対照|SAKIORI Reversible Bomber Jacket|KUON 23AW|えん -en-

対照

こんばんは。池田です。

一昨日は24SS最後の展示会に行ってきました。
遂に完走。
23AWが本格化した中でも、既に来季が楽しみになっています。
来季は今季ほどブランド数が増えるわけではありませんが、2ブランドだけ増えますよ。
ひとつは既に盤石なイメージ、もうひとつは来季がデビューシーズン。
立ち位置としては対照的かもしれませんが、どちらもプロダクトとして独自の仕上がりが特徴的な気がしています。
ここではまだ詳細は書きませんが、来月あたりにはご報告するかと思いますので、お楽しみに。

先日の渋谷のハロウィンはある程度規制の効果があったのか、凄まじいとまでにはならなかったみたいですね。
どちらかと言うと海外の方が多そうでしたけど。
せっかく日本のハロウィンを楽しもうと思ったのに、という方もいましたし。
その気持ちもわかるな、と思いつつ、事故が起きないように規制しないと、と対照的な気持ちが入り混じってしまいます。
とはいえ、平和だったかと言うとそうでもないらしく、規制場所とは対照的に規制場所外ではお酒の缶が多く路上に捨てられていたんですね。
もはやハロウィンを楽しんでいるのか、お酒を楽しんでいるのか、よくわからない。
その方たちもわかってほしいと思ってないと思うので、特に考えませんけど。

対照|SAKIORI Reversible Bomber Jacket|KUON 23AW |えん -en-

渋谷とは対照的なちびっ子たちの平和な賑わいを楽しんだものの、平和な賑わいとは対照的にのんびりとした日常に戻ったな、と少し寂しさを感じつつ、本日はKUONのSAKIORI Reversible Bomber Jacketのご紹介です。
対照をなした要素が溶け込んだKUONらしい1着かと。

対照|SAKIORI Reversible Bomber Jacket|KUON 23AW |えん -en-

こちらはKUONならではの裂き織りを使ったリバーシブルのボンバージャケットです。
KUON好きな方ならご存知かとは思いますが、まずは裂き織りについて。
幸呼来(さっこら)裂き織りは、使い古した洋服や布団などの布を細かく裂いて、それを捻りながら織り込まれたもの。
着れなくなったり、使えなくなったりしたものを洋服などに再生されている、ということですね。
再生させているというだけでなく、数種類の生地で織られているため、様々な色味が組み合わさった魅力もあるのではないでしょうか。

対照|SAKIORI Reversible Bomber Jacket|KUON 23AW |えん -en-

起源は江戸時代まで遡るらしく、主に綿などが貴重とされていた東北地方などの寒冷な土地で織られていたとのこと。
経糸には安い木綿糸、緯糸には古布を使って織られた裂き織りは、強度が高い上に温かさも持ち合わせています。
まさに寒い地域に最適な生地ですね。

対照|SAKIORI Reversible Bomber Jacket|KUON 23AW |えん -en-

そんな裂き織りを前身頃の全体に使用しています。
非常に贅沢な使い方。
良い存在感を放っているでしょうかね。

対照|SAKIORI Reversible Bomber Jacket|KUON 23AW |えん -en-

存在感があるとは言っても、後身頃やアームは裂き織りではなく、対照的な黒1色となっているため、主張が強すぎることもないかと思います。
面積が大き過ぎても主張が強過ぎるし、小さ過ぎてもなんだか寂しい。
その中間を上手く取れたバランスではないでしょうか。

対照|SAKIORI Reversible Bomber Jacket|KUON 23AW |えん -en-

そして裏側は裂き織りとは対照的なポリエステルのタッサー生地。
対照的とは言うものの、化繊でもそこまで光沢感はありません。
光沢感のある生地感の場合、所謂ボンバージャケットに振り切ってしまいそうなところを、程良いボンバージャケット感に仕上がっていると思います。
非常に抽象的な表現で落胆してしまいそうですけど。

対照|SAKIORI Reversible Bomber Jacket|KUON 23AW |えん -en-

このポリエステルタッサーは厚めで丈夫な生地のため、何かの作業をする時などには最適かもしれません。
もちろん表の裂き織りの着用感を出していくのも良いですよ。
なんてつらつら書いていますが、何よりボタンを開けた時に密かに覗く裂き織りのひっそりした表情が良いですかね。

