だけ|Reversible Less Sewing Coat|Fujimoto 24AW|えん -en-

だけ

こんばんは。池田です。

今朝、起床すると何故か自宅用の靴下の片方だけがいなくなっていました。
夜中にお手洗いに行った時に洗濯かごにでも入れたのかと思ったものの、そこには入っておらず。
行方不明にも程があるだろうと思っていたところ、居場所が発覚。
まさかのごみ箱。
寝ぼけているにも程がありますよね。
ごく稀にこの不思議現象が起きるので夢遊病なのでしょうか。
それだけは嫌だな、と思いつつ、一応お手洗いに行っている時には意識があるので流石にそれはなさそうです。
兎にも角にも、自宅用靴下が捨てられる分には良いですが、大事なものが無くならないようにせねばですね。

夢遊病だったらそれだけ疲労が溜まっているのか、と憶測をたてている中、野球のニュースが絶えないここ最近。
あれだけ活躍していたら必然なのでしょうけども。
実際日本人とは思えないほどの活躍ぶりですし。
それでもあの方だけを取り上げることが多く、それ以外の選手のことも取り上げた方が良いのでは、なんて思ってしまうことも事実。
少し偏りすぎている気がしてしまいます。
なんて言いながらも、野球への関心は全くないんですけどね。
関心がないなりに日本人の活躍に期待することにしましょうか。

だけ|Reversible Less Sewing Coat|Fujimoto 24AW|えん -en-

関心がないのは野球だけでなくスポーツ全般だろう、と承知の上での発言をしながら、本日はFujimotoのReversible Less Sewing Coatのご紹介を。
ただそれだけであるのに確立した世界観を感じざるを得ない1着。

だけ|Reversible Less Sewing Coat|Fujimoto 24AW|えん -en-

こちらは所謂トレンチコート型としてのデザインと言えるでしょうか。
ただ、トレンチコートのような質実健剛な雰囲気は全く感じさせません。
むしろどこかもの寂しいような、儚いような、そんな雰囲気を感じられるかと。

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そう感じさせるのは今季のアイテムで共通している台座付きの貝ボタンだけはまず挙げられますかね。
貝ボタンとなると品のある表情、ということが先に浮かぶかとは思いますが、Fujimotoの今季のアイテムでは総じて儚い表情を映し出している気がします。
今季のテーマである”偽善者”がデザインに色濃く反映されているからこそ、それだけの表情として感じられるのかもしれません。

だけ|Reversible Less Sewing Coat|Fujimoto 24AW|えん -en-

加えて、このスウェットの裏毛のようなもけもけとした生地感もそう感じさせる要因でしょうか。
どれだけ着込んだんだ、とも感じられるほど。
”偽善者”がテーマであることを考えると、良く見せている外側ではなく、内に隠し持っている真のものを表しているのかもしれません。

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また、こちらはリバーシブル仕様に仕上げられています。
リバーシブルであることも、”偽善者”の二面性が表現されているかと。
どれだけ善人だろうと誰でも二面性を持ち合わせていると思ってしまいますが、二面性を持たない完璧な善人の方と向き合ったら反対に恐怖心を抱いてしまいそうです。
知らんがなですよね。

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それはさておき、この裏面を見ていただければわかるかと思いますが、丁寧に作り込まれた、とは言えないような仕上げですよね。
これは適当に仕上げているわけではもちろんありません。
あえてこの適当とも捉えられるような仕上げに。

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ここでの仕上げは、ただ切って縫っただけのようにされています。
ロックミシンも使うことはなく。
それを意味することが”自分を曝け出す”ということ。
上辺だけを善人のように振る舞うのではなく、考えていること、感じていること、思っていること、などをはっきりと事実を伝えることを説いてくれているのかもしれませんね。
これだけはまず見習わないといけなそうです。

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ちなみに裏側だけは貝ボタンではないので、この切って縫っただけの仕様も相まって、どこか粗野な表情にも感じられるでしょうか。
より気怠い雰囲気とも感じられそうです。
それでも自分を曝け出してくれるはっきりとした性格を持ち合わせているのでしょうね。

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サイズはフリーサイズのみとなっており、地面についてしまうのでは、と思えるほどの着丈で、ゆとりも十分もたせた設計です。
1枚仕立てなので厚手ではありませんが、インナーを選ばずに差し込めるサイズ感なので、これからの秋口から冬までと長く着ていただけるかと。

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そして色味についてはCHARCOALとBLACKの2色ともにセレクトしてはいたものの、BLACKは完売してしまったため、残すはCHARCOALだけとなります。
チャコールと言えど、無彩色のチャコールというよりも、やや紫がかった色味と言えるかもしれません。
表裏では色味がわずかながらに異なっており、表側が濃いめ、裏側が薄め、といったところ。
この色味にはシルエットや生地感も相まってどこか怪しさのある表情を感じるでしょうか。
良い雰囲気。

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Reversible Less Sewing Coat ¥92,400 (in tax)

自分だけで抱え込まずに曝け出していくことも身につけないといけないですね。
ただ切って縫っただけのようなデザインや仕様にも関わらず、Fujimotoだけの世界観が色濃く反映された仕上がりのReversible Less Sewing Coatを是非。

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