求め
こんばんは。池田です。
ようやく髪を切ることができ、毛量男から脱することに成功しました。
頭が軽くなって、髪を乾かすのもかなり楽。
やはりもう少し頻度高く切りに行かないとな、と再実感させられました。
結局長さは保って、もう少し伸ばそうと思っています。
ただ、伸ばすことを求めるあまり、また期間をあけないように気を付けないとですね。
展示会にも行かないといけないので、自分の予定を計画的にたてていこうと思います。
髪を切ってからふらふらしていたのですが、某企業のレンタル事業店舗の減少を目の当たりにした気がします。
僕も大学生の頃にはそこでアルバイトをしていたため、なんだか寂しい気持ちも。
今やスマートフォンだろうとPCだろうと、タブレットだろうと、どこでも映画やドラマなどを見れてしまいますしね。
そうなると実際に店舗へ足を運んでレンタルをしに行くことを求める方が少なくなるのは致し方なし。
それでもアルバイトしていた店舗がなくなってしまうのはやはり寂しい限りです。
僕の髪の事情もアルバイト事情も求める方なんていないけどな、と感傷に浸りつつ、本日はMAHITO MOTOYOSHIの流し染ウールジャケットと流し染ウールハーフパンツのご紹介です。
求めたくなってしまう仕上がりのセットアップかと。
まず今季のテーマから。
とやかく言わずに、そのまま抜粋します。
”Psychedelic Grunge”
自由と反体制の精神をテーマにしました。
深層意識へのダイブを通じて自己解放をし、自由な思想とクリエイティビティを追求したいと思いました。
同時に社会への不満や怒り、現状を打破したいと強く感じ、ファッションを通じて規範や慣習に挑戦する自由と反体制の精神は、新たなムーブメントの火種になり、旧来の価値観を変える力をもっています。
一人一人が独自のスタイルや思考を持ち、社会の枠組みに囚われることなく自己表現することで多様性と革新を促進できると考えました。
です。
本吉さんの自由を求めているかのような心の声を非常に感じられるのではないでしょうか。
様々な情勢や現状を俯瞰し、ファッションでファッションの領域だけに留まらせない気概を感じてしまいますね。
そんな気概を感じられるブランドを求めても、なかなか見つからない気がしてしまいます。
そんな今季のテーマから、こちらはウールに流し染を施したセットアップ。
流し染となると今季はKUONからも墨流しのアイテムが展開されていますね。
とはいえ、それとは全く異なる染め上がり。
KUONでは墨流しではっきりとした柄が出るように染められている一方で、MAHITO MOTOYOSHIでは陰影とも感じられるように染められています。
流し染によるマーブル柄などのようなわかりやすさよりも、こういった内に秘めている芯を持っているかのような柄を求めている方もいらっしゃるはず。
どちらかで甲乙をつける訳ではないですけどね。
その流し染によって縦に落ちているかのような柄に仕上がっています。
もちろん場所によって異なる染まり方をしているため、濃さによる表情の違いを感じられますね。
見る角度によって見え方が変わってくるので、なんだか玉虫色のようにも感じられるでしょうか。
玉虫色よりは陰影の方が個人的にはしっくりきているんですけども。
そんな流し染で独特なウール地を使用して仕上げられたジャケットとハーフパンツ。
まず、ジャケットは23AWのアイテムでも採用されていたパターンになっています。
これは着物の直線的なパターンを落とし込んだもの。
細かい部分ではありますが、やはりこういったブランド独自のデザインやパターンなど、わかる人にはわかる要素のようなものを求めてしまいますよね。
それだけ個性が出ているわけですし。
なんて偉そうに言っておきながらわかりづらい画像で申し訳ないです。
どう撮影すれば良いかの答えを求めていたのですが、力不足でした。
と反省しつつ、サイズ感に関してはゆとりを持たせています。
直線的なパターンがどこまで影響しているのかは定かではありませんが、法被のようなシルエットを狙ったもの。
こういった要素もパタンナーだった本吉さんだからこそですね。
ちなみに袖にはタブが付けられているので、絞ってアームのシルエットも変えることができますよ。
続いてがハーフパンツ。
こちらはボックスタックが入れられ、かなりゆとりのあるシルエットになっています。
まだ真冬だから、と着用画像が撮影していないのでLOOKを載せますが、一見するとスカートのようにも見えるほどかと思います。
メンズでもスカートを展開するブランドが増えているとはいえ、まだ抵抗があるけど穿いてみたい、なんて求めている方にも良いかもしれませんね。
丈は膝もしくは膝下あたりまでになっているので、少年のような見られ方もしないはず。
ウールのすとんと落ちるかのような生地感もそう感じさせますね。
僕もショーツは苦手ではありますが、これは是非穿きたいなと。
求められたことには全力で応えていく、そんな気概で生活していこうと、改めて見直そうと思わされますね。
自由を求めたMAHITO MOTOYOSHIの今季の、様々な求めに対してそれを上回る仕上がりの流し染ウールジャケットと流し染ウールハーフパンツを是非。
池田