか|Mebuki Knit Blouson|YASHIKI 24SS|えん -en-

テーマの文章だけで心が柔らかくなってしまいそうですね。
そんなわけでMebuki Knit Blousonの全体イメージは『芽吹』。
冬が過ぎ、柔らかな陽を浴びることで、雪が解けて野山が少しずつ色づいていく情景が落とし込まれています。

柔らか|Mebuki Knit Blouson|YASHIKI 24SS|えん -en-

デザインのソースになっているのはMA-1です。
MA-1では別注アイテム以外ではこれまで展開がなかったので、新鮮な気もしてしまいますね。
MA-1だからと言って、ミリタリーならではの無骨さは皆無と言っても過言ではないほど、YASHIKIらしい柔らかな雰囲気に仕上がっているのではないでしょうか。
これは本当にYASHIKIだからこそなし得るのでしょうね。

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まず、多くを占めている天竺編み部分では、葉が落ちてしまっている木々や、まだ雪が解けきっていない色の少ない情景が表現されています。
冬から春に向かっている時期あたりの情景でしょうかね。
だんだんと暖かくなっていき、新年度の新たな生活にわくわくしているかもしれません。

柔らか|Mebuki Knit Blouson|YASHIKI 24SS|えん -en-
 
柔らか|Mebuki Knit Blouson|YASHIKI 24SS|えん -en-

天竺編みが多くを占めている中、首元あたりや肩から裾に向かう脇あたり、袖などには細かな斜線の柄が走っています。
その中で首元あたりの斜線では、春の柔らかな陽射しを表現。
なるほど、小さく細かい斜線にすることで、夏のような強い陽射しではなく、春らしい暖かく柔らかな陽射しが表現されているというわけですかね。
いざ冬になると寒くてそんな陽射しを欲してしまうという現実。

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そんな現実問題はさておき、脇あたりの斜線は向かい合った柄になっています。
こちらでは地面から顔を出し始めた蕗の薹(ふきのとう)や木々の芽吹きをイメージ。
顔を出した蕗の薹と木の芽吹きがお互いを見つめ合っている、そんなようにも捉えられるかもしれません。

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編みの柄での表現が秀逸なことは言わずもがなですが、個人的に非常に嬉しいポイントとして、採用されているジップが挙げられます。
もちろんダブルジップという点も嬉しい部分ではあるのですが、なんと言っても YKKのEXCELLAを採用している点が嬉しいんですよね。
画像ではわかりづらいですが、品のある光沢に、滑りの良さ。
ここも無骨さよりも柔らかい雰囲気が出ていることに寄与しているかもしれませんね。

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サイズ感に関しては、YASHIKIらしくゆったりとしてはいるものの、他のアイテムと比較するとアームや袖にゆとりを持たせています。
そのため、厚手のインナーも着やすくて、レイヤードも捗りそう。
しっかり防寒できるインナーを着ていただければ、この時期でもそこまで気温が低過ぎない日であれば着られそうでしょうかね。
羨ましすぎる。

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そして色味はBLACKのみをセレクト。
何も言うことはないですね。
もう間違いないです。

柔らか|Mebuki Knit Blouson|YASHIKI 24SS|えん -en-
Mebuki Knit Blouson ¥47,300 (in tax)

柔らかい思考を持つための方法を丁寧に指南してくれそうですね。
MA-1とは思えないほど柔らかな雰囲気に包まれ、暖かく柔らかな春の陽射しを一緒に浴びたくなるYASHIKIのMebuki Knit Blousonを是非。

池田

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