不要
こんばんは。池田です。
お休みをいただいた先日に少し洋服の整理をしたのですが、皆さんどのように洋服を整理しているのでしょうか。
豪邸に住んでいるわけではないので、クローゼットにも限界があり、どうしたものかと頭を抱えてしまっています。
洋服に関しては不要なものは全くないので、売りたくないですしね。
部屋が狭くなることは許容して、ラックを増やす以外に選択肢がないかもしれません。
洋服はもちろんですが、それ以外でも収集癖があるため、どんどん物が増えていってしまいます。
実際洋服以外の物に関しては、不要と言われれば不要なのですが、不要ではないと言えば不要ではないんですよね。
なんか好き、なんか欲しい、というような説明できない欲が出てきてしまいます。
人間だから仕方ない、と慰める以外ないですかね。
そういうことにしておきます。
そんな不要な物も、不要でない物も集めてしまう、欲まみれの僕が本日ご紹介するのは、もはや説明不要とも思ってしまうFujimotoのOver dyed Sweat Shirt with A.Sのご紹介です。
もちろん説明不要と言えど、ご説明しますので。
Fujimotoではシーズンごとにテーマをグラフィックに落とし込んで、スウェットやカットソーに落とし込まれています。
既にご紹介済みではありますが、今季のテーマは "Varsika"。
坂口安吾の人物像、作品、人生観などによって制作されたコレクションです。
左胸にはそのテーマ"Varsika"が鎮座。
"Varsika"はペンネームの由来となった「安居」の古代インドのサンスクリット語のため、秘匿性のある雰囲気を感じさせるあたりがたまりません。
周りから意味の説明を求められた時に、しっかり説明するか、説明不要だと訴えるか、そこはそれぞれのご判断にお任せします。
そして背面にテーマを落とし込んだグラフィック。
これこそ説明不要だと思ってしまいます。
ただ単純に格好良い、その言葉で終わりにしても良いぐらい。
意味はなんだろう、と考えてしまうことが野暮に思えてきてしまいます。
グラフィックとともに添えられた英語は翻訳すればわかる内容ですので、気になる方は調べてみてください。
いやはや、良すぎますね。
そこに使用されている生地はコットン100%。
それだけだと一般的なスウェットと何も変わらなくなってしまいますが、もちろんそれだけではありません。
まず製品染めを施した上で、グラッフィックをプリント、そこからさらに洗いがかけられています。
後述もしますが、この着古したようなフェード感が非常に良いですね。
また、サイズ感も良い。
サイズ2でも手がすっぽり隠れてしまう程のゆるゆるシルエット。
着すぎて伸びたのではないか、と思えるほどでしょうか。
リラックス感とはまた違った力の抜けた雰囲気、これまたたまらないですね。
最後に色味はRedとBlackの2色をセレクト。
Redは着づらいと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、彩度が高すぎるということはなく、少しぼんやりとしたような色味のため、気負わずに着ていただけるかなと。
Blackは着古したかのようなフェード感が非常に魅力的。
パンクを感じられるRedか、着古したかのようなBlackか、悩みどころですね。
誰に不要だと言われようと欲しくなってしまう物を、このスウェットを着て探しに行きたいですね。
説明するのが野暮な時もある、と諭してくれそうなFujimotoのOver dyed Sweat Shirt with A.Sを是非。
池田