甘く

甘く

こんばんは。池田です。

今日から大阪万博が開幕するみたいですね。
もちろん僕は行けるわけもないので遠い東京からニュースなどで見守るほかないんですけども。
関心がないことはおいておいて。
何はともあれ、多少なりとも批判もあった中でどのような盛り上がりを見せるのかは楽しみですね。
開幕してしまえば批判していた方たちの考えも甘くなって楽しむのだろう、と勝手に予想しています。
それが現実となるのかわかりませんが、それよりも費用対効果がどれだけ高いのかは甘く見てもらえないことが現状と言えるでしょうね。
開催にあたって投じられる巨額が回収できるのか否か。
何も売上が絶対正義ではないにしろ、どれほどの効果が得られたのかは気になるところ。
国民全体としてもそれを甘く捉えることはないでしょうし、閉幕までの動向を注視しておくことにしておきましょうかね。

お祭りごとはついつい考えが甘くなってしまうな、と現実に目を向けようと心掛けている中、何やら雨の日が多くなっていますね。
季節の変わり目だから仕方ない、とは思いつつ、やはり雨に対しては甘く接することはできないもの。
本当に嫌で嫌で仕方ない。
おかげさまで桜も散ってしまいましたしね。
儚い桜の散り具合を尻目に雨に打たれる自転車通勤。
さらに小雨だと甘く見ていたら急な雷雨になったりするので油断禁物です。
今日の帰宅時は雷雨になりませんように。

甘く|SS TEE|INNAT 25SS|えん -en-
 
甘く|SS TEE|INNAT 25SS|えん -en-

雷雨の危機感ほど甘くないものはなかなかないよな、と恐れ慄きながら、本日はINNATのSS TEEのご紹介を。
どうしても接し方が甘くなってしまう存在かと。

甘く|SS TEE|INNAT 25SS|えん -en-

こちらはINNATの春夏の定番として展開しているカットソーです。
定番なだけにINNATをご存知の方にはもはや説明不要かもしれませんが、それにあやからずにしっかりご紹介していきますね。
これまでの『はなし -diary-』と重複することが大半かとは思いますが、そこは甘く受け取っていただければ。

甘く|SS TEE|INNAT 25SS|えん -en-

というわけで、上述したように継続して展開しているカットソーは、シンプルなデザインながらに襟元が特徴的かと思います。
この襟元はヴィンテージのアンダーウェアで見られる畦編みを模したもの。
ヴィンテージの要素をそのまま採用しているなんて甘くないか、と思われるかもしれませんが、この畦編みはブランドオリジナルのものとなっているので甘くなんてありませんよ。

甘く|SS TEE|INNAT 25SS|えん -en-

所謂極めてシンプルなカットソーとは違ってこの首元だけでも違いを如実に感じることができるのではないでしょうか。
首元が甘く広く設定されずに詰まった仕様となっていることも起因しているでしょうかね。
個人的はカットソーに限っては首が詰まったものはあまり好まないのですが、煩わしさを感じさせない詰まり具合なのでそっと寄り添ってくれる存在と言えるのかもしれません。

甘く|SS TEE|INNAT 25SS|えん -en-

それを実現している要素として挙げられるのが接ぎ部分。
肩から首元まで沿った接ぎとされることで畦編みを含めて首にそっと寄り添ってくれています。
あくまで心地良い甘く詰まった程度なので詰まり過ぎが好みではない方も受け入れていただけるかと。

甘く|SS TEE|INNAT 25SS|えん -en-
 
甘く|SS TEE|INNAT 25SS|えん -en-

それ以外の部分としてはシンプルなデザインとされていますが、古着に対する敬意を感じさせる谷さんだけに裾や袖はシングルステッチ仕様とされています。
古着のプリントTなどでもシングルステッチだと抑制が甘くなってしまう僕としては嬉しい要素。
目立つ要素ではないものの、古着好きな方からすると注目せざるを得ない要素と言えるかもしれませんね。

甘く|SS TEE|INNAT 25SS|えん -en-

そこに採用されているのが18/1のスペインピマ⽷の超⻑綿。
これを甘く撚った生地とされており、超長綿故の柔らかさや光沢を感じさせる生地感です。
とはいえ、後述するボタニカルハイブリッド染めが施されているので光沢感はあまり感じられないかもしれませんけども。

甘く|SS TEE|INNAT 25SS|えん -en-

先出ししてしまいましたが、ここに施されているのがボタニカルハイブリッドによる製品染。
これがあってこそのINNATらしさと言えるでしょうね。
ぱきっとした色味ではなく、ほんのりと甘く染め上がったような色味が良い表情をしてくれているかと。

甘く|SS TEE|INNAT 25SS|えん -en-
 
甘く|SS TEE|INNAT 25SS|えん -en-

肝心の色味としてはPinkとInkの2色をセレクト。
Pinkは茜がベースとされており、甘く爽やかな苺のような、とは言いませんが、ほんのりとした表情は今季らしさと言えるかもしれません。
一方のInkは墨汁の染料となっているため、24SSのSumikuroよりも甘く染め上がったように薄めな印象を受けますが、実物を比べることができないので悪しからず。
今季らしさと安定感、選びきれないからこそ物欲の抑制を甘くしてあげて両色ともに手を出しても良いかもしれませんね。

甘く|SS TEE|INNAT 25SS|えん -en-

 

甘く|SS TEE|INNAT 25SS|えん -en-

そしてサイズ感としては緩すぎず細すぎずな程良い設計かと思います。
この柔らかな色味のカットソーで緩過ぎると甘くなり過ぎてしまいそうなのでこれ程の設計が最適かもしれませんね。
主演としてはもちろんのことインナーとしての役もしっかり果たしてくれるかと。

甘く|SS TEE|INNAT 25SS|えん -en-
SS TEE Pink,Ink ¥17,050 (in tax)

考え込み過ぎずにたまには自分に甘くしてあげても良いのかもな、と考えてしまいますね。
首元が甘く詰まった心地良い畦編みやステッチから古着への敬意を感じられ、超長綿を甘く撚った生地のふっくらとした柔らかさを持ち合わせたINNATのSS TEEを是非。

池田

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