理
こんばんは。池田です。
一昨日まで開催されていた2024年度のボロ市がついに終了しました。
いやはや、疲労困憊です。
1日中開催されるだけでもなかなかの疲労を伴いますが、今月のボロ市は最終日がまさかの木曜日で定休日と重なってしまったため、7連勤となると疲労困憊でしかありません。
流石に最終日は脱力し過ぎてしまいました。
何はともあれ、無事4日間を終えることができて何よりです。
そんなこんなで昨年に引き続き私物を出品してきたわけですが、楽市楽座での出店も理由に出品できるものがかなり少なくなってしまいました。
物量が多くないと理想の見栄えにはならず、見ていただける方も少なくなってしまうんですよね。
来年以降もこのまま僕だけの出品で続けられることが理想ではありますが、そうはいかなそうであれば友人や先輩などに助けを乞う必要がありそうです。
次回は1年後なのでどうするかのんびりと考えておきましょうかね。
1年後ということを理由にずるずると何も考えずに開催直前になることだけは避けねば、と自分を戒める中、1月も後半に突入し、来月には展示会のお祭り状態になってしまうんですよね。
25AWの展示会が続々と、というよりも、ほとんどのブランド様の展示会が確定しており、2月は休みがないと言っても過言ではない状況。
もちろん楽しみであることに間違いないものの、流石に今回は期間が被りすぎでは、なんて思ってしまっているのもまた事実。
展示会を見終わって帰宅して一息ついてからオーダーするアイテム候補を挙げていくのですが、新鮮な記憶のままそれをするためには1日2ブランドが理想だと思っているので、なるべく分散させてアポイントを取るようにしています。
ただ、それが今回は期間がこれでもかと被ってしまっているため、その理想は実現できず。
それを理由にオーダーを見誤ることなんてできないので、しっかり頭に刻み込みながら楽しく見させていただこうかと思います。
楽しみ。
それにしても地方のバイヤーの方々は1日に多くの展示会に足を運んで頭の整理ができるのは尊敬でしかないな、と自分の力不足が露呈しながら、本日はPOLYPLOIDのOVER PANTS Bのご紹介を。
理にかなった理想を見せてくれる仕上がりかと。
こちらはPOLYPLOIDで継続して展開されているオーバーパンツです。
毎シーズン生地を変えるなどして全く異なる表情を見せてくれますよね。
個人的にオーバーパンツ好きだということももちろんありますが、それが理由で毎シーズン惹かれてしまう事実。
今季のオーバーパンツでは化繊の雰囲気をあまり感じさせないポリエステルのローン生地が採用されています。
何度も言ってしまっていますが、あまり化繊が好みではない僕でも、この生地感なら難なく受理することができそうだな、と思いセレクトした次第。
それでいてポリエステルの軽やかさも持ち合わせた理想的な生地感ではないかと。
勝手ながら、暑くなったとしてもショーツはあまり穿かない、なんて方も一定数いらっしゃると思っているのですが、実際はどうなのでしょうか。
かく言う僕もそのひとりなのですが、この軽やかな生地感はそんな暑い時期にも理想を叶えてくれそうです。
化繊はあまり得意ではないという理由があったとしても、薄手のコットンと言えど暑かったりするんだよな、なんて感じている方にも朗報かもしれません。
もはや穿いていないような感覚に陥ってしまうほどですが、それは流石に言い過ぎでしょうかね。
そんな化繊らしからぬ生地感と化繊ならではの軽やかさを持ち合わせたローン生地にプリントされているのが植物の影のグラフィック。
一見するととても植物には見えないかもしれませんが、プリントされているのは植物の影ということを頭で整理してみると、確かに影ならこれほどまでに抽象的でもおかしくないかもな、と思えてくるでしょうかね。
思えてこなかったとしても、これは植物の影であるという事実を受理していただければ。
さらに頭を整理するように考えてみると、ミリタリー由来のオーバーパンツに植物の影となると理にかなっているようにも考えられそうです。
カモフラージュの中でもリアルツリーがあるわけですし、シャドーリーフがあっても良さそうですしね。
なんて言いながら、隠れる気はさらさらなさそうですけども。
植物の影というだけあって、そのプリントはぼやけたような表情が見られるのも良いんですよね。
それが理由でどこか儚げな表情を感じられると言いますか。
加えて、これよりもぱきっとしたグラフィックになっていたら、主張が強過ぎて穿きづらさを感じてしまいそうなものの、そうは感じさせない理想のバランスに仕上がっているかと思います。
そして色味はWHITE/SAGEとNAVY/WHITEの2色。
WHITE/SAGEは白とグレーに見えてしまいますが、白とセージの組み合わせとなっており、セージの濃い部分がグレーに見える理由ですので悪しからず。
このWHITE/SAGEはより植物であることが感じられたり、真理を悟っているようなどこか神聖な表情を感じさせるでしょうか。
一方のNAVY/WHITEは、植物の中でも理性を失っているような毒気のある表情、と言いたいですが流石に無理がありますかね。
どちらにせよ、植物の影なような、そうでないような、と頭の中を整理する必要があったとしても魅力的な色味かと。
誰しも理想を抱いていたとしても、その理想を追い求め過ぎてはいけないことを喚起してくれているのでしょうか。
ミリタリー由来だからこそ理にかなっていると思わせる植物の影をプリントし、暑くてもショーツを穿かない方の理想を叶えてくれる軽やかさを備えたPOLYPLOIDのOVER PANTS Bを是非。
池田