それでも
こんばんは。池田です。
いよいよ11月に突入しましたね。
今年も残り2ヶ月。
早いのなんのとは思いつつ、それでも2ヶ月も残ってる、と考えていた方が何だか気分が楽になりそうでしょうかね。
どちらにせよ、24AWのデリバリーは既に終了しているので、今揃っているアイテムたちとのんびりと戯れるしかなさそうです。
ブランドによってはかなりアイテムが限られてきているのですが、それでも良いアイテムばかりなので勝手に悩んでしまう次第。
それが実現できないことは目に見えてはいても、それでも妄想ぐらいは、ね。
現実からは目を逸らすことにしようかと。
12月に入っても旅立たなかったとして、それでも手を出すことは許されないか、と自分に問いただす中、発売されたONE PIECEの最新巻。
昨日の帰り道で早速購入し、前巻とともに読みましたが、面白いの一言。
もちろん週刊でも読んでいるので既に見ている内容ではあるのですが、それでも面白いと思わせてくれるので絶大の信頼を寄せてしまいますね。
内容が面白いだけでなく、SBSでも楽しませてくれるなんて言うことなし。
その中でも食料をあげていたのがやはりあの人物だったとは。
本来敵であるにも関わらず、それでも食料を与えてくれたとなると、政府を退くことになるのか、はたまた制裁を加えられてしまうのか。
段々とそれぞれの組織が入り混じってきており、それがまた面白いんですよね。
最新話はまだ少し先にはなりますが、それまでは単行本で楽しむことにしましょうかね。
単行本は読むとして、それでも2週間は待ちきれないよな、とうずうずしてしまいながら、本日はYASHIKIのAkane mohair Cardiganのご紹介です。
いつもと様相は異なれど、それでも秀逸に落とし込まれた仕上がりかと。
まずは全体のイメージから、と言いたいところですが、気分を少し変えて生地からにしてみましょうかね。
なんと言っても、久方ぶりのモヘアが使われていますし。
Instagramの投稿では書きましたが、見逃していなければおそらく17AW以来。
もしかしたら別注などで展開があったかもしれませんが、それでもやはりお久しぶりではないでしょうか。
というモヘア、こちらは希少とされるキッドモヘアが入った糸が使われています。
キッドモヘアというだけあって、光沢を帯びた品のある表情を映し出してくれていますね。
さらに柔らかく、滑らかさのある心地良さをもたらしてくれているかと。
そんなモヘアを贅沢に使ったカーディガン。
ここでイメージされているのは『茜』です。
情景やそれを彩る植物や天候が全体のイメージに設定されることが多い中、色味が設定されるのは珍しいかもしれませんね。
なんて言いながら、忘れているだけかもしれませんが、それでも多くはないことは確かかと。
茜色に輝く情景を映し出されているのが、積もった雪によって青白くそびえ立つ白山です。
やはり雪が積もった山は何とも荘厳ですよね。
緑に茂った山や紅葉した山ももちろん素敵ではありますが、それでも雪の積もった山には敵わない気がしてしまいます。
もしかしたらそれを見れないからこその憧れが作用しているのかもしれませんけども。
話は逸れましたが、そんな中で真冬ということもあり、日が暮れるのが早いのなんの。
この早い日暮れがもたらす夕日を白山が浴びている情景が表されています。
夕日を浴びることで茜色に輝いている様子が表現されているため、『茜』が全体のイメージに設定されているわけですね。
ただ、こちらのカーディガンではほとんどをモヘアで埋め尽くされているため、いつものように編み柄での表現ができない心配を抱いてしまいますが、それでも秀逸に表現してくるのがYASHIKIなのでご安心を。
その夕日を浴びて茜色に輝く白山を表現しているのが起毛したモヘア。
こう言われても最初はぴんとこなかったというのが正直なところ。
ORANGEが完売してしまったこともあり、より一層そう感じてしまうのかもしれません。
ただ、想像を膨らませてみると、それでも腑に落ちることに。
あくまで僕の想像、妄想なのでご了承を。
もちろん色味が茜色なわけではないのですが、夕日によって輝く様子はこの光沢のあるモヘアが表してくれているのではないかと。
このキッドモヘアだからこそ成せる表現だと考えると、非常に秀逸に感じられてこないでしょうか。
そう感じられてこない方が多そうで非常に不安ですが、それでも致し方なし。
また、このモヘアは多くを占めていますが、それでも完全なる全面にというわけではありません。
肩部分を見てみると、起毛させていない編み地が現れます。
ここで表されているのが山肌の陰影。
起毛している部分としていない部分で生地感を対比させて陰影を表現、なるほど、秀逸としか言いようがありませんね。
参った参った。
そんな情景が落とし込まれたカーディガンは、かなりゆとりをもたせたシルエットで仕上げられています。
おそらくこの上から羽織れるアウターはかなり限られてくるかと。
それでもインナーにたっぷり仕込むことができるので、厚手のものを差し込んでいただいたり、幾重にもレイヤードしていただければ、アウターとしての役目を果たしてくれるかと思います。
真冬も問題ない、と言いたいところですが、インナーだけでも寒さを感じないほどのものを選ばないと厳しいかもしれません。
そして、編み自体はもちろん表裏で異なる色味の糸を使うプレーティング編み。
よって深みのあるNAVYとBLACKに仕上がっています。
しれっと上述もしたのですが、ORANGEは早々に完売してしまったため、この2色のみ。
それでも十分すぎるほどの魅力を備えた仕上がり。
NAVYは青白く雪が積もった白山をより感じさせ、一方のBLACKは日が暮れてから来たる夜を感じさせてくれるでしょうか。
どちらも安心安定だからこそ悩ましいですが、それでもどちらを選ぶにせよ後悔することはないでしょうね。
逆境に立たされようと、それでも諦めない姿勢を学ばせられているのかもしれません。
編み柄で多くを表現できない中、それでもモヘアの起毛や小さな編み地で秀逸に表現し、それでも尚YASHIKIらしさを損なわない魅力溢れるAkane mohair Cardiganを是非。
池田