としても
こんばんは。池田です。
何だかまた残暑に戻ってしまいましたね。
朝晩は涼しくて過ごしやすいですけども。
とはいえ、残暑が戻ったとしても今日が正真正銘最後の残暑になりそうな予報。
明日から雨予報ではあるものの、これでようやく秋本番を迎えられるといったところですかね。
そんなこんなで皆さまは24AWのアイテムを楽しめているでしょうか。
毎度のこと僕は24AWはまだ手が出せないので、23AWのアイテムに手を出していくしかありません。
過去のシーズンだとしても新しいアイテムを迎えるのは楽しいので全く問題なしです。
まだ重めのアウターは着られないので、軽めのアイテムから徐々に手を出していこうかと。
また同じようなことを書いているとしても、それが気付かれるほど読んでいただいている方は少ないだろうしな、と少し悲しみに浸ってしまった前日の昨日、甥っ子たちはお祭りに行くことができたみたいです。
行けて何より、と思いきや、まさかの高熱が出てしまい急遽退散したとのこと。
雨が降らずに行けたとしても、高熱が出てしまっては仕方ないですね。
かくいう僕も短い時間だとしても咳き込んでいる甥っ子と過ごしていたので、移ってしまわないだろうかと心配もしつつ、僕なんかより甥っ子が早く治ることを祈るばかり。
僕の体調も悪化して休業になってしまったら移されたな、と噂しておいていただければ。
移されてしまったとしても誰も噂しないだろうな、とまたまた悲しみに浸りながら、本日はFujimotoのPatterned feathery Cardiganのご紹介を。
たとえそうだとしても虜にされてしまう1着かと。
こちらはアイテム名にもあるように羽を模したような編み目が特徴的なデザインとなっています。
その編み目は格子状のように張り巡らされており、穴があいているかのように背後を窺わせるほどのざっくり具合。
これならインナーを覗かせることができ、スタイルによって表情を変えてくれそうですね。
羽を模したとは言いましたが、この複雑さや英語の意味としても、羽毛が密集して羽や翼になっているさまを表現しているのかもしれません。
どちらだとしても羽が表現されていることに間違いないですけどね。
羽を模した編みはもちろんですが、そこから繋がるネックの高さやリブの長さも特徴的と言えるでしょうか。
特にリブはかなり長い設定となっており、後述する短丈をより助長していますかね。
ここで一般的なリブの設定だったとしても、中途半端な短丈だと映ってしまっていたかもしれません。
それ以外では今季のアイテムで共通する台座付きの貝ボタンも忘れてはいけない存在かと。
シャツなどよりもサイズも大きく、表情としても主張してくるもの。
品がありつつもどこか儚げなこの表情にはFujimotoらしさを感じられるでしょうか。
これらのデザインに加えて特徴的なのはこの細身なサイズ感に短丈。
あたかも拘束されているかのように体に沿った設計です。
これでサイズはフリーなので、もしかしたら人を選ぶサイズ感かもしれません。
拘束するかの如くなサイズ感だとしても、かなり伸縮性は高いので窮屈さはないかと。
人を選ぶとは言ったものの、見た目以上に細さを感じないと思います。
それでも細いですけどね。
そんな伸縮性の高い生地はウールとナイロンによるブークレー生地です。
表面に糸の輪が出るように編まれているので、ぷくぷくとしているようで非常に柔らかさを持った生地感に。
伸縮性もあって非常に柔らかいので、窮屈さを感じさせません。
重複したとしてもそこはご理解いただきたいので同じことを書きました。
拘束されているような設計、羽を模した編み目によるデザイン、今季のテーマである”偽善者”にそれらを当てはめてみると、前者は自分が偽善者であることを自覚してしまい、何者かに拘束されている感覚に陥っているのかもしれません。
そのせいで身動きが取れなくなってしまっているのでしょうか。
そして後者は拘束されるように身動きがとれなくなったとしても、翼で飛んで抜け出すさまを表しているのかなと。
偽善者であったとしても思考を止めるのではなく、その事実に向き合い歩んでいく、といったところでしょうかね。
それには勇気が必要だろうな、なんて妄想してしまいます。
不安に陥ったとしても向き合って前を見て歩んでいかないとな、と自分で自分を鼓舞しておきます。
身動きが取れなくなったとしても翼で抜け出すようなさまを表現し、拘束されたような細身のサイズ感だとしても窮屈さを感じさせない仕上がりのFujimotoのPatterned feathery Cardiganを是非。
池田