直下
こんばんは。池田です。
Instagramではちょこちょこ出してますが、僕が所有している本を少しだけ持ってきています。
アート系、写真集、展覧会の図録・・・どういうのが好きとまではないですし、知識があるわけでもないので、良いなと思ったものを買うようにしてます。
その中から少しずつ持ってきて置いておこうかと。
まだ6冊しか持って来れてないですが、その中に『民藝の100年』の図録があります。
内容を詳しくは説明しませんが、ざっくりと柳宗悦(柳宗理の父)を中心とした民藝運動についての軌跡を追った展覧会です。
民藝品にすごく興味があるわけではありませんが、おこがましく非常に共感できた内容がありました。
画像をどこまで載せて良いのかがわからないので掲載しませんが、民藝運動の中で出版していた『月刊民藝』の創刊号に掲載された「民藝の樹」がひとつ。
これは『えん -en-』の構想をする上で非常に共感した内容ですが、今回の本題からは外れるので、興味ある方は読むなり調べるなりしてみてください。
今回のタイトルに繋がるのが柳宗悦の『直下に見よ』という考えです。
「ちょっか」ではなく、「じきげ」です。
これは”知識で見るのではなく、自分の直感で見ることが大切”という考え。
詳しいわけではないので、ニュアンスとか言葉とか少し違うかもしれないので、そこはご愛嬌でお願いします。
この”直下に見る”ということは僕が何かを見たり、選んだりする時に一番大切にしていることかもしれません。
僕の場合は知識の中に「誰かの意見」とか「知名度」とかも含まれているイメージですかね。
こんな考えでセレクトしているので、皆さまにも”直下”にアイテムを見ていただきたいと思っています。
前置きが長くなってしまいましたが、今回はsatouのtakeシリーズ。
大分県別府市の伝統工芸品の竹細工をベースにしていて、全て職人さんのハンドメイドになっています。
アイテムはネックレス、キーリング、ブローチの3つ。
でしたが、書いている間にネックレスは完売となりました。
佇まいが素敵すぎるというのが展示会での初めまして状態でした。
しかもデザイナーの佐藤さんの地元と聞いて、さらに魅力度が加速。
(余談として姉が大分に住んでいるので、なんとなくシンパシーを感じました。)
そりゃセレクトしますよね。
ただセレクト理由には”伝統工芸”というパワーワードはあまり影響してません。
ただただ”素敵だな〜”と思っただけ、というのが正直なセレクト理由です。
もちろん伝統工芸を使っている点も非常に素敵な要素です。
地域産業の活性化など社会的な貢献にも繋がるとも思われますし。
とはいえ、伝統工芸を前面に出しすぎると、僕は少し重たいなと感じてしまいます。
壊れたらどうしようとか、家に飾っておこうかなとか、そう思ってしまいそうですし。
僕個人としては、ファッションのアイテムとして日常的に使っていただきたいと思っています。
なので、大まかな意味合いとしては近いのかもしれませんが、”伝統工芸品”としてではなく、”民芸品”として持っていただきたい、という感じでしょうか。
ただ僕の考えを書いただけで長くなってしまいすみません。
見た印象として、どれも割とインパクトがあるので付けずらそうと思われるかもしれませんが、付けてみると意外とすんなりと溶け合ってくれると思います。
和テイストの入ったスタイルは合わせやすいと思いますし、和の要素とはかけ離れたスタイルに1点投入するのも面白くなるのではないでしょうか。