ただただ
こんばんは。池田です。
姪っ子と甥っ子の帰省が終わってしまい、日常に戻ってしまいました。
あの賑やかさから一転して、ただただ普通の日常です。
改めてちびっ子の溢れる元気に敵うものはありませんね。
また年末あたりの帰省を楽しみに待ちたいと思います。
そして修理に出していた自転車が戻ってきました。
ビンテージの自転車で、前に乗っていた方が部品を変えていたと思われ、部品がちぐはぐとのこと。
そのため、タイヤ以外の部品交換もしていただきました。
非常に調子が良くなったのですが、修理代が相当な金額に。
普通の自転車が買えるほど。
もしかしたら2台買えるかも、といえるほどの金額でした。
高すぎる、と言いたいところですが、無事に直って、調子も良いので、ただただ感謝するのみ。
無駄な買い物を控えねば、です。
いつも通り、ただただ日常のことから始めつつ、本日は1周年記念として制作いただいたYASHIKIの別注アイテムのご紹介を。
ただただ良い、と勝手に感じている1着。
まずベースになっているのは、同じく本日発売のYonaga Knit Polo。
全体のイメージとしては、夜が非常に長く感じられることを意味する『夜長』。
そのイメージから、“虫の音が響く秋の夜”が落とし込まれています。
見ただけでわかる方もいらっしゃるかもしれませんが、22AWと23SSで展開していたSatoyukiアイテムと同様の毛羽をガス焼きしたスーピマ超長綿を使用しています。
そうすることで光沢感のある上品な生地となり、YASHIKIの中でも最も良い生地感。
というのは、個人的な見解ですので悪しからず。
そんなベースの目づらが揃った光沢感のある天竺編みで静かな秋の夜を表しています。
編みの柄が主張するというよりは、上品な生地感で勝負する、そんなところでしょうか。
品があるとはいえAWアイテムとしては薄いのでは、なんて疑惑も出てきそうですが、そこまで厚みはないものの、しっかりとした生地感ですので、寒い時期でも問題ないかと。
そんなニットポロをベースにして、別注アイテムを制作いただきました。
展示会に行くまでは、何か別注アイテムを作りたい、とぼんやりと考えつつ、作るならSatoyukiのカーディガンかな、なんて考えていましたが、展示会でニットポロを見た瞬間に確定。
YASHIKIのニットポロがただただ好きなので。
自分が好きなものを作らないと何も意味ないですしね。
とはいえ、ただ色味の別注をしても面白くないな、と思い、23AWのテーマである『通学路』と『夜長』を掛け合わせた情景を考えてみました。
その結果、真っ先に思い浮かんだのがこのコバルトブルー。
小学校では学童の帰り道、中学校では放課後のあれやこれやを終えてからの帰り道、など夕方から夜に移り変わる時の空は深みのある青を想起したのが理由です。
それに加えて、個人的にYVES KLEINが好きということもあったり。
そのため、色味はKLEIN BLUEにしています。
ただただ好きなものを詰め込む。
夜ではなくて昼間の快晴では、なんて突っ込みが来そうですが、気にせず。
上述したように光沢感のある非常に上品な生地感のため、深みのあるコバルトブルーがより引き立つ仕上がりになったかなと思っています。
画像だけで見ると派手に見えてしまうかもしれませんが、天竺編みのシンプルな生地感なので、主張もそこまで強すぎないかな、と。
好みは分かれそう、とはもちろん自覚していますけど。
ニットポロと聞くといなたすぎる印象を抱かれがちかと思いますが、YASHIKIが作るニットポロは生地感や色味、シルエットなどのバランスが非常に良いので、むしろ品を感じていただけるかと思います。
僕はYASHIKIのニットポロは何着も持っているほど虜になっているので、もしかしたら共感いただける方もいらっしゃるかな、なんて希望を抱いています。
ただただ僕が好きなものを詰め込んだ別注、ということは重々承知しています。
それでもただただ非常に良い仕上がりになっているかと。
僕はエアコンの温度をしっかり下げて、営業中は毎日着させていただきます。
ただただ調子良し。
ただただ自分の好きなことをやらないと楽しめない、そう改めて認識させてくれますね。
ただただ、だけでは済まないかもしれない、ただただ僕が好きなものを詰め込んだYASHIKIの別注Yonaga Knit Poloを是非。
池田