讃美|Acid Sweat Shirt "FLOWERS",Over dyed Sweat Shirt "FLOWERS"|Fujimoto 23AW|えん -en-

讃美

こんばんは。池田です。

この3日間の営業を19時までとさせていただいているのですが、怠惰なわけではなく、自宅のお風呂を工事している関係で、スーパー銭湯に行かないといけないんですよね。
そんなこと知らない、なんて言われてしまいそうですが。
それにしても大工さんによる撤去作業が早いのなんの。
初日の撤去作業では、午前中には廃墟のような状態になってしまいました。
あの速さには讃美を送らねばならなそうです。
大工さんに感謝と讃美を。

外にお風呂に入りに行かないといけないのが8月の真夏ではなく、朝晩の気温が少し落ち着いてきた9月で良かったな、ということで、もう9月も中旬に差し掛かりましたね。
毎週の展示会もようやく終わりが見え始め、既に24SSが楽しみになってきてしまって。
どのブランドも讃美を送りたくなるような良いアイテムばかりで、本当にオーダーを考えるのが苦しいです。
あれもこれも、なんてオーダーできるわけではないですし。
何度も書いているかもしれませんが、それが面白さでもあるんですけどね。
もう少し贅沢なオーダーができるように成長して、そうなったら少しだけ自分にも讃美を送ってあげようかと思います。

讃美|Acid Sweat Shirt "FLOWERS",Over dyed Sweat Shirt "FLOWERS"|Fujimoto 23AW|えん -en-

独立して1人で運営していると、誰かに讃美されることなんてないな、なんて少し寂しい気持ちになりつつ、本日はFujimotoのSweat Shirt "FLOWERS"たちのご紹介を。
これは讃美ものですよ。

讃美|Acid Sweat Shirt "FLOWERS",Over dyed Sweat Shirt "FLOWERS"|Fujimoto 23AW|えん -en-

Fujimotoの23AWアイテムのご紹介は初なので、まずはシーズンのテーマから。
今季のテーマは”FLOWERSANDYOU”。
前季とは異なり、小説などからインスピレーションされてはいません。
というのも、制作期間中が新型コロナ蔓延状態だったこともあり、藤本さんの友人、知人が悩みを抱いているなどして、立ち止まってしまう状況だったとのこと。
そういった藤本さんの友人、知人の方たちに向けたコレクションとなっています。

讃美|Acid Sweat Shirt "FLOWERS",Over dyed Sweat Shirt "FLOWERS"|Fujimoto 23AW|えん -en-

ただ、立ち止まってしまっているからと言って、無理に前を向かせるわけではなく、あくまで「そのままで良い、自分らしく」という讃美をメッセージとして送る意味合いです。
そのメッセージを今季は花や翼、火で表現しているというわけですね。
こういった背景を聞かされると、こちらからも讃美を送るほかないですよね。

讃美|Acid Sweat Shirt "FLOWERS",Over dyed Sweat Shirt "FLOWERS"|Fujimoto 23AW|えん -en-

ちなみにLOOKの撮影で火を焚いていますが、こちらは藤本さんの群馬の友人の方に掛け合ってもらって撮影場所を確保したそうです。
公共の場所では火を燃やすことはできないので、私有地だそう。
さらに火を使うということで、地域の消防団の方たちも手伝ってくれたという、なんだかほっこりするようなお話も伺いました。
そうしてあれだけ素敵なLOOKになっているわけですので、Fujimotoのクリエイティブチーム、地域の方々にはもちろん讃美を送らねばです。

讃美|Acid Sweat Shirt "FLOWERS",Over dyed Sweat Shirt "FLOWERS"|Fujimoto 23AW|えん -en-

というわけで、アイテムについて。
シーズンのテーマなどが最も表されているのが、定番として展開しているスウェットですかね。
なんと言ってもグラフィック。

讃美|Acid Sweat Shirt "FLOWERS",Over dyed Sweat Shirt "FLOWERS"|Fujimoto 23AW|えん -en-