対照|SAKIORI Reversible Bomber Jacket|KUON 23AW |えん -en-

サイズ感はゆったりとしており、丸みを帯びたアームが特徴的なシルエットに仕上がっています。
直線的な裂き織りと対照をなしているため、より丸いシルエットが強調されているでしょうか。
横に走った裂き織りに、丸みのあるアームとなることで、横に広がった感覚になるかもしれませんね。

対照|SAKIORI Reversible Bomber Jacket|KUON 23AW|えん -en-
SAKIORI Reversible Bomber Jacket ¥132,000 (in tax)

自分の考えとは対照的な人の話も受け入れないとな、と再認識させてくれているでしょうか。
対照的であろうとも、手を取り合うことでKUONらしい魅力に昇華しているSAKIORI Reversible Bomber Jacketを是非。

池田

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    こんばんは。池田です。 何やら政界が忙しない雰囲気になっていますね。総裁選に加えて野党などの代表選。総裁選は明後日が告示ですし、当然と言えば当然なのですが。個人的に誰かを特段推しているわけではないのですが、どうしても苦手な方がひとり。流石に名前を出して透明性は確保しませんけども。その方のあの全て見透かしているかのような笑顔、苦手です。それだけで判断するわけではもちろんないですが、苦手なものは苦手なので致し方なし。 これだけでももしかしたら誰なのか見透かされてしまうかもしれないな、と危惧しながら、ようやく明後日の定休日に髪を切りに行ってきます。かなり伸びてくれたこともあり、毛量がいつにも増して凄いことになっています。そろそろ毛量男として周囲に浸透してしまいそうです。しないか。何はともあれ、毛量が軽くなることを待ち侘びていたので嬉しい限り。とにかく後ろ髪のせいで首が暑くて暑くて。せっかくお風呂に入っても汗が出てしまいそうで嫌だったんですよね。そんな透明感もへったくれもない姿にはなりたくないですし。早く快適に過ごしたいものです。 元々透明感のある人間ではないだろう、と自信をなくしながら、本日はPOLYPLOIDのCLASSIC POCKET SHIRT Bのご紹介です。打って変わって透明感のある佇まいに仕上がっているかと。 こちらは何より使用している生地が魅力的。その使われている生地はイタリアのファブリックメーカー、CANGIOLIのストライプ生地。生地の内訳はヴィスコースとシルクを混紡したサテンストライプとなっています。 この光沢のある透き通るような生地感、非常に良いですね。品がありながら、どこか透明感のある表情を感じさせるでしょうか。もしかしたら淡麗とも表現できるかもしれません。 加えて、すっと落ちるようなドレープ。これまた綺麗なのなんの。ここは美麗とでも表現しておきましょうかね。 こればかりは、もし仮に嘘をついたとしても冷静に見透かされてしまうでしょうね。さらに透明感、淡麗、美麗、と続くとなると、どこかの化粧品のCMにも抜擢されてしまうかもしれません。この透明感のある美白肌、なんて声が聞こえてきそうです。   よくわからない表現をしてみたところで、続いて色味を。ストライプはBLUE STRIPEとPURPLE STRIPEの2色。BLUE STRIPEは黒の線に挟まれることで、透明感がありながらしっかりと意志を持っているかのよう。一方のPURPLE STRIPEはオレンジの線に挟まれており、透明感の中に妖艶な一面も持ち合わせているのかもしれません。なんて表現していますが、案の定画像では伝わらないのが透け透けですよね。ストライプは特にわかりづらくなってしまうので申し訳ないです。 また、生地感としてはやや透けるほどとなっているため、インナーをタンクトップを差し込めば今からでも着られるかもしれません。さらりとした肌あたりは心地良いですし、日差しを避けられる分、もしかしたら半袖よりも涼しく感じられそうですし。秋冬ものですぐに着られるアイテムはなかなかないので、貴重な存在になってくれるかもしれませんね。 そしてデザインとしては非常にシンプルなレギュラーカラーシャツです。至極シンプルであるからこそ、この透明感のある佇まいが際立っているでしょうかね。サイズ感も少しゆとりを持たせている程度なので、アウターとインナーの選び方次第で通年着られる、と言っても過言ではないかもしれません。やはり貴重な存在ですね。 CLASSIC POCKET SHIRT B BLUE STRIPE,PURPLE STRIPE ¥52,800 (in tax) 物欲が溢れている心をきっと透視されてしまっているのでしょうね。光沢のある透き通るような生地が透明感のある表情と綺麗なドレープを生み出し、どんなことも見透かしてしまうほどの冷静さを持ち合わせたかのようなPOLYPLOIDのCLASSIC POCKET SHIRT Bを是非。 池田...

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