端正
こんばんは。池田です。
ここ数年はパンをほとんど食べない生活をしているのですが、最近はどういったジャンルのパンが流行っているのでしょうか。
高級食パンの熱も冷めてきているとよく耳にしますが、僕の通勤途中にある高級食パンを売りにしたパン屋さんも閉店してしまっていました。
ウェブを見てみたら今年に入ってかなりの店舗を閉めているみたいです。
通勤途中にある店舗はまだ1年にも満たず、流行という恐ろしい悪魔を見た気分です。
高級食パンは何もつけずに味わえたり、端正な見た目をしていて、個人的には非常に好きなのですが、流行に身を任せてしまったばかりに、といったところでしょうか。
知ってる風に書いていますが、実際は数回しか食べたことないんですけどね。
とにかくそうはならないように、自分らしく、のんびりと営業していきます。
今年はクロワッサンロールとパンスイスとやらがパントレンドなのか、とパン情報をインプットしつつ、本日は端正な表情をしたYASHIKIのSatoyuki Knitのご紹介を。
22AWから継続展開しているSatoyukiアイテムなので、過去に書いたものと重複してしまうかもしれませんが、ご了承ください。
AWで展開が始まってから継続しているため、イメージソースになっているものは静かな夜に雪が降っている『里雪』です。
しかし今は春。
満開の桜の間から見える真っ青な青空、といったところでしょうか。
皆さんもどういったイメージが合うかと考えてみてくださいね。
22AWでも展開があったとはいえ、全く同じ生地を使用しているというわけではありません。
春夏仕様ということで、糸の本数取りが減らされており、より薄手の生地感で仕上げられています。
猛暑日までいってしまうと暑いかもしれませんが、ある程度の暑さであれば着られる程度の生地感になっているかと。
生地にはスーピマ超長綿が使われていることに加えて、毛羽をガス焼きする工程も加えられています。
そうすることで、ただでさえ滑らかでしなやかさもあるスーピマ超長綿が、さらに光沢感が増し、端正で品を感じられる表情に。
この生地感はYASHIKIのコットンを使用したアイテムの中でも、最も良い生地と言っても過言ではないと思います。
良い生地に定義はないので、それぞれ感じ方は変わるので悪しからず。
薄手と上述していますが、決してぺらぺらした生地ということではありません。
薄手ではあるものの、12ゲージで編まれているため、しっかりとした仕上がりの生地です。
ハイゲージという点も端正な表情を感じさせる要因になっているかと思います。
サイズ感は大胆なビッグシルエットとまではいかない、程良くゆったりとしたシルエットになっています。
大胆なシルエットではせっかくの端正で品のある表情が台無しになってしまうので、このバランスが良い仕事をしていますね。
決して上から目線なわけではありませんので。
そして色味はMint-greenとPale-blueをセレクトしています。
どちらも春らしい明るい色味で非常に悩ませますね。
合わせやすさはPale-blueが一歩リードしているかな、と勝手に考えているのですが、いかがでしょうか。
そんなことを僕が言っても誰の得にもならないですが、試しに言ってみました。
PCばかりで作業していて、端正な字からさらに程遠い字になってしまっている僕を優しく説いてくれるでしょうかね。
そんな端正な表情、端正な心、端正な色味を兼ね備えたYASHIKIのSatoyuki Knitを是非。
池田