まず左胸にはテーマであるFLOWERSANDYOU”のプリント。
背面には花と棘のある茎、蝶がグラフィックに落とし込まれています。
この花に関しては、藤本さんが近所のスーパーで買えるような花を自宅で飾り、そこからデザインされたとのこと。
大袈裟な讃美ではなく、寄り添うような讃美、そんな人柄が感じられるでしょうか。

讃美|Acid Sweat Shirt "FLOWERS",Over dyed Sweat Shirt "FLOWERS"|Fujimoto 23AW|えん -en-

棘のある茎は悩みや葛藤を想起させるかと思います。
そんな中でも、蝶のように自分のペースで、自分らしく、というメッセージが表れているでしょうかね。

讃美|Acid Sweat Shirt "FLOWERS",Over dyed Sweat Shirt "FLOWERS"|Fujimoto 23AW|えん -en-

その上には英語でのメッセージも。
翻訳機能を使って少し意味合いが異なってしまうと良くないので、藤本さんから直接聞いた意味合いをそのまま。
”私たちの人生は、忘れることのない優しい笑い声と、微かな痛みに満ちている。”
ここに藤本さんの人柄や愛を感じてしまうんですよね。
本当にその通り、としか僕には言えません。

讃美|Acid Sweat Shirt "FLOWERS",Over dyed Sweat Shirt "FLOWERS"|Fujimoto 23AW|えん -en-

そんなグラフィックがプリントされたスウェットは、非常にゆったりとしたシルエット。
僕としてはゆったりという表現よりも、だらしないぐらいの、と表現したくなってしまいます。
もちろん良い意味で。
それぐらいの感覚のほうが良い気がしてしまいますが、どうなのでしょうか。
解釈は皆さんにお任せします。

讃美|Acid Sweat Shirt "FLOWERS",Over dyed Sweat Shirt "FLOWERS"|Fujimoto 23AW|えん -en-

基本的には23SSで展開していたスウェットと同様にはなるのですが、裏地がSSではループ地、AWでは裏毛という違いがあります。
そのため縮みには差があり、裏毛のほうが縮みが少し強いため、ややすっきりめ。
実際に比べないとわからない程度ではあるので、ほとんど同じと思っていただいても問題ないかと。

讃美|Acid Sweat Shirt "FLOWERS",Over dyed Sweat Shirt "FLOWERS"|Fujimoto 23AW|えん -en-

色味はBlackとAcidの2色展開。
Blackは製品染めに洗いをかけたフェード感が、相変わらず良い表情を出していますね。
Acidはタイダイ染めとなっており、ここでも悩みや葛藤が反映されているでしょうか。
靄のかかったような曖昧な表情、これまた良い仕上がり。

https://en-setagaya.com/products/over-dyed-sweat-shirt-flowers
Over dyed Sweat Shirt "FLOWERS" Black ¥36,300 (in tax)
 
讃美|Acid Sweat Shirt "FLOWERS",Over dyed Sweat Shirt "FLOWERS"|Fujimoto 23AW|えん -en-
Acid Sweat Shirt "FLOWERS" ¥41,800 (in tax)

誰にでも讃美し合える世の中だったら平和だろうな、なんて願いを抱いてしまいますね。
藤本さんの人柄や愛を感じられ、讃美するしかない仕上がりのFujimotoのSweat Shirt "FLOWERS"たちを是非。

池田

online

Instagram

ブログに戻る
  • いかに|Veiled My Tweed Wrap & Bag|Fujimoto 24AW|えん -en-

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

  • のよう|1-Tack Wide Trousers|SAYATOMO 24AW|えん -en-

    のよう

    より洋服のように。

    のよう

    より洋服のように。

  • 偏|24AW style|山内,KUON,satou,Fujimoto,OPPOSE DUALITY,INNAT,YASHIKI,ULTERIOR,POLYPLOID|えん -en-

    偏屈の偏見と偏愛。

    偏屈の偏見と偏愛。

  • それでも|Akane mohair Cardigan|YASHIKI 24AW|えん -en-

    それでも

    それでも同様に。

    それでも

    それでも同様に。

1 4