告げる
こんばんは。池田です。
先日の定休日には免許の更新に行ってきました。
前回の更新時は眼鏡をかけていなかったのか、眼鏡をかけるようになったのか聞かれたため、かけ始めたことを告げるにしても何故か最初は裸眼での視力検査。
間違いなく見えないですよ、とも告げる僕を差し置いての裸眼検査だったのですが、まさかのまさか、基準である0.7ほどの視力はあるとのこと。
間違いなく見えないことを告げる僕はなんだか恥ずかしくなりながらも嬉しい気持ちに。
視力が悪いという自覚に終わりを告げるなんて思ってもいませんでした。
良かった良かった。
ついつい退屈してしまう免許更新が良い1日だと告げることになるなんて、と驚きと喜びが入り混じる中、実は傷だらけなだけでなく首から肩までがちがちになっていた1週間だったんですよね。
もう傷だらけを告げるだけでもおかしいにも関わらず、がちがちになってるなんてお恥ずかしい限り。
このがちがちさはお祭りの準備と片付けによるものなのか、転げざんまいによるものなのか、寝方が悪かったことによるものなのか、もしくはそれら全てによるものなのか。
明確な原因を告げることはできませんが、今ではかなり楽になってきているので、ここ数日で治ることに期待しておきます。
そんなこんなで傷であろうと、がちがちさだろうと、治るのが遅すぎておじさん化が進んでいることは告げるほかなさそう。
悲しい悲しい。


この年齢になったら今さらあえておじさん化しているなんて告げる必要はないのでは、なんて声も聞こえてきそうになりながら、本日はYASHIKIのShusetsu Boucle Knitのご紹介を。
ついに冬の終わりを告げることになってしまう仕上がりの1着。


まずは毎度のことながら全体のイメージから、そしてそれも今シーズンでは最後を告げることになってしまうということで、こちらでイメージされているのが『終雪』。
もちろん無知な僕は存じ上げない単語だと告げる必要がありますが、その意味は僕でもわかりやすいですね。
その意味は冬の終わりを告げるこの冬の最後の雪となっています。
そんな『終雪』は意味通りの冬の終わりを告げる雪が積もりつつも、それらがだんだんと小さくなる情景が表現されています。
東京に住んでいる身からすると雪になんて出会いたくないという気持ちを告げることになってしまいますが、それでも冬の終わりを告げる時期ともなるとなんだか寂しい気持ちにもなってしまうんですよね。
自分の我儘加減も同時に告げる必要がありそうです。

我儘な僕はさておき、なんと言ってもこちらで特徴的な点がこのもこもこ編み。
このもこもこ編みで表現しているのが単刀直入だと告げるような雪とされています。
雪や雪の結晶あたりはよく表現されていますが、これほど単刀直入に雪らしさを感じられたことはなかった気がしてしまいますが、皆さまはいかがでしょうか。
ご意見を問いかけつつ、このもこもこ編みがなんとも愛らしい、愛らしすぎる。
こうなってはこのもこもこ編みに愛を告げるほかないのかもしれません。
今季もそれぞれ秀逸な情景の落とし込みがなされてはいましたが、落とし込み方云々でなければこのもこもこが最も僕に刺さったと言っても過言ではないんですよね。
とにかく愛らしい。

僕の偏愛ぶりがわかるもこもこ編みは、プレーティング編みよろしく2色の糸を使ったまだら模様とされています。
まだら模様とされることで雪が溶けて地面が顔を出し始めたさまが表された表情に。
いやいや、そんなこと聞いてしまってはもうそれにしか見えないことを告げるほかなくなってしまいますよね。
なるほど、プレーティング編みでなくとも2色の糸でこんな表現ができるのか、と感嘆としてしまいそうです。
とはいえ、あの雪が溶けて地表が見え始めている部分はきたな・・・あまり良い印象は持っていないことを告げる自分がいることも正直なところ。
それでも愛らしすぎるもこもこ編みがそんな印象を一蹴してくれるありがたき存在ではないでしょうか。

そんな情景が落とし込まれたもこもこ編みはペルーのファインアルパカと南米のウールをループ状にしたブークレー糸が使用されています。
ブークレー糸と告げるか、ブークレ糸と告げるか、迷ってしまいますが公式の説明ではブークレー糸とされているので、ここでもブークレー糸とさせていただきますね。
個人的にはブークレ糸をよく耳にすることも告げることにしておこうかと。
どちらでも良いという声が聞こえてきそうなことは気にせずに、もこもこ編みとされているということもあり、一見すると重そうな印象を受けるかもしれませんが、もちろんそんなことはなく軽やかさを持ち合わせた生地感となっています。
極めて軽いことを告げることはできませんが、見た目に反した軽やかさを有していることは間違いないはず。
それでも冬の終わりを告げる時期のうちに楽しんでおきたいずっしりとした佇まいを感じることはできますので、冬のうちに楽しんでいただければ。

また、シルエットとしては他のアイテム同様にアームホールや袖が細めに設定されてはいるものの、ゆとりはありますしブークレー糸によるもこもこ編みも相まって、ぼわんと丸みがあるとも言えるかもしれません。
誇張しすぎるわけではありませんが、程良く誇張してくれるので1着でも物足りなさはまず感じないでしょうね。
そもそもYASHIKIのアイテム1着で物足りなさを感じることなんてないと告げるほかないんですけども。


そして色味としてはMIX-GRAYとBLACKの2色をセレクト。
MIX-GRAYはより雪と地表の対比を告げる表情を感じられそう。
一方のBLACKは冬の終わりを告げるというよりも、もはや冬が終わったことを告げるような表情でしょうか。
どちらにせよ冬の終わりを告げる寂しさは感じさせつつも、愛らしすぎることに異論はない仕上がりかと。


こんなもの僕の愛を告げる以外の選択肢がなくなってしまうのも仕方ないといったところ。
たとえ僕を気持ち悪いと告げる事実があったとしても、そんなことはまるで気にしません。
何せそれぞれの自由ですのでね。
愛らしすぎる。
いつどこで何を告げるべきか考えさせられてしまいそうです。
冬の終わりを告げるようにこの冬の最後の雪や顔を出した地表を表現しつつ、雪の表現が単刀直入であることを告げるようなもこもこ編みが採用されることで、どうしても愛を告げることになってしまうであろうYASHIKIのShusetsu Boucle Knitを是非。
池田
