影|SHIRT JACKET B|POLYPLOID 24AW|えん -en-

こんばんは。池田です。

何やら雨が降ったり止んだり、ではっきりとしない天気ですね。
これは秋雨前線の影響なのでしょうか。
こんな天気はあまり気分が上がらないな、とは言うものの、その影響もあって気温がかなり下がってくれていますね。
ようやく秋の入り口に差し掛かってくれているかもしれません。
それでも大雨の影響で災害に繋がっていることも事実。
僕にできることは到底少ないですが、皆さまに影響が及んでいないことを祈るばかり。

温暖化の影響を徐々に強く感じてしまうな、と危機感を覚えている中、そういえば海外のコレクションも始まっていましたね。
毎度ひと通り見るようにはしているのですが、その影響でこの期間の見ている時間で自分を追い込んでしまっています。
楽しいから良いんですけども。
そんな25SSのコレクションを見ていると、個人的にあまり好きではないクワイエットラグジュアリーなるものの影響が弱まってきている気がします。
批評家でもない僕が勝手に感じているだけですが、この潮流が弱くなると、やはりデザインが面白く感じられるんですよね。
面白いだけに細部までデザインが施されていることもあり、メディアの方々は撮影なども大変そう。
大変そうではありつつ、細部までわかりやすく撮影していただいていることに感謝。

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コレクションは社会情勢から投影されているよな、と実感しつつ、本日はPOLYPLOIDのSHIRT JACKET Bのご紹介です。
陰影を映し出すような仕上がりで影響を及ぼす1着。

影|SHIRT JACKET B|POLYPLOID 24AW|えん -en-

このシャツジャケットはPOLYPLOIDと言えば、とも言えるかもしれませんね。
それほど定番として確立していると言っても過言ではないでしょうか。
ただ、毎シーズン生地が変わることで、その表情はがらりと変わるもの。

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今季はドイツのファブリックメーカー、GEBRUDER MEHLERのウールが採用されています。
ドイツという国柄が影響している、なんてことは言えませんが、どこか質実健剛とも言えるような厚みのあるウール。

影|SHIRT JACKET B|POLYPLOID 24AW|えん -en-

実はドイツに行ったことがあるのですが、デザインよりもプロダクトとして捉えることが多いように感じています。
POLYPLOIDもその影響もあってか、個人的にはそう捉えてしまっているんですよね。
これは完全なる個人の見解です。

影|SHIRT JACKET B|POLYPLOID 24AW|えん -en-

勝手な個人の見解は影に隠れておいていただいて。
そんな厚みのあるウールは影を纏うようなシャドーチェック柄です。
この陰影があるような表情には儚さを抱いてしまうでしょうか。

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質実健剛、厚みのあるシャドーチェック柄のウール、と聞くと、ごわっとした重さを感じる生地感が想像されるかもしれませんね。
もちろんそんなことはなく。
むしろ滑らかさやしなやかさを感じていただけるかと思います。

影|SHIRT JACKET B|POLYPLOID 24AW|えん -en-
 
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その色味はBEIGE CHECKとCHARCOAL CHECKの2色。
BEIGE CHECKはまさに陰影を映し出すかのように儚げでもあり、どこか朗らかな表情も感じられるでしょうか。
一方のCHARCOAL CHECKはこれぞシャドーチェックと言わんばかりの表情で、その安定感のある佇まいで影から支えてくれそうです。
それぞれの好みが影響を及ぼしそうですが、その時の気分を投影して選んだとしても間違いないかと。

影|SHIRT JACKET B|POLYPLOID 24AW|えん -en-

ご存知の方はお馴染みかもしれませんが、デザインとしては両サイドの大ぶりなポケットが特徴的。
大ぶりとはいえ、シャドーチェックの影に潜んでいるので、どんと主張してくるわけではなく、そっと手を差し伸べてくれる程度の存在と言えるでしょうか。
持ち歩くものが少ない時には、特に手を差し伸べてくれそうですね。
膨らむのは避けたいので、できれば薄めのもので。

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また、個人的に影の功労者として讃えたいのが第1ボタンと第2ボタンの関係性です。
通常よりも両者の間隔を狭く設定。
そのため第1ボタンを開けて着ていても首元が開きすぎることがないんですよね。

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となると、その影響を受けることで、上からアウターを羽織った時でも首の煩わしさを感じづらいのではないかと。
襟の収まりが良くなるというわけですね。
この両者の関係性の良さには讃えるほかなさそうです。

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サイズ感としてはゆとりを持たせている上に、しっかり厚みのある生地なので、これ1枚で着ても影に隠れてしまうことのない存在感。
秋口からはもちろん、インナー次第では主演を張ってくれる期間も長そうですね。
上述したように上からアウターも羽織りやすいので、主演だけでなく、助演もしっかりと演じてくれる演技派かと。

影|SHIRT JACKET B|POLYPLOID 24AW|えん -en-
SHIRT JACKET B BEIGE CHECK,CHARCOAL CHECK ¥63,800 (in tax)

少なからず影響を与えられる存在になり得るのか、と想いを馳せてしまう次第。
しなやかな陰影を感じるシャドーチェックウールを使用し、讃えたくなる影の功労者が良い影響を及ぼしてくれるPOLYPLOIDのSHIRT JACKET Bを是非。

池田

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  • いかに|Veiled My Tweed Wrap & Bag|Fujimoto 24AW|えん -en-

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

  • のよう|1-Tack Wide Trousers|SAYATOMO 24AW|えん -en-

    のよう

    より洋服のように。

    のよう

    より洋服のように。

  • 偏|24AW style|山内,KUON,satou,Fujimoto,OPPOSE DUALITY,INNAT,YASHIKI,ULTERIOR,POLYPLOID|えん -en-

    偏屈の偏見と偏愛。

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  • それでも|Akane mohair Cardigan|YASHIKI 24AW|えん -en-

    それでも

    それでも同様に。

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