利く
こんばんは。池田です。
ここ最近は良い天気が続いており、お昼は程良い気温ですね。
夜は寒いですが、このぐらいの気温で晴れていると、秋をしっかり感じられて嬉しい限りです。
気分が良くなりつつ、冬も近いかなと思うと物欲が高まってしまいます。
11月になったら何着か買おうと画策しているので、無くなってしまったらすみません。
そこで物欲に歯止めが利けば良いのですが、何しろ自分で欲しいと思うものしかセレクトしていないので、それが仇にならないように自制しないと、と自戒を込めて。
晴れた気分と物欲が高まる中、本日ご紹介するのはsatouのsotogi coat。
satouからの22AWアイテムはこちらが最後になります。
sotogi coatのベースになっているのはスウェーデン軍のM-59。
そこにデザイナーの祖父が旅行に行く際に着用していたコートをイメージしたデザインになっています。
ここでトレンチコートなどのロング丈アイテムがベースになっていると、祖父感が弱くなりそうですが、M-59がベースでミドル丈程度になっているので、良い塩梅の祖父感を感じられますね。
M-59がベースになっているため、大ぶりのフラップポケットが特徴的です。
これまでもバッグ入らずアイテムをご紹介してきましたが、その中でも1位2位を争うぐらいのサイズ感でしょうか。
ただ大きいだけでなく、中に小さいポケットも完備されています。
迷子になりがちな小さいものも安心の気の利かせよう。
また、襟にはチンストラップが付いているので、スタンドカラーにすることも可能です。
ぴりっと辛めなスタイルにしたい時や、寒さを感じる時なんかには活用したいディテールになっています。
そしてなんと言っても1番の特徴と言っても過言ではない、アクセントの利いたウエストベルト。
sotogi fatigue jktと同様に農作業や工事現場で使用される金剛打組紐が使用されています。
sotogi fatigue jktよりも太くなっているので、よりアクセントを利かせる仕様です。
長さもしっかりとられているので、存在感をしっかり感じさせますね。
絞ることでシルエットを変えられるので、チンストラップ含め変化に富んだ1着に仕上がっていますね。
採用されている生地は尾州で織られている、高い密度でありながらも、柔らかさも兼ね備えています。
また、裏地にはquilting hanten blousonでも使われている麻の葉柄の中綿キルトを使用。
着たり脱いだりする際に、ちらっと見えるキルトが粋な雰囲気を感じさせてくれるはずです。
さらに大ぶりの内ポケットも付いているので、ここでも気を利かせてくれています。
生地はそこまで厚みがあるわけではないので、秋冬のみならず春先にも着れるかと思います。
冬のインナーは寒さをしっかり凌げるものを選んだ方が良さそうですかね。
フロントのボタンもsotogi fatigue jkt同様に「春慶塗」という漆塗りを施したウッドボタンを使用しています。
ボタンだけでも上品さやクラフト感を感じさせる、ブランドらしさの詰まったディテールですね。
留めない時に見える斜めのボタンホールも良しです。
全体のシルエットとしてはゆったりとしており、インナーは選ばずに着られるかと思います。
上述したようにそこまで厚みのある生地感ではないので、厚手のニットなどを着て寒さを凌いでいただければ。
フリースやインナーダウンなども問題なく着れそうです。
丈は膝あたりまでなので、すっきりとした印象でしょうか。
これなら自転車乗れそうなので、僕も安心です。
知らんがなですよね。
そんな細かなディテールでアクセントを利かせて楽しめ、物欲に歯止めが利かなくなりそうなsatouのsotogi coatを是非。
池田