
経て
こんばんは。池田です。
今更かもしれませんが、今年は花粉症の症状が出ていないんですよね。
数年前から花粉症の症状が出始めたことを経て、毎年目の痒みを感じたりしていたのですが、今年はわずかながらに目がしょぼしょぼしているように感じる程度に収まってくれています。
これまでもまだ重症とは言えない程度の症状だったので、そこまでの辛さは味わっていなかったんですけども。
重症ではなくとも症状が出ないことは願ったり叶ったり。
それにしても花粉症の発症を経ても何故今年は症状が出なかったのでしょうか。
耐性を得ることができたのか、はたまた発症しやすい花粉の種が少なかったのか、もちろんわかるわけありませんけども。
兎にも角にも、これから症状が出ることなく、来年以降もそうなることに期待しておきます。
何かしらを経て症状が出なかったんだろうな、とあからさまに理由がわかっていない姿を見せる中、昨日も触れましたが絶賛開催中の万博。
どうやらかなりの待ち時間になったみたいですね。
盛況で何よりだな、と思いつつ、並ばない万博宣言を経ているからか批判のようなものも見られたり。
並ぶことは間違いなく予想ができますが、並ばない万博を掲げたことを経ていると考えると嫌気がさしてしまうことも理解できてしまうでしょうか。
僕は夢の国以外で行列に並ぶことは絶対にしたくないと思っているので共感しかないかもしれません。
行かないので関係ないんですけどね。


夢の国の行列の経験を経てもそれ以外の行列は許容できないんだよな、と何があろうとも並ばない意志を見せながら、本日はYASHIKIのFumon Henely Knitのご紹介を。
経ていくことで移り変わる情景を表現した1着。

まずは毎度のことながら全体のイメージから。
こちらでイメージされているのは『風紋』です。
はい、もちろんこの単語は知りませんでした。
ブランドがスタートしてから10年以上経ていても初耳の単語が続々と出てきてしまって、案の定無知ぶりを発揮していますね。
嬉しいような、困ったような。

無知なことは重々承知だとお伝えしたところで、こちらでは風が吹くことを経て砂浜の表情が変わる情景が表現されています。
それを『風紋』と呼ぶみたいですね。
確かにそう言われると漢字がそのままだなと。

その吹いている風を表しているのが身頃脇部分。
ここでは斜線の柄となっており、比較的幅は広めの設定にされているかと思います。
幅が広めということもあり、季節の移ろいを経ている中での強風が表されているのかもしれません。

恐らく春の陽気を経て夏に向かっている時期が表現されているかと思いますが、こちらの世界でもここ最近は風が強いことも多いので想起させやすいな、と思ったり。
それは斜線の柄となっていることも起因しているでしょうか。
幅広さも相まってなかなかの強風具合と捉えておこうかと。

また、ベースとしては鹿の子編みとされていますが、そこに差し込まれているのが肩から走る細い筋柄や梯子を模したような編み柄。
鹿の子編み、筋柄、梯子柄、と編み柄の変化を経ていることで風によって変化する砂浜の表情が表現されています。
なるほど、砂浜だからこそ変化しやすい表情を映し出しているわけですね。

それに鹿の子編みは砂浜の砂を想起させてくれていますし、それを複数の編み柄で表現するなんて、いやはや、相変わらずの秀逸さ。
鹿の子編みで一辺倒に砂を表現することなく、時を経て変化する砂浜の表情の豊かさが表されているのでしょうね。
あくまで僕の捉え方ですけども。


そんな情景が表現されたところに採用されているのがYASHIKIと言えばのプレーティング編み。
耳にたこができるほど書くことを経てしまっていますが、表裏で糸の色味が異なることで深みのある表情に仕上がっています。
特にMIX-GRAYは今季らしさを感じさせる色味となっており、さらにBLACKも単色ではないことによってチャコールのような色味を見て取れるかと。

という編み柄、色味がのせられているのがヘンリーネック。
YASHIKIの春夏では毎シーズン終盤を経て現れる存在としてお馴染み、と思っているのは僕だけでしょうか。
僕だけかもしれませんね。

勝手にお馴染みと思っているヘンリーネック、元々は見向きもしなかったんですよね。
特にカットソーによく見られるヘンリーネックにまるで魅力を感じていなかったところ、YASHIKIのヘンリーネックニットに手を出したことを経てその魅力を実感してしまいました。
もはやヘンリーネックがないとYASHIKIの春夏は語れないとさえ思わせられている自分がいることに驚きを隠せないほどに。
共感していただける方を絶賛募集中です。

そしてサイズ感としてはゆとりを持たせた設計となっています。
これまでの『はなし -diary-』を経てもはや書く必要もないかもしれませんね。
それでも書かないわけにはいかないので毎度書かせていただきますので悪しからず。

加えて、今季多く見られる要素として挙げられるのが裾のスリット。
これまた何度も書くことを経てしまっていますが、そのおかげもあってすっきりとしたシルエットになっているかと思います。
今季のアイテムのご紹介を経てきている中でも見逃せない要素と言えるのかもしれませんね。
変化を経ていくことで増していく魅力があることを気付かせてくれているのかもしれませんね。
鹿の子編み、筋柄、梯子柄、と編み柄の変化を経ていることで、風が吹くことを経て砂浜の表情を変わる情景や、幅が広めな斜線柄で季節の移ろいを経ている中での強風が表現された、時を経ても褪せないであろうYASHIKIのFumon Henely Knitを是非。
池